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一期一会のコース全16品に感動! “記念日に行きたい”一つ星シェフによる創作フレンチ(福岡市南区平和)

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こんにちは。Instagramでゆるっと福岡グルメを発信している『ちひログ』です。

今回は、『ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎 2019 特別版』の「フュージョン部門」で、日本人では唯一の一つ星掲載店『Nishimura Takahito la Cuisine creativite(ニシムラ タカヒト ラ キュイジーヌ クリアテビィテ)』をご紹介します。

文化の垣根を超える!古民家で味わう創作フレンチ「Nishimura Takahito la Cuisine creativite(ニシムラ タカヒト ラ キュイジーヌ クリアテビィテ)」(福岡市南区平和)

西鉄「平尾」駅から徒歩約10分、緑豊かな住宅街の中にある隠れ家レストラン『Nishimura Takahito la Cuisine creativite』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite 外観

画像:CHIHIRO

古民家を改装した、歴史ある美しさを感じるたたずまい。これから訪れる非日常な世界に、期待が高まります。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:外観

画像:CHIHIRO

玄関の扉を開けると、目の前にはガラス張りのワインセラーが現れます。料理の味わいをより引き立ててくれるワインが、約400本揃っているのだそう。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:ワインセラー

画像:CHIHIRO

店内は木の温かなぬくもりを感じる、リラックスできる居心地の良い空間。一枚板のテーブル席や、特別な日にもピッタリな個室もありましたよ。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:店内

画像:CHIHIRO

腕を振るっているのは、西村貴仁シェフ。

国内外から食材を厳選し、日本料理や中国料理、イタリア料理など、ジャンルにとらわれず、さまざまな技法を取り入れた創作フランス料理を生み出しています。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:西村シェフ

画像:CHIHIRO

西村シェフがこだわるのは、素材そのものが持つおいしさや可能性を生かすこと。

メインの食材はもちろんソースに至るまで、素材そのものの味を損なわないように作られていて、食材に対する敬意や真心が感じられます。

「食べた人に“おいしい!”と幸せになってほしい」と願いを込めて作られた料理はどれも美しく、食べた後の余韻までも忘れたくない逸品ばかりです。

この日は全16品!完全予約制のコースが4種類楽しめます

『Nishimura Takahito la Cuisine creativite』のコースは、完全予約制。

14,520 円、19,360円、24,200円、36,300円と4種類のコースがあり(サービス料別途)、それぞれ全部で12品~16品のお料理が登場します。

季節や仕入れによって内容は異なりますが、私が訪れた日の14,520円のコース全16品をご紹介しますね。

東京湾の金目鯛

この日の1品目は、和と洋が融合した華やかなお鮨『東京湾の金目鯛』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:東京湾の金目鯛

画像:CHIHIRO

バルサミコ酢を使用した洋風のシャリに、ニラやシソといった和の食材を合わせています。

ジャンルにとらわれない西村シェフらしい一品です。

ヤリイカのマリネとクスクス

とろける食感に驚いた『ヤリイカのマリネとクスクス』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:ヤリイカのマリネとマリネとクスクス

画像:CHIHIRO

ヤリイカを薄く切ってマリネしたものと、世界最小のパスタ「クスクス」を合わせています。

ヤリイカのふわっと消えてしまいそうなやわらかさを、クスクスの食感がつなぎとめてくれるかのような、今までに味わったことのない感動の食感。

ヤリイカのとろんとした甘みのあとに、スパイシーなアクセントが広がる、奥行きのある味わいも魅力でした。

梅雨イサキ

梅雨の時期にあがる『梅雨イサキ』に、みずみずしいキムチのマリネを添えた一品。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:梅雨イサキ

画像:CHIHIRO

イサキの甘みが引き立つよう、キムチの辛さは控えめ。

キムチの野菜のふっくらした食感やみずみずしさ、そして酸味がイサキの旨みを引き立てます。

長崎マグロの大トロ

焼き茄子とトマトをマリネしたソースが、さらに旨みを引き立てる『長崎マグロの大トロ』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:大トロ

画像:CHIHIRO

まるで素材が生きているかのようなフレッシュなソースにも注目です。

大トロは香りがたち、口の中でふわっととろけていくような食感。それぞれ異なる食材の一体感を味わえますよ。

北海道の甘エビ

糖度の高いフルーツトマトのジュレでいただく『北海道の甘エビ』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:甘エビ

画像:CHIHIRO

ドイツの名窯『マイセン』のカップに入って登場する華やかな一品です。

とろんとした甘エビを包み込む、フルーツトマトのジュレの甘みや酸味が、初夏の訪れを告げてくれます。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:甘エビ

画像:CHIHIRO

長崎県五島のアカムツ

北海道の雲丹が豪快に盛り付けられた『長崎県五島のアカムツ』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:あかむつ

画像:CHIHIRO

表面をサッと炙ったアカムツの上に雲丹。初摘の有明海苔で巻いていただきます。

アカムツと雲丹がやさしくとろけた後に、海苔の香りがふわっと広がる、余韻まで楽しめる一品です。

そうめん

冷製パスタのイメージで創り上げたという、全粒粉を練り込んだ『そうめん』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:そうめん

画像:CHIHIRO

そうめんの上には、1年に2か月ほどしかとれない、北海道のセコガニが盛り付けられ、身の濃厚な旨みとやわらかくほどけていく食感に圧倒されます。

そうめんをお箸で持ち上げると、葉がふわっとグラスの中に落ち、その美しさにうっとりしてしまいました。

錦雲豚

洋風の回鍋肉をイメージした『錦雲豚』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:錦雲豚

画像:CHIHIRO

低温でやさしく火入れをしたブランド豚『錦雲豚』の、しっとりとした食感を楽しめます。

上に盛り付けられているのは、味噌のソースとキャベツのソテー。味噌の芳醇な香りが、錦雲豚の旨みをさらに引き立てます。

フランス産のフォアグラ

美しい色彩にもうっとりしてしまう『フランス産のフォアグラ』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:フォアグラ

画像:CHIHIRO

フレッシュなフォアグラを、塩麹でマリネした後に低温で火入れして仕上げています。余分な脂を出して、旨みを凝縮させる調理法なのだそう。

下にはクロワッサンが敷かれており、クロワッサンの香ばしさとサクサクっとした食感にも感動しました。

とうもろこしのスープ

とうもろこしの風味がたまらない『とうもろこしのスープ』。

やさしい甘みが、口いっぱいに広がりますよ。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:とうもろこしスープ

画像:CHIHIRO

お肉のパテ

パテ・ド・カンパーニュをイメージした『お肉のパテ』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:お肉のパテ

画像:CHIHIRO

中華のニュアンスを取り入れ、ジューシーなお肉を春巻きの皮で包み、パリッと揚げて仕上げています。

添えられたマスタードともろみ味噌が、華やかなおいしさを演出します。

玄海の甘鯛のポワレ

削りたてのパルミジャーノレッジャーノチーズが舞う『玄海の甘鯛のポワレ』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:甘鯛のポワレ

画像:CHIHIRO

パリッと焼き上げられた皮は香ばしく、身はしっとりふんわりとしたやわらかさ。

間にはグリーンピースのソースが入っており、華やかな味わいながらも、甘鯛本来の旨みが感じられる逸品です。

宮崎牛のロース

カブと合わせてスープ仕立てにした『宮崎牛のロース』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:宮崎牛のロース

画像:CHIHIRO

オランダのホワイトアスパラとクレソンが添えられた宮崎牛は、スプーンでいただきます。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:宮崎牛のロース

画像:CHIHIRO

とろける肉の食感や旨みが、たまらなく華やかでした。

ニシムラ麺

『Nishimura Takahito la Cuisine creativite』の世界観をラーメンで表現した『ニシムラ麺』。お昼はそれをメインに営業するほど大人気の一杯が、〆に登場します。

この日のラーメンは『桜海老とサマートリュフのスープ』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:桜えびとサマートリュフのスープ

画像:CHIHIRO

麺は全粒粉を練り込んだ、ここでしか味わえないオリジナル麺。

湯気とともにトリュフの華やかな香りが立ちます。桜海老の旨みがギュッとつまった、感動の一杯でした。

ラーメンのサイズは、大・中・小から選ぶことができますよ。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:桜えびとサマートリュフのスープ

画像:CHIHIRO

焼きたてパン

コース料理では、3種類の焼きたてパンも楽しめます。

この日はバターロール、ハーブ、全粒粉のパンが用意されていました。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:パン

画像:CHIHIRO

バターは、北海道の『よつ葉バター』を使用。パンもバターも心ゆくまでおかわりできますよ。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:バター

画像:CHIHIRO

胡麻のプリンと宮崎の完熟マンゴー

この日のデザートは『胡麻のプリンと宮崎の完熟マンゴー』。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:デザート

画像:CHIHIRO

プリンの上に、アイスクリームとフレッシュなマンゴー、胡麻の薄いチュイールが添えられています。

コク深い味わいのプリンに、黒胡麻の優美な風味がアクセントに。マンゴーとの相性も抜群です。

お茶菓子とドリンク

食後には、お茶菓子とドリンクを楽しめます。ドリンクは紅茶、コーヒーから選ぶことができました。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:お茶菓子

画像:CHIHIRO

お茶菓子は木箱に入っており、お土産として持ち帰ることもできます。

この日のお茶菓子は「抹茶のマカロン・コルネ・フランボワーズのロシェ・ピスタチオとフランボワーズのバターサンドクッキー」の4種類でした。

Nishimura Takahito la Cuisine creativite:お茶菓子

画像:CHIHIRO

最後の一品までうれしく、大満足です!

『Nishimura Takahito la Cuisine creativite』のコースは、ご褒美にふさわしい芸術作品のような内容。スタッフの方の心のこもった接客も、何気ない日常を特別なものに変えてくれます。

心が満たされるひとときを過ごしに、ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。(文/CHIHIRO)

<店舗情報>
■Nishimura Takahito la Cuisine creativite(ニシムラ タカヒト ラ キュイジーヌ クリアテビィテ)
住所:福岡市南区平和2-5-29
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。

【参考・画像】
※文・画像/CHIHIRO

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