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毎日の料理がラクになる「冷凍貯金」とは? “こんにゃくや豆腐もOK”プロ直伝のテクニック

2022.07.04

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日々の買い物の回数を減らすために「まとめ買い」をしているという人も少なくないはず。

でも、これからの季節は食材の傷みなども気になりますよね。

そこで今回は、忙しい人にこそおすすめしたい“冷凍術”をご紹介します。

忙しい人におすすめ!食材を冷凍ストックしておく習慣「冷凍貯金」

“冷凍術”を紹介する著書が大人気の冷凍王子こと、西川剛史さんが監修した「冷凍貯金」。

食材やおかずを冷凍ストックしておくことで、忙しい毎日の暮らしに時間や心のゆとりをうむ“仕込み習慣”のことです。

冷凍貯金

画像:ゆとりうむプロジェクト

まとめ買いをして冷凍保存で日々の買い物の手間が減る、下ごしらえ済みの食材を冷凍保存で時短調理ができる。つまり、時間が貯まる。

冷凍保存で栄養価の減少がゆるやかになる、冷凍ストックで忙しい日もバランスのよい食事ができる。つまり、栄養が貯まる。

食材をムダなく使い切れる、お買い得な日にまとめ買いできる。つまり、お金が貯まる。

冷凍貯金をすると、こんなにいいことがあるんです。

では、何をどうやって冷凍して、どのように使えばいいのか?

ここからは、西川さんが推奨している「冷凍テクニック」「冷凍おすすめ食材」「冷凍レシピ」をご紹介していきます。

冷凍王子おすすめ!冷凍貯金テクニック3つ

1:下味冷凍

肉や魚などの食材に下味をつけて冷凍することで、簡単に味が染み込み、おいしさをキープして保存できます。しかも、使うときは焼くだけで良いので、時短にもなりますよ。

下味冷凍

画像:ゆとりうむプロジェクト

<冷凍方法>

(1)フリーザーバッグに食材を入れる。

(2)調味料を入れて、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、平らにして冷凍。

<使うとき>

事前に冷蔵室に移し、解凍してから調理。

2:パン長持ち冷凍

パンの主成分であるでんぷんが最も老化しやすいのは0℃付近。冷蔵室は3~5℃なので、パンは冷蔵保存には向いていません。まとめ買いなどをしたときは、迷わず冷凍しましょう。

パンの冷凍

画像:ゆとりうむプロジェクト

(1)1枚ずつサランラップでぴったり包む。

(2)フリーザーバッグに入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍。

<使うとき>

室温で解凍するか、凍ったままオーブントースターで焼く。

表面の水分が飛んで乾燥ぎみの場合は、霧吹きなどで水分を補ってから焼くのがおすすめ。

3:冷凍ソースストック

トマトソースが余ったときや多めに作ったときは冷凍保存が便利。パスタソースにはもちろん、肉や魚のソテーにかけたり、ピザやピザトーストにしたりと、重宝します。

冷凍ソースストック

画像:ゆとりうむプロジェクト

<冷凍方法>

(1)サランラップで茶巾絞りのように包み、口は輪ゴムでとめる。

(2)フリーザーバッグに入れて冷凍。

<使うとき>

フリーザーバッグごと、もしくはサランラップごと、流水解凍するか自然解凍。

食感が変わって一石二鳥!冷凍おすすめ食材3つ

1:トマト

<冷凍方法>

(1)トマトのヘタを取って、丸ごとサランラップで茶巾包みにする。

(2)フリーザーバッグに入れて冷凍。

冷凍トマト

画像:ゆとりうむプロジェクト

<使うとき>

凍ったトマトに水をかけて皮をむき、おろし器ですりおろす。

そうめんなどにのせて食べるのはもちろん、すりおろしたトマトにオリーブオイルと塩を加えれば、さわやかなトマトシャーベットとしても楽しめます。

冷凍トマト

画像:ゆとりうむプロジェクト

2:豆腐

<冷凍方法>

(1)冷凍OKの保存容器に、クッキングシートを敷き、1.5~2cmくらいの厚さに切った豆腐を重ならないように並べて、フタを閉めて冷凍室に。

(2)豆腐が完全に凍ったら、フリーザーバッグに入れかえ、空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍。

※豆腐は凍結すると黄色っぽく見えますが、解凍するとほぼ元の色に戻ります。

冷凍豆腐

画像:ゆとりうむプロジェクト

<使うとき>

電子レンジで解凍(100gあたり500Wで約1分30秒加熱が目安)し、よく水気を絞ってから調理。

冷凍豆腐は、まるでお肉のような食感! こんがり焼いて照り焼きソースで絡めれば、ヘルシーな照り焼きステーキになります。

冷凍豆腐

画像:ゆとりうむプロジェクト

3:こんにゃく

<冷凍方法>

(1)フリーザーバッグに入れ、なるべく空気を抜いてジッパーをしっかりと閉め、冷凍。

冷凍こんにゃく

画像:ゆとりうむプロジェクト

<使うとき>

鍋に湯を沸かし、6~7分ゆでて解凍。

こんにゃくを冷凍すると、こりこり食感に。肉に見立てて唐揚げ、酢豚、とんかつ風など活用方法はたくさん! 細切りにしてきんぴらにするのもおすすめです。

冷蔵庫の余り物で時短朝ごはん!〇〇するだけレシピ3つ

1:トーストするだけ!冷凍ピザトースト

<材料>
食パン(6枚切り)・・・1枚
ピザソース(市販)・・・大さじ1
ウインナー・・・1本
ピーマン・・・1/4個
ピザ用チーズ・・・20g

冷凍ピザトースト

画像:ゆとりうむプロジェクト

<冷凍方法>

(下準備)ピーマンは2ミリの輪切りにし、ウインナーは3ミリ幅の斜め薄切りにする。

(1)サランラップの上に食パンをのせ、ピザソースを塗る。

(2)(1)の上に、ウインナー、ピーマン、ピザ用チーズを重ねて広げる。

(3) (2)をサランラップで包み、フリーザーバッグに入れて空気を抜き、冷凍。

<食べるとき>

(1)オーブントースターにアルミホイルを敷き、凍ったままの食パンをのせ、200°Cで約11分焼く(オーブンの温度と焼き時間は、様子を見ながら加減してください)。

(2)チーズが溶けておいしそうな焦げ目がついたら完成。

冷凍した食パンを余熱なしで焼くと、パンの裏と耳の端がカリっと! チーズもほどよく溶けます。

食べるときは、お皿の上にサランラップを敷けば、洗い物も減りますよ。

2:チンするだけ!自家製冷凍おにぎり

冷凍おにぎり

画像:ゆとりうむプロジェクト

<冷凍方法>

(1)炊きたてのごはんを熱いうちに、おにぎり1個分をサランラップの上に広げ、具を入れる場合は中央に具を置き、サランラップごと包み込むようにふんわりと握る(混ぜごはんにした場合も同様に)。

(2)一旦サランラップを広げ、1個ずつぴったりと包む。

(3)冷めたらフリーザーバッグに入れ、なるべく空気を抜き、ジッパーをしっかり閉めて冷凍。

<食べるとき>

サランラップで包んだまま電子レンジで加熱。

海苔を巻くときは、解凍してから。

<おすすめ具材>

昆布の佃煮、鮭フレーク、ひき肉の煮物、おかか、焼きたらこなど、水分が少なく、加熱済みのもの。

※油分の多い具材(マヨネーズなど)、生の明太子、いくらなどは避ける。

3:お湯を注ぐだけ!冷凍味噌玉

冷凍味噌玉

画像:ゆとりうむプロジェクト

<基本の配合(味噌玉1個分)>

味噌・・・大さじ1
だし粉・・・小さじ1
好みの具材・・・少々

<冷凍方法>

(1)材料を全てボウルに入れてよく混ぜ、サランラップで茶巾包みにし、フリーザーバッグに入れて冷凍。

<食べるとき>

(1)お椀に味噌玉を1個入れ、ラップをかけて電子レンジで10~20秒くらい解凍。もしくは、常温で少し時間を置いて解凍。

(2)熱湯を注いでしっかりかき混ぜたら完成。

食材を冷凍することで得られるメリットがたくさん! 忙しいときこそ、ぜひ「冷凍貯金」を取り入れてみてください。(文/ARNE編集部)
※この記事は公開時点での情報です。

【参考・画像】
※冷凍生活アドバイザー・西川剛史
ゆうとりむプロジェクト
※画像/Ahanov Michael/Shutterstock

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