一体どういうこと…?福岡で今気になる「パンを売らない」パンの店【バリはやッ!ZIP!】
人気パン店も数多くあり、“パン熱”が高い福岡。
そんな福岡に、コロナ禍の今年4月にオープンしたお店もあるのです。
そこで今回は、新型コロナウイルスの影響を受けながらも奮闘するニューオープンのパン店を、2020年8月7日(金)に放送されたFBS福岡放送『バリはやッ!ZIP!』より2軒ご紹介します。
店主は人気ブログ『ぱんフレット』の著者・パンチキさん!「ぱんフレット」(福岡市城南区別府)
2020年4月に、福岡市城南区別府にオープンしたお店『ぱんフレット』。
店主は、パンの魅力を伝える人気ブログ『ぱんフレット』の著者・パンチキさんです。
期待値があがりますが、店内に入ると、どこか違和感……。
そう、パンがどこにも見当たらないのです。
一体どういうこと……?
「私がパンを焼いてるわけではないんです。私がおいしいと思うパン屋さんのパンを自分の足で探して持って来て、おいしく食べてもらおうという場所」とパンチキさん。
つまり、このお店は、パンをこよなく愛するパンチキさんが、自信をもってオススメする店で買い集めたパンを、最高な状態で味わえるお店なのです。
例えば、超人気店『一本堂』のプレーンの食パンは、パン本来の甘さを生かした「フレンチトースト」に変身!
砂糖は使わず、牛乳と卵だけ。フワフワ&モチモチに仕上げられています。
さらに、城南区別府の名店『シュガーリーフ』のバゲットは、「煮小豆バゲット」に!
バゲットを縦に切り、まるで煮小豆のためにあいているかのような気泡に落とし込むように小豆と煮汁をかけて、きなこをたっぷり振り、無塩バターをのせたら『煮小豆バゲット』の完成です。
ちなみに、バゲットといえば、“横”に切るイメージが強いですが、“縦”に切って皮を楽しむのが本来のバゲットの食べ方なんだそうですよ。
さらに、いろいろなお店で買ったおすすめパン3~4種類とドリンクをセットにした『おまかせパンセット』は、遠方の店や穴場店のパンも楽しめます。
お客さんとふれあい、パンの魅力を伝えたいという思いから始めた『ぱんフレット』。
現在は、お店のドアを開放し、入り口には消毒液を置くなど新型コロナ対策をとりながら営業中です。
テイクアウトをメインにすることは考えていなかったと言いますが、「テイクアウトメニューを考えなくては」と一生懸命考え、生まれたメニューもあるとのこと。
コロナ禍でも、イートインとテイクアウトの両輪で“パン愛”を伝えていきたいと店主のパンチキさんは意気込んでいます。
もっちもち食感のオリジナルミニ食パンが人気のお店「スリール」(福岡市中央区舞鶴)
続いてご紹介する福岡市中央区・舞鶴にある『スリール』も、2020年4月にオープン。
ズラリと並んだパンはどれもおいしそう!
厳選した小麦粉を使い、香りがたち、もっちり生地に焼き上げたパンがお店の自慢です。
こちらのお店の人気は、曜日ごとに変わる種類豊富なオリジナルミニ食パン。
月・火曜日と、木・金曜日でそれぞれ4品ずつ、全部で8種類の味が楽しめます。
今回は、月・火曜日に楽しめるオリジナルミニ食パンをご紹介!
まずは、ひよこ豆に青えんどう豆など4種類の豆がぎっしりつまった、上品な甘さの『4色豆』(486円)。
それから、甘いオレンジピールとチョコレートを入れ焼き上げた、女性に人気という『オレンジチョコ』(486円)。
そして1番人気は、ブラックペッパーが練りこまれた生地に、ローストした枝豆とチーズがゴロゴロと入った『枝豆チーズ』(486円)。
今年3月まで、百貨店の紳士服売り場のマネージャーだった店主の野間さん。
子育ても終わり、新しいことに挑戦したいと、このお店『スリール』を作りましたが、オープン日は緊急事態宣言の翌日、4月8日だったのです。
「売り上げは、目標よりも7割、6割。ちょっと苦しいところ」と野間さん。
現在は、お客さんの入店を1組ずつにするなどの対策をとりながら営業を続けています。徐々にお客さんも増えているそうで、「1組ずつの案内ですが、足を運んでくれる方がいてうれしい」と話してくれました。
コロナ禍にオープンしながらもこの状況に腹をくくり、とても前向きな店主たち。コロナに負けずにいつまでも続いてほしいお店です。(文/ARNE編集部)
【参考・画像】
※ FBS福岡放送『バリはやッ!ZIP!』(月曜~金曜 朝5時20分~6時30分)
この記事は番組放送時点での情報です。
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