手作りしたら安い&美味しい♡ 意外と簡単「ちりめん山椒」の作り方
こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
初夏のお楽しみ「実山椒」が店頭に並び始めました。
山椒は、ミカン科サンショウ属の落葉低木で、若葉の部分は「木の芽」として日本料理でも親しまれていますよね。
「実山椒」は山椒の生の実で、5~7月頃が旬。鮮やかな緑色と香りが特徴で、ちりめん山椒や佃煮などにしてスーッと抜けるような爽やかな風味とピリッと感が楽しめます。さまざまな食材との相性が良く、魚の煮付けに加えたり、刻んでミンチ肉と炒めたり、スープに加えたりと使い道のバリエーションが豊富なジャパニーズペッパーです。
買ったことがないという人もいるかもしれませんが、この時期に手に入れて保存しておけば一年中手軽に楽しめますよ。
実山椒の下ごしらえ、今年はチャレンジしてみませんか?
実は簡単!「実山椒の下ごしらえ」
実山椒の下ごしらえは、とても簡単。
実山椒に付いている枝と軸を取ります。軸はめんどくさかったらそのままでもいいですが、頑張って取ると口当たりがとてもよくなるのと、愛着がわいてきます。
と言いながら私も集中力アウトで完全に取り切れず……途中であきらめました。
(1)たっぷりのお湯に塩適量と枝と軸をある程度取った実山椒を入れて、6~8分茹で、ざるに上げる。
(2)冷水に入れ、1時間置いてアクを取る。
1粒食べてみて、まだえぐみが残っていたり、辛みがたちすぎていたら、冷水を新しいものに変えてもう少しさらしてください。長く浸けすぎるとせっかくの辛みが抜けてしまいますので、そこはご注意を。
下処理が終わった山椒の実は水気をペーパーで拭きとり、小分けにしてラップで包んで冷凍したり、清潔な瓶に塩と一緒に入れたり、醤油に漬け込んだり、オイル漬けにしたり……といろんな保存方法があります。
私は、ぬか床やちりめん山椒に使いたいので半分は冷凍に、半分は塩漬けにしました。
活用レシピ:「ちりめん山椒」
ホッカホカのごはんにたっぷりのせて頬張る=至福。そのままを日本酒のつまみにする=至福。
そんな至福タイムは下処理済みの山椒さえあれば簡単に出来上がり。あまり甘辛くない味付けです。いい具合のピリッと感と口の中の清涼感がたまりません。
【材料】(作りやすい量)
実山椒(下処理済み)・・・10g
ちりめんじゃこ(小サイズがおすすめ)・・・50g
酒・・・50ml
A薄口しょうゆ・・・小さじ2
Aみりん・・・小さじ2
<作り方>
(1)ちりめんじゃこをフライパンに入れ、ぬるま湯を加え5分置く(塩抜きのため)。
(2)ザルで湯を切り、ちりめんじゃこをフライパンに戻し火にかけ、乾煎りする(表面の水分が軽く飛ぶ程度でOK)。
(3)火を止めて、酒を入れて全体を軽くまぜ、ふたをして5分置く。
(4)実山椒とAを加え、弱火でちりめんじゃこに煮含めるようにして水分を飛ばす。
ちりめんじゃこは塩抜きした後に酒で戻すことで、独特の臭みが取れてすっきりとした味わいになります。材料がシンプルなので、ぜひおいしい調味料やちりめんじゃこを使って作ってみてください。
いかがでしたか? 実山椒、見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。(文/中願寺あゆみ)
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※文・画像/中願寺あゆみ
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