地味だけど…幸せ感高まる味わい!“使い切りにもおすすめ”簡単「大根」レシピ2つ
こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
つやつやで色白の大根と目が合ったら連れて帰りたくなる衝動にかられます。
冬の大根は甘くてみずみずしくて、どんな風に調理しても本当においしいです。ただ、1本買ってしまったけど、どうやって使い切るか問題は発生しますよね……。今回はそんな方のお役に立てれば!な、大根を使った冬レシピをご紹介します。
1:しいたけと鶏のWだしで滋味深い「鶏と根菜のスープ」
見た目は地味だけど、干ししいたけと鶏のうまみに、根菜のおいしさも加わりしみじみおいしい、温まるスープです。
【材料】(2人分)
鶏手羽元・・・4本
干ししいたけ・・・3枚
大根・・・150g
ごぼう・・・1本
A醤油・・・小さじ1
A酒・・・大さじ1
A塩・・・小さじ1
ごま油・・・大さじ1/2
白こしょう・・・少々
<作り方>
(1)干ししいたけは500mlのぬるま湯(分量外)につけて30分戻す(前日から水につけておいても)。戻した干ししいたけは石づきを取り、薄切りにする。大根はいちょう切り(皮はそのままでOK)、ごぼうは乱切りにする。手羽元は骨に沿ってキッチンばさみを入れて切り、骨がしっかり見えるように開く。
(2)フライパンにごま油をひき、手羽元とごぼうを焼き付ける。
(3)表面の所々に焼き色が付き、ごぼうの香りが立ったら、大根、しいたけを加えてさっと炒める。
(4)しいたけの戻し汁とAを加えて、ふたを少しずらした状態で20分煮る。途中あくをすくう。
(5)塩(分量外)と白こしょうで味をととのえる。
鶏肉は骨からもだしが出るので手羽元を使用しています。もちろんなければもも肉でもOKです。冷蔵庫に残っている半端なお野菜を加えても◎。
器は、最近では100円ショップでも見かけるようになった韓国の土鍋「トッペギ」。保温性が高いので、冬の寒い時期におすすめです。個人的にはQOL(=生活の質)の上がるお鍋だな~を痛感しておりますので、気になる方はぜひ。韓国料理はもちろん、シチューやポトフなど温かく食べたいお料理に大活躍です。
2:味付けも簡単!「ほうれん草と鬼おろしの豚のみぞれ和え」
粗くおろした大根に、寒さで甘さが増したほうれん草を合わせて、味付けは麺つゆで簡単に。
豚肉を加えることで、おつまみにもなりますよ。
【材料】(2人分)
豚薄切り肉(肩ロース、こま切れなどでOK)・・・80g
ほうれん草・・・1/2袋
大根・・・100g
麺つゆ(2倍濃縮)・・・大さじ2
白ごま・・・少々
<作り方>
(1)ほうれん草はゆでて冷水にとり、水分をしっかりと絞って、3cm幅に切る。鬼おろしで大根をおろす(なければ普通のおろし器でも大丈夫です)。
(2)小鍋に酒少々(分量外)を加えた湯(分量外)を沸かし、沸騰したら火を止めて豚肉を入れて火を通す。その後、豚肉を1cm幅に切る。
(3)ボウルにほうれん草をほぐし入れ、大根、豚肉を加え、麺つゆで和える。器に盛り、白ごまをかける。
鬼おろしは粗くすり下ろせるので水分が出にくく、サラダ感覚で食べられます。鍋のときにも薬味としてではなく、具としてたくさん食べられるのでおすすめです。個人的には、こちらもQOLが上がるキッチングッズだなーと思っています。
普通の大根おろしで作る場合は、出た水気を軽く絞って加えてくださいね。
冬の野菜は、寒さで凍ることがないように糖を蓄えるため、一段と甘くておいしくなるそうです。田舎育ちの私は、霜がびっしりおりた畑を見ては野菜ってすごいなっていつも思ってました!
サラダやお漬物、大根おろしなど生のままで食感やみずみずしさを楽しんだり、煮物や炒め物などでジュワッとあふれる味わいを楽しんだり。いろいろな調理法で使い切りましょう。(文/中願寺あゆみ)
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※文・画像/中願寺あゆみ
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