料理上手感ハンパなし!“コレ覚えたら一生使える”体が喜ぶあったかレシピ2品
あけましておめでとうございます。料理家の中願寺あゆみです。
さて年末年始のおいしいもの祭りで、胃腸にやさしい食べ物を欲している今日この頃。みなさんはいかがですか?
今回は、胃腸にやさしい、ほっこりあったかレシピをご紹介します。
1:厚削りのかつお節でだしを取る「大根炊いたん」
下の写真のような厚めに切り出したかつお節で、香りも味も濃いかつおだしを取り、大根を炊きます。麺つゆや、お味噌汁にもおすすめの濃いめのおだしです。部屋の中にかつおのいい香りが漂って幸せな時間になります。
それにしても大根の煮物って飲み物?ってくらい、すぐになくなってしまいますよね。
一気に炊いてストックしておけば、忙しい日に重宝します。
■かつおだし
【材料】(出来上がり800ml)
水・・・1000ml
厚削り節・・・40g
<作り方>
(1)鍋に材料を入れ火にかける。沸騰はさせずに、小さな水の泡がぷくぷくしている状態を保ち、アクが出たら取る。10分程度煮出す。
(2)火を止めて5分そのまま置く。
(3)ざるにキッチンペーパーを敷き、濾す。
■大根炊いたん
【材料】(作りやすい量)
大根 ・・・1/2本(約500g)
かつおだし・・・500ml
薄口醤油・・・大さじ1/2
みりん・・・大さじ1
米・・・大さじ1
塩・・・小さじ1/2
<作り方>
(1)大根は幅3cmの輪切りにして(6個程度)、厚めに皮をむく。
(2)大きめの鍋に、大根とかぶるくらいの水(分量外)と生米を入れ中火にかけ、煮立ったら弱めの中火にする。60分ゆでる。※米のとぎ汁があれば、生米を入れる代わりにそれを使ってください。
(3)ざるに上げ、1切れずつよく洗ってぬめりを取る。大根を洗った鍋に戻し、かつおだし、薄口醤油とみりん、塩を加えて弱めの中火にし、10分ほど煮る。
(4)粗熱が取れたら容器に汁ごと入れ、冷蔵庫で保存する。
都度温めて、そのままはもちろん、上の写真のようにとろろ昆布やかつお節をのせて食べるのもおいしいですよ。
大根の皮はもったいないので取っておいて、納豆と混ぜて食べるのがお気に入り。みじん切りにして混ぜ込めば、ポリポリとした食感がクセになります。お味噌汁の具材にしても◎。
2:だしの旨みが五臓六腑に染みわたる!「干し貝柱の中華がゆ」
先日、台湾土産でいただいた干し貝柱を、ほっこり温まるおかゆにしました。
ホタテ貝には、肝機能を応援してくれるタウリンも含まれています(※1)。暴飲暴食に疲れた身体に染みますね~。
干し貝柱の戻し汁で生米を煮るので、おかゆの一粒一粒に旨みが凝縮。こちらも炊いてる時間はお部屋の中にいい香りが漂って幸せですよ。
【材料】(2人分)
米・・・75g(1/2合)
干し貝柱・・・30g
水・・・700ml
Aザーサイ・・・適量
A青ねぎ(小口切り)・・・適量
Aごま油・・・適量
塩・・・少々
<作り方>
(1)米を洗い、水と干し貝柱と一緒に鍋に入れて1時間浸水する。
(2)干し貝柱を手でほぐす。
(3)鍋を中火にかけ、沸騰したら底から混ぜ合わせ、弱火にしてふたを少し開けた状態で30分煮込む(水気が少なくなったら足す)。
(4)火を消し、Aのトッピングなどをお好みで合わせながら食べる。味を濃くしたければ塩を加える。
水加減は、米1:水7~米1:水10くらいで調整してください。
トッピングはお好みで大丈夫ですが、ザーサイはぜひ! ごま、のり、大葉、しょうがなどの薬味もおすすめ。
また、1月7日「人日の節句」には七草を加えても。七草はよく洗い、分量外の塩少々を加えたたっぷりの湯でサッとゆでて冷水にとり、水気を切って細かく刻んでおき、おかゆの火を消す前に加えるといいですよ。
しみじみおいしい2品です。ぜひ作ってみてくださいね。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。(※1)食品成分データベース(文部科学省)
※文・画像/中願寺あゆみ
(※1)食品成分データベース(文部科学省)
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