“エンドレス白米”の危険な旨さ！とっておき「ごはんのお供レシピ」2品【新米の美味しい炊き方も】
こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
先日、福岡市内で行われたお米のイベントにて、お料理教室を担当させていただきました。酢飯を用いたレッスンで、五ツ星お米マイスターの方（福岡市には現在2名しかいらっしゃらないんだとか！）に、酢飯に合うお米を選んでいただきました。
普通の白米で酢飯を作ると、どうしても粘りが出てべちゃっとしてしまうのですが、そのお米を使うと粘りもなくしゃもじの切れも最高でした。お米でこんなにも違うものなんだな～と大変勉強になりました。
今回はせっかくの新米の時期なので、ごはんをさらにおいしくするおかずをご紹介します。お米マイスターの方に聞いた、新米のおいしい炊き方もお伝えしますね。
1：食感がクセになる茨城の郷土料理「そぼろ納豆」
以前テレビで見かけて、「なんかこれおいしそうだな～」と思い、自分で適当に作ってみたところ、とてもおいしく仕上がりました。
茨城の郷土料理としての本当の作り方とは少し違うようですが、家庭で作るにはこれで十分！
大根のポリポリした食感と、納豆のねばっと感。歯ごたえとやわらかさが同居して、ついつい食べちゃう、そんなごはんのお供です。
切り干し大根が入ることで、よく噛む効果も。
画像：中願寺あゆみ
歯ごたえがある、少し厚めの「割り干し大根」（写真参照）を使うのがおすすめですが、なければ普通の切り干し大根でもおいしいですよ。
画像：中願寺あゆみ
【材料】（2人分）
割り干し大根（もしくは普通の切り干し大根）乾燥・・・20g
納豆・・・2パック
A酒・・・大さじ1
A醤油・・・大さじ1
Aみりん・・・大さじ1
A塩・・・一つまみ
＜作り方＞
（1）割り干し大根はさっと水で洗ってぬるま湯につけ、5分ほど戻す。※この戻し汁は栄養も味も抜群にいいので、お味噌汁や煮物のだしに使ってください。
（2）水気を絞った割り干し大根を食べやすい大きさに切り（納豆となじむサイズに）、フライパンに入れて火にかける。
（3）（2）にAを加え、焦げないように気を付けながら弱火で炒め、汁気を割り干し大根に吸わせる。
（4）ボウルに納豆と付属のたれ（1個分）を入れよく混ぜ、（3）も加え混ぜ合わせる。
作ってすぐ食べるのもいいですが、しばらく置いたほうが割り干し大根と納豆の味がなじんでおいしいです。
大根のポリポリした食感と、納豆のねばっと感。歯ごたえとやわらかさが同居して、ついつい食べちゃう、そんなごはんのお供です。
2：和えて出来上がり！ご飯が進む「砂肝のキムチ」
材料を和えたら出来上がりの即席キムチです。
キムチのヤンニョム（和えダレ）と砂肝の歯ごたえが、めっちゃくちゃ合います。白ごはんにのせて食べたらエンドレスに行けそうな危険なお味です。4日くらいで食べ切ってくださいね。
画像：中願寺あゆみ
【材料】（2人分）
砂肝・・・100g
青ねぎ、ニラ・・・あわせて30g
Aにんにく（すりおろし）・・・小さじ1/4
Aしょうが（すりおろし）・・・小さじ1/2
A砂糖・・・小さじ1
Aはちみつ・・・大さじ1/2
A粗びき韓国唐辛子（甘口がおすすめ）・・・大さじ2
Aナンプラー・・・小さじ1
ごま油・・・適量
白ごま・・・適量
＜作り方＞
（1）砂肝はきれいに洗い、ペーパーで水分をふき取る。2つ対になった中央のくぼんだ部分に縦に包丁を入れ、半分に切る。つなぎ目の白い部分を包丁で取り除く。それぞれを3～4等分に切る。
（2）ボウルにAをしっかりと混ぜ合わせておく。青ねぎとニラは3cm幅に切り、同じボウルに入れる。
（3）鍋に熱湯を準備して、砂肝を3分ほどゆでる。ざるにあげ湯をしっかりと切り、熱いうちに（2）に加えて和える。
（4）器に盛り、食べる直前に、ごま油を垂らし白ごまを振る。
出来立てもおいしいですが、しばらくなじませて食べるのもおすすめ。私は1日置いてから食べ始めます。
韓国のニラは日本のものよりも細くて長さが短いものが多いです（これがとってもおいしい！）。最近、似たような細いニラを直産コーナーや、道の駅などで見かけますので、見かけたらぜひ使ってみてください。今回は青ねぎとニラをW使いしましたが、どちらかでも大丈夫です。
新米のおいしい炊き方「まずは、普通の水加減で炊くべし」
お米マイスターの方にいろいろお米の説明を聞いていると、福岡県産米の中でも知らない品種もたくさんあって、あれもこれも食べてみたくなりました。今回は糸島産のもっちりとしたおいしさ、『ミルキークイーン』の新米を炊いてみました。
画像：中願寺あゆみ
「新米は水分が多いので、少し水を少なめにして炊くとよい」と聞いたことはありませんか？
お米マイスターの方によると、まずは普通の水加減で炊いてみて、そのお米の具合を確かめてから、次炊くときから好みで水を加減するのがおすすめとのこと。
確かに。ご家庭によっても、少しかためが好きだったりやわらかめが好きだったりって、ありますもんね。
お米がおいしくて、ついつい食べ過ぎてしまいますが、せっかくの秋の恵み、おいしくいただいちゃいましょう！（文／中願寺あゆみ）
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像／中願寺あゆみ
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