毎日の料理がラクになる「冷凍貯金」とは? “こんにゃくや豆腐もOK”プロ直伝のテクニック
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日々の買い物の回数を減らすために「まとめ買い」をしているという人も少なくないはず。
でも、これからの季節は食材の傷みなども気になりますよね。
そこで今回は、忙しい人にこそおすすめしたい“冷凍術”をご紹介します。
忙しい人におすすめ!食材を冷凍ストックしておく習慣「冷凍貯金」
“冷凍術”を紹介する著書が大人気の冷凍王子こと、西川剛史さんが監修した「冷凍貯金」。
食材やおかずを冷凍ストックしておくことで、忙しい毎日の暮らしに時間や心のゆとりをうむ“仕込み習慣”のことです。
まとめ買いをして冷凍保存で日々の買い物の手間が減る、下ごしらえ済みの食材を冷凍保存で時短調理ができる。つまり、時間が貯まる。
冷凍保存で栄養価の減少がゆるやかになる、冷凍ストックで忙しい日もバランスのよい食事ができる。つまり、栄養が貯まる。
食材をムダなく使い切れる、お買い得な日にまとめ買いできる。つまり、お金が貯まる。
冷凍貯金をすると、こんなにいいことがあるんです。
では、何をどうやって冷凍して、どのように使えばいいのか?
ここからは、西川さんが推奨している「冷凍テクニック」「冷凍おすすめ食材」「冷凍レシピ」をご紹介していきます。
冷凍王子おすすめ!冷凍貯金テクニック3つ
1:下味冷凍
肉や魚などの食材に下味をつけて冷凍することで、簡単に味が染み込み、おいしさをキープして保存できます。しかも、使うときは焼くだけで良いので、時短にもなりますよ。
<冷凍方法>
(1)フリーザーバッグに食材を入れる。
(2)調味料を入れて、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、平らにして冷凍。
<使うとき>
事前に冷蔵室に移し、解凍してから調理。
2:パン長持ち冷凍
パンの主成分であるでんぷんが最も老化しやすいのは0℃付近。冷蔵室は3~5℃なので、パンは冷蔵保存には向いていません。まとめ買いなどをしたときは、迷わず冷凍しましょう。
(1)1枚ずつサランラップでぴったり包む。
(2)フリーザーバッグに入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍。
<使うとき>
室温で解凍するか、凍ったままオーブントースターで焼く。
表面の水分が飛んで乾燥ぎみの場合は、霧吹きなどで水分を補ってから焼くのがおすすめ。
3:冷凍ソースストック
トマトソースが余ったときや多めに作ったときは冷凍保存が便利。パスタソースにはもちろん、肉や魚のソテーにかけたり、ピザやピザトーストにしたりと、重宝します。
<冷凍方法>
(1)サランラップで茶巾絞りのように包み、口は輪ゴムでとめる。
(2)フリーザーバッグに入れて冷凍。
<使うとき>
フリーザーバッグごと、もしくはサランラップごと、流水解凍するか自然解凍。
食感が変わって一石二鳥!冷凍おすすめ食材3つ
1:トマト
<冷凍方法>
(1)トマトのヘタを取って、丸ごとサランラップで茶巾包みにする。
(2)フリーザーバッグに入れて冷凍。
<使うとき>
凍ったトマトに水をかけて皮をむき、おろし器ですりおろす。
そうめんなどにのせて食べるのはもちろん、すりおろしたトマトにオリーブオイルと塩を加えれば、さわやかなトマトシャーベットとしても楽しめます。
2:豆腐
<冷凍方法>
(1)冷凍OKの保存容器に、クッキングシートを敷き、1.5~2cmくらいの厚さに切った豆腐を重ならないように並べて、フタを閉めて冷凍室に。
(2)豆腐が完全に凍ったら、フリーザーバッグに入れかえ、空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍。
※豆腐は凍結すると黄色っぽく見えますが、解凍するとほぼ元の色に戻ります。
<使うとき>
電子レンジで解凍(100gあたり500Wで約1分30秒加熱が目安)し、よく水気を絞ってから調理。
冷凍豆腐は、まるでお肉のような食感! こんがり焼いて照り焼きソースで絡めれば、ヘルシーな照り焼きステーキになります。
3:こんにゃく
<冷凍方法>
(1)フリーザーバッグに入れ、なるべく空気を抜いてジッパーをしっかりと閉め、冷凍。
<使うとき>
鍋に湯を沸かし、6~7分ゆでて解凍。
こんにゃくを冷凍すると、こりこり食感に。肉に見立てて唐揚げ、酢豚、とんかつ風など活用方法はたくさん! 細切りにしてきんぴらにするのもおすすめです。
冷蔵庫の余り物で時短朝ごはん!〇〇するだけレシピ3つ
1:トーストするだけ!冷凍ピザトースト
<材料>
食パン(6枚切り)・・・1枚
ピザソース(市販)・・・大さじ1
ウインナー・・・1本
ピーマン・・・1/4個
ピザ用チーズ・・・20g
<冷凍方法>
(下準備)ピーマンは2ミリの輪切りにし、ウインナーは3ミリ幅の斜め薄切りにする。
(1)サランラップの上に食パンをのせ、ピザソースを塗る。
(2)(1)の上に、ウインナー、ピーマン、ピザ用チーズを重ねて広げる。
(3) (2)をサランラップで包み、フリーザーバッグに入れて空気を抜き、冷凍。
<食べるとき>
(1)オーブントースターにアルミホイルを敷き、凍ったままの食パンをのせ、200°Cで約11分焼く(オーブンの温度と焼き時間は、様子を見ながら加減してください)。
(2)チーズが溶けておいしそうな焦げ目がついたら完成。
冷凍した食パンを余熱なしで焼くと、パンの裏と耳の端がカリっと! チーズもほどよく溶けます。
食べるときは、お皿の上にサランラップを敷けば、洗い物も減りますよ。
2:チンするだけ!自家製冷凍おにぎり
<冷凍方法>
(1)炊きたてのごはんを熱いうちに、おにぎり1個分をサランラップの上に広げ、具を入れる場合は中央に具を置き、サランラップごと包み込むようにふんわりと握る(混ぜごはんにした場合も同様に)。
(2)一旦サランラップを広げ、1個ずつぴったりと包む。
(3)冷めたらフリーザーバッグに入れ、なるべく空気を抜き、ジッパーをしっかり閉めて冷凍。
<食べるとき>
サランラップで包んだまま電子レンジで加熱。
海苔を巻くときは、解凍してから。
<おすすめ具材>
昆布の佃煮、鮭フレーク、ひき肉の煮物、おかか、焼きたらこなど、水分が少なく、加熱済みのもの。
※油分の多い具材(マヨネーズなど)、生の明太子、いくらなどは避ける。
3:お湯を注ぐだけ!冷凍味噌玉
<基本の配合(味噌玉1個分)>
味噌・・・大さじ1
だし粉・・・小さじ1
好みの具材・・・少々
<冷凍方法>
(1)材料を全てボウルに入れてよく混ぜ、サランラップで茶巾包みにし、フリーザーバッグに入れて冷凍。
<食べるとき>
(1)お椀に味噌玉を1個入れ、ラップをかけて電子レンジで10~20秒くらい解凍。もしくは、常温で少し時間を置いて解凍。
(2)熱湯を注いでしっかりかき混ぜたら完成。
食材を冷凍することで得られるメリットがたくさん! 忙しいときこそ、ぜひ「冷凍貯金」を取り入れてみてください。(文/ARNE編集部)
※この記事は公開時点での情報です。
※冷凍生活アドバイザー・西川剛史
※ゆうとりむプロジェクト
※画像/Ahanov Michael/Shutterstock
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