知る人ぞ知る人気メニュー! “とろっとした餡がたっぷり”中華料理店の「中華カレー」(福岡市博多区中洲)
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こんにちは。FBSアナウンサーの伊藤舞です。
カレー日記130回目は、中洲の中華料理店の隠れた人気メニュー「中華カレー」です。
FBS福岡放送『めんたいワイド』の「火曜カレー部」で取材したお店を詳しく紹介していきます。
夜の街・中洲の人気中華料理店「王餃子(ワンギョウザ)」(福岡市博多区中洲)
福岡市博多区中洲にある『王餃子(ワンギョウザ)』。夜の街で長年愛され続けている中華料理店です。
店内は、厨房に面したカウンター席とテーブル席があります。
『しょうゆラーメン』や『ひとくち餃子』、『焼めし』など数々の人気メニューがある中で、実はここ数年人気急上昇だというのが『中華カレー』です。
カレー部として100件以上のお店のカレーを食べ、記事を書いてきましたが『中華カレー』は初ジャンル!
ドキドキしながらオーダーしました。
中華丼?いや、この味と香りは確かにカレー!とろとろ餡がくせになる「中華カレー」
大きめのお皿になみなみ盛られてやってきた『中華カレー』(890円)。
白ご飯に、中華丼を思わせるとろみの強い餡がたっぷりかかっています。ただ、カレーの色にカレーの香り。目の前にあるのは中華丼ではなく、確かにカレーです。
豚肉、玉ねぎ、ピーマン、人参が入ったルーは、『王餃子』の味の基本ともいえる鶏ガラスープがベース。具材こそ中華丼と変わらないのですが、そこにカレー粉が入ることで一気にピリッとした刺激が加わり、カレーらしくまとまります。
ベースのスープの強い鶏の味わいに、カレーの刺激。さらに片栗粉でとろみをつけた餡のようなルーは、お肉や野菜の食感をそのまま閉じ込めていて食べ応えも十分なんです!
もちろんご飯とも相性抜群! ふんわり炊き上がった白米を、スパイシーなカレーがやさしく包み込んでくれます。
カレーじゃないようでいて、しっかりカレーの味わい。
実はこのカレー、中華鍋でササ~っと仕上げて「3分」で完成しているんです! でも決してそんなことを感じさせない、煮込んだカレーに負けない「コク」。
その秘密は「餃子」なんだそう。
コクの秘密は、捨てるはずの「餃子の野菜の絞り汁」
現オーナーの母である先代がはじめた『中華カレー』。当時は人気もなく、月2~3皿しか出なかったそう。
そんな中、改良に試行錯誤していたオーナーを救ったのが「餃子餡の絞り汁」なんです。
お店の人気メニューでもある餃子、その中に入れるキャベツ、ニラ、ネギ、玉ねぎ、この4つの野菜の絞り汁を入れることで、コクが深まりおいしくなったんだそう。特に玉ねぎの甘みが良い仕事をしています!
もともとは捨てるものであった野菜の絞り汁。食材を余すことなく使い切ることでおいしさも増す! これぞ一石二鳥です。
ラーメンでも焼めしでもなく、〆は中華カレーに!
中華料理店として、多くの定番メニューや人気メニューを抱える『王餃子』。正直、メニュー表を見てもすぐには『中華カレー』を見つけられません。
それでも、今では月に150皿は出る人気メニューに!
SNSでも人気に火がつき、『中華カレー』を求めて県外からのお客さんも訪れるそう。どちらかというと、いつも同じメニューを注文する常連さんほど、『中華カレー』の存在を知らないのだとか。
ボリュームたっぷりなので、〆にシェアして食べるのもオススメ!
老舗中華料理店の唯一無二のカレー、ぜひ一度体感してみてほしい味わいです。(文/伊藤舞)
<店舗情報>
■王餃子(ワンギョウザ)
住所:福岡市博多区中洲2-5-9
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※文・画像/伊藤舞
※FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)
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