簡単なのに格別の美味しさ! “一度覚えたら一生役立つ”手作り「麺つゆ」&活用レシピ
こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
急に気温が上がったり、蒸してきたりと、冷たい麺類を欲す時期になってきました。
市販の麺つゆもおいしくて便利ですが、たまには自分で作ってみませんか?
簡単で、いろんな旨みの詰まった「つゆレシピ」をご紹介します。
手作りすればとってもおいしい「おばあちゃんのつゆレシピ」
子どものころ、麺つゆを炊いている台所の香りが大好きでした。お出汁と醤油の香りって、なんとも食欲をそそりますよね。
今回ご紹介するのは、祖母から母へと受け継がれてきた私の実家の味。母に聞いてみると、ざっくりフィーリングで作っている風だったので、レシピ化してみました。
干しエビを入れるのが旨みアップの秘訣。ストレートタイプの麺つゆです。
【材料】(作りやすい量:出来上がり目安800ml・4人分程度)
水・・・600ml
かつお節・・・10g
A昆布・・・5×10cm
A干ししいたけ・・・中2個
A干しエビ・・・小さじ1
B醤油・・・100ml
Bみりん・・・100ml
B砂糖・・・適量
<作り方>
(1)鍋に水とAを入れて、干ししいたけがしっかり戻るまで置く(気温が高いときは冷蔵庫に入れる)。
(2)(1)を火にかけ沸騰寸前になったらかつお節を入れ、あくが出てきたらすくいながら沸騰しない火加減で7分ほど煮る。
(3)Bを加え、2分ほど煮てアルコールを飛ばす。火からおろしてそのまま粗熱をとる。
(4)ざるにキッチンペーパーを敷いて濾す(コーヒーメーカーとフィルターを使うのもおすすめ)。冷蔵庫で保管する。
冷蔵庫で保存し、6日程度で使い切ってください。
そうめんのときはそのままストレートで、お蕎麦やうどんなど、もう少し味を濃くしたい場合は、お醤油を加えて調整してくださいね。甘みはみりんによっても変わってきますので、砂糖を加えて好みに加減してください。
干しエビはスーパーの中華食材コーナーなどで売っている、このタイプがおすすめです。
干ししいたけは具材としても食べられるので、薄切りにして使ってください。昆布は刻んで、ほかの出汁ガラと一緒にご飯の上にのっけて食べても◎。
「瓦そば」を手作りつゆでいただきます
なぜかたまに無性に食べたくなるんですよね、「瓦そば」って。
瓦で焼くとか、よく思いついたよね~と思いますが、溶岩プレートみたいで意外に良さそう。西南戦争の時に西郷隆盛率いる軍の兵士たちが、瓦で野菜や肉を焼いて食べたのが始まりみたいな話を聞いて、緊迫した戦中だったかもしれませんが、なんか楽しそうでいいな~と思ってしまった私なのでした。
今回は瓦ではなく(笑)、鉄のフライパンを使いました。普通のフライパンや、ホットプレートでもおいしくできますよ。
【瓦そば】のざっくりとした材料
茶そば・・・1束
麺つゆ・・・適量
砂糖と醤油で甘めに炒めた牛肉・・・適量
鬼おろしでおろした大根・・・適量
甘めの錦糸卵・・・卵1個分
レモンスライス・・・1枚
小ねぎ・・・適量
だしを取ったときの干ししいたけ・・・適量
茶そばは少し固めにゆでてしっかりと水気を取り、STAUBの20センチのグリルパンをちんちんに熱して多めの油をひいて焼きました。
お店で食べると甘めのつゆが多いですが、私は食べ飽きないように麺つゆに醤油を追加して辛めに。一方、具材を甘めの味付けにしています。
つゆは温めて、途中でレモンを絞って味変しながらどうぞ。刻みのりをかけようと思って、ちゃんとテーブルの上に準備していたのに、忘れてました(笑)。こちらもお好みで加えてくださいね。
意外と簡単にできちゃう「麺つゆ」。これからの季節は、夏野菜を素揚げして浸して食べるのもおすすめ。ぜひ一度作ってみてくださいね。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/中願寺あゆみ
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