ほんのひと手間で秋鮭ときのこの旨味が倍増!ご飯もお酒も進む絶品レシピ2品
こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
おいしいものがたくさんの「食欲の秋」。
今は年間を通じて食べられる食材も増えましたが、旬のものであるほどおいしいのはもちろん、栄養価も高いです。
積極的に取り入れて、これから始まる寒い季節に備えたいですね。
今回は、旬を迎える「秋の味覚」が主役のレシピご紹介します。
1:しっかりめの味が白ごはんを誘う「秋鮭のはちみつ醤油漬け」
秋の食材で、ぱっと思いつく「秋鮭」。比較的脂が少なめで身があっさりしているので、漬け込みにしました。
白ごはんはもちろん、日本酒にもとっても合います。スーパーで鮭が安くなっていたら、ぜひ作ってみてくださいね。
【材料】(2人分)
生鮭・・・2切れ
しめじ・・・適量
酒・・・大さじ2
A醤油・・・大さじ1.5
Aはちみつ・・・大さじ1
A酒・・・大さじ1/2
<作り方>
(1)生鮭に酒を振って5分ほど置き、ペーパーでふき取る。
(2)Aをポリ袋に入れて混ぜ合わせ、鮭を漬け込む。空気を抜いて袋を縛り、冷蔵庫で1~3日漬け込む。
(3)(2)の汁気をペーパーで軽く拭き、魚焼きグリルに入れて、しめじに塩(分量外)をして一緒に焼く。
少ない漬けダレでもしっかり漬かりますよ。個人的には3日くらい漬けたものが好みです。皮が焦げやすいので、刷毛などで表面に薄く油を塗ってグリルするのがおすすめ。3日以上になる場合は、ラップに包んで冷凍してもOKです。
魚焼きグリルを使えば、付け合わせも一緒に焼けるのが便利。きのこのほかに、れんこんなどもよく合いますよ。
2:あると便利な「焼ききのこ」
秋と言えばこちらも外せない「きのこ」。いろんな種類のきのこをミックスして魚焼きグリルやトースターで焼くだけで、香ばしくてコリっとした食感の常備菜に。
【材料】(作りやすい量)
しめじ・まいたけ・しいたけ・エリンギなどのミックス・・・300g
塩・・・適量
<作り方>
(1)きのこは石づきを取り、食べやすい大きさに切ったりほぐしたりする。
(2)魚焼きグリルにアルミホイルを敷き、その上にきのこを広げて軽く塩をする。
(3)中火にかけ、途中天地を返したりしながらじっくり焼く。
(4)ある程度水分が抜けて、表面の所々がカリッと香ばしく焼けたら火を消す。
300gのきのこを一気にグリルにかけられないと思うので、数回に分けて焼いてくださいね。
粗熱が取れたら保存容器に入れて、冷蔵庫でストックすることも可能です。
熱々をオイルで和えて柑橘を絞ったり、大根おろしと和えたり、焼き魚の付け合わせに添えたり、サラダの上にトッピングしたり、パスタの具材にしたり。あると便利です。
3:ついつい手が伸びる「焼ききのことブロッコリーのマスタードマリネ」
上述の「焼ききのこ」を使ったアレンジレシピ。きのこのコリっとした食感と、固めにゆでたブロッコリーの食感が◎。ついつい手が伸びちゃう一品です。
酸味がいい箸休めになるので、がっつり塊で焼いたお肉の付け合わせや、お弁当の隙間にもおすすめ。
【材料】(2人分)
焼ききのこ・・・30g
ブロッコリー・・・100g
塩・・・適量
A粒マスタード・・・小さじ1
A白ワインビネガー・・・小さじ2
A砂糖・・・ふたつまみ
Aオリーブオイル・・・大さじ1/2
Aにんにく(すりおろし)・・・少々
Aコンソメ(顆粒)・・・一つまみ
ブラックペッパー・・・適量
<作り方>
(1)ブロッコリーは小房に分けて、塩を加えた熱湯でゆでる。ざるにあげ、しっかりと水気を切り、粗熱をとる。
(2)(1)と焼ききのこをボウルに加えて、Aでマリネする。
(3)塩で味をととのえる。仕上げにブラックペッパーを振る。
今回は、プチプチのパラっとしたタイプのマスタードを使いましたが、あらびきを使う場合は白ワインビネガーとオリーブオイルで伸ばしてマリネすると◎。
ブロッコリーはマリネしてしばらく置くと色味が悪くなるので、食べる直前に作るのがおすすめです。
ぜひみなさんの食卓にも、「秋の味覚」をたくさん登場させてくださいね。今回のレシピを参考にしてもらえたら、うれしいです。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/中願寺あゆみ
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