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事前の準備で当日らくちん!ホームパーティーに使える簡単おつまみレシピ

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こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。

年が明けて2か月以上過ぎているにもかかわらず、新年会という名目でホームパーティーが続いています。

ホームパーティーって、あれもこれもと気負ってしまって、なんか疲れちゃうという方も多いのでは?

わが家にも、年間通じてたくさんの友人が遊びに来てくれますが、一緒に座って飲みたいし、喋りたいので、「疲れないおもてなし」をするために、事前に仕込んでおいてすぐ出せるものを準備していることが多いです。

そこで今回は、前日に仕込んでおけるホームパーティーで使えるレシピをご紹介します。

1:昆布に包むだけでこんなにおいしい「こぶ締め鯛のカルパッチョ」

前日に仕込んで当日は切るだけ。昆布の旨みが白身にじんわり伝わって、上品な味わいに。オリーブオイルがよく合います。

鯛のこぶ締め

画像:中願寺あゆみ

【材料】(2~3人分)
鯛(柵)・・・250g
昆布(15cm)・・・2枚
青ねぎ・・・適量
塩・・・適量
酒・・・適量
オリーブオイル・・・適量
出汁醤油・・・少々
ブラックペッパー・・・少々

<作り方>

(1)鯛に塩(全体の量の1%)を振り、10分程度置く。出てきた水分をペーパーでしっかりととる。

(2)ペーパーに酒を浸し、昆布の表面をふき取る。

(3)昆布の上に鯛をのせ、もう1枚の昆布ではさみ、ラップで空気を抜くように包む。半日~1日冷蔵庫で寝かせる。

(4)昆布を外し、鯛を薄切りにして皿に盛る。

(5)小口切りにしたねぎを散らし、オリーブオイル、ブラックペッパーをかける。味が薄ければ出汁醤油を少し垂らしても◎。

昆布ではさむだけでこんなにおいしくなるんだったら、もっとはさんでおこう……と思って、1日以上寝かせたくなりますが、寝かせすぎは禁物! 1日たったら昆布は外して、ラップで包んで保管しましょう。

使った昆布は水で表面を洗い、お味噌汁のだしとして再利用しても◎。ホームパーティーのときは(4)まで準備しておき、ゲストがいらっしゃったら(5)をしてテーブルへどうぞ。

2:箸休めにもピッタリな白菜の中華風甘酢漬け「ラーパーツァイ」

少しピリッっとした辛さに、甘酸っぱさ。もりもり食べられちゃう中華の即席漬物です。

今回は、道の駅で見つけた、黄色い葉っぱがとてもおいしそうな白菜「オレンジクイン」を使いました。

白菜

画像:中願寺あゆみ

【材料】(作りやすい量)
白菜・・・1/3(400g程度)
塩・・・小さじ1
ごま油・・・大さじ3
花椒(ホール)・・・小さじ1
たかのつめ(輪切り)・・・2本分
A米酢・・・大さじ3
A砂糖・・・大さじ2

<作り方>

(1)白菜の茎の部分を繊維に沿って縦7cm、横5mm幅に切り、塩を振ってもみ込んでボウルに入れて30分置く。途中、天地を返す。

(2)(1)から水分が出たら軽く切り(絞らない)、Aで和える。

(3)フライパンにごま油と花椒、たかのつめを入れて弱火にかけ、香りが立ってきたら、(2)にまわしかける。味がなじむまで30分置く。

ラーパーツァイ

画像:中願寺あゆみ

出来立てはさっぱりとサラダ感覚、冷蔵庫で寝かせるとくたっとして、また違ったおいしさに。4日くらいで食べきりましょう。花椒がとてもいいアクセントになるので、ぜひ加えてください。また、たかのつめもお好みで増減してくださいね。こういった酸味のある箸休め的な副菜って、ホームパーティーのときに重宝しますよ。

しかしこの「オレンジクイン」、青臭さもなくて水分量も少なく、甘みがぎゅっと詰まっててめちゃくちゃおいしーい!

スープにも使ってみましたが、本当に甘みが強い。この品種を見つけたらぜひ手に取ってみてください。もちろん、ラーパーツァイは普通の白菜でもできますよ。

 ホームパーティーって「全部もてなす側がやらないと!」なんて気持ちになりがちですが、ゲストにお願いするところはお願いして、一緒に楽しい時間を過ごしましょうね。数をこなせば、段取りもだんだんと慣れてきますよ。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。

【参考・画像】
※文・画像/中願寺あゆみ

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