新たま・新じゃががあったら作って! “おもてなしにも◎”シンプル調理の簡単オシャレなレシピ2品
こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
時折襲ってくる激しいくしゃみに「絶対に花粉症じゃない」と自己暗示をかけながら、多分ギリギリのところを行ったり来たりしているのではないかと思っている今日この頃。
本物の花粉症の方にとっては、もう、どうにもこうにもしんどいらしいですが、桜が咲いたり、暖かくなったり、おいしいものが増えてきたりとうれしいこともたくさん。
今回は、鍋に入れて煮込むだけ、ゆでて混ぜるだけのカンタン調理で楽しむ春野菜レシピをご紹介します。シンプルな調理なので失敗知らずですよ。
1:新じゃがと新たまたっぷりの「新たまとタコのポテトサラダ」
コントラストだけでも食欲がわいてきそうなサラダ。ワインのおつまみにもおすすめです。ボリュームを出したいときはマカロニを加えても◎。
【材料】(2~3人分)
新じゃがいも・・・1個(120g)
タコ(ボイル済み生食用)・・・60g
新たまねぎ・・・1個(小)
酢・・・小さじ2
A塩コショウ・・・適量
A砂糖・・・2つまみ
マヨネーズ・・・大さじ2
粒マスタード・・・小さじ1
ブラックペッパー・・・適量
パセリ・・・少々
<作り方>
(1)タコは1センチ角に切り、酢でマリネする。たまねぎは薄切りにしてバットに広げ、10分以上置く。パセリはみじん切りにする。
(2)じゃがいもはたわしなどで表面をきれいに洗い、4等分に切って皮付きのままゆでる。ゆであがったら皮を取り除き、空にした鍋に戻し、火にかけて表面の水分を飛ばす。マッシャーで粗く潰す。
(3)じゃがいもが熱いうちにAで下味をつける。
(4)(3)の粗熱が取れたら、タコ、たまねぎ、マヨネーズ、粒マスタードを加えて、さっくりと和える。
(5) お皿に盛り、パセリとブラックペッパーを散らす。
粒マスタードは家にあったらぜひ加えてください。味がまとまります。タコって意外とレパートリーが少ないって方も多いと思いますが、ポテトサラダにもとっても合いますよ。処理済みのものを買えば切って混ぜるだけ!
2:ほったらかしで完成!クミン香る「スパイス塩肉じゃが」
クミンの香りを加えてモロッコの煮込み料理をイメージ。味付けは「塩」のみだけど、豚肉のうまみを吸った、ねっとりとしたメークインの新じゃががたまらないごちそうです。
【材料】(2~3人分)
新じゃがいも(小粒メークイン)・・・200g
にんじん・・・1本
スペアリブ・・・300g
A水・・・300ml
A塩・・・小さじ1/2
クミンシード・・・小さじ1
にんにく・・・1片
ブラックペッパー・・・適量
サラダ油・・・適量
パクチー・・・適量
<作り方>
(1)スペアリブに重量の2%の塩(分量外)と、ブラックペッパーをもみこみ、常温に戻しておく。じゃがいもは皮のまま、たわしで表面の泥などを洗い落として水気を拭き、フォークで4~5か所穴をあける。にんじんは皮をむき、大きめの乱切りにする。にんにくは包丁の腹でつぶし、皮をむく。
(2)鍋にサラダ油、にんにくを入れて熱し、スペアリブの表面に焼き色を付け、じゃがいも、にんじん、クミンシードを入れて全体に油が回るように炒める。豚肉の油が多く出ているようであればここでペーパーで取り除く。
(3)(2)にAを加えてふたをし、コトコトと30分煮込む。途中水分が少なくなったら足す。
(4)皿に盛り、ブラックペッパー、刻んだパクチーを散らす。
食べるときはじゃがいもをつぶして煮汁を吸わせながらどうぞ。クスクスやバゲットを横に添えても◎。
みずみずしく、野菜のおいしい季節。食卓にもどんどん登場させて、春を楽しみましょうね。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/中願寺あゆみ
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