醤油や白だしの代わりに!技アリな隠し味になる“魔法の調味料”レシピ2品
こんにちは、料理家の中願寺あゆみです。
タイの代表的な調味料である、魚醤『ナンプラー』。近年は日本でも市民権を得ているのではないでしょうか。とはいえ、特定のレシピ以外での使い方が分からないという声も多数。
今回はそんなナンプラーを気軽に使ってほしいという思いを込めて、活用レシピを2つご紹介します。
1:あれば助かる味付きたまご「ナンプラー味玉」
味玉ってあると便利だけど、味付けが一辺倒になりがち。そんなあなたにおすすめのナンプラー味のたまごです。
お好きな方は、上に刻みパクチーをどっさりのせても◎。ホームパーティーの箸休めや前菜としても活躍します。
【材料】(作りやすい量)
卵・・・5個
Aナンプラー・・・大さじ1.5
A砂糖・・・小さじ1
Aみりん・・・大さじ2
A水・・・100ml
ブラックペッパー・・・適量
ごま油・・・適量
酢・・・大さじ1
<作り方>
(1)鍋に卵がかぶるくらいのお湯を沸かし、酢を加える。卵をゆっくり鍋に入れ、8分30秒ゆでる。氷水に取り、殻をむく。※酢を加えることで殻がむきやすくなる。
(2)Aを耐熱容器に入れ電子レンジ600Wで1分加熱する。※吹きこぼれる可能性があるので大きめの容器で。
(3)チャック付き保存袋に卵と粗熱を取った(2)を加え、空気を抜き、冷蔵庫で半日以上漬ける。
(4)食べるときにブラックペッパーを振り、ごま油をたらす。
5日くらい日持ちします。日が経つにつれて黄身の状態がねっとりしていくのもおいしく、楽しいです(写真は3日目)。今回は柔らかすぎない半熟を目指しましたが、黄身の加減はお好みでどうぞ。
2:白菜の大量消費にもピッタリ「鶏ミンチと白菜の柚子蒸し煮」
ほのかな柚子の酸味とナンプラーでだしいらず。大量の白菜もあっという間になくなってしまいます。
【材料】(2人分)
白菜・・・1/3玉(350g)
鶏ももミンチ・・・120g
Aゆずのしぼり汁・・・大さじ1/2
Aナンプラー・・・大さじ1
A水・・・大さじ2
塩・・・少々
ゆずの皮・・・適量
<作り方>
(1)白菜は2cm幅にざく切りにする。ゆずは皮をむき、果汁を絞る。
(2)鍋に白菜を半分入れ、上に鶏ミンチを全体に広げて(かたまりになるような感じで)、その上に残りの白菜をのせる。Aを加え、ふたをして火にかける。
(3)沸騰してきたら弱火にして、10分程度蒸し煮にする。白菜がしんなりしたら塩で味をととのえて火を止める。
(4)器に盛り、みじん切りにしたゆずの皮を散らす。
小魚の内臓を取り除かず、まるごとをたっぷりの塩で漬け込んで発酵させた『ナンプラー』。栄養価が高く、うま味成分のアミノ酸が豊富に含まれています。
エスニックにしか使わないなんてもったいない! 白だしのようなイメージで、和食に使ったり隠し味にするのも大アリですよ。
塩気が醤油の1.5倍くらいあるので、そこを頭に入れて、使用するときは気持ち少なめからスタートしてみてください。醤油大さじ1を置き換える場合は、ナンプラーは小さじ2のイメージです。
怖がらずに、いろんな料理で使ってみましょう!(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/中願寺あゆみ
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