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プデチゲ

韓国好きの料理家が教える隠し味も! “体の芯からポカポカ”あったか美味しい韓国風「鍋」レシピ

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こんにちは。旅好き料理家の中願寺あゆみです。

毎年冬になると必ず訪れていた韓国。その中でも特に足繁く通っていたのが釜山でした。極寒の中、鍋の中でぐつぐつとなったお料理をいただくと、体の芯から本当によく温まったのを覚えています。

寒い日が続くので、今回は韓国料理の中でもおなじみの「チゲ(鍋)」2種のレシピをご紹介。お昼ごはんにもおすすめですよ。

1:隠し味でコクアップ!寒い日の味方「キムチチゲ」

寒いときに食べたくなる、温かくて辛いものといえば「キムチチゲ」。渡韓20回以上の私がおすすめするチゲには“アレ”が隠し味で入ります。

キムチチゲ

画像:中願寺あゆみ

【材料】(1人分)
豚小間切れ・・・50g
キムチ・・・60g
たまねぎ・・・1/4個
しいたけ・・・1~2個
牛脂・・・1個
いりこ・・・5匹
Aみそ・・・大さじ1
A韓国唐辛子・・・大さじ1
Aサラダ油・・・大さじ1
水・・・200ml
ナンプラー(なければ白だし)・・・適量

<作り方>

(1)豚肉、キムチ、たまねぎ、しいたけ(軸は割く)は食べやすい大きさに切る。牛脂は細かくカットする。

(2)(1)とAを鍋に入れ、よく混ぜ合わせる。

(3)鍋を弱火~中火にかけ、焦げないように注意しながらじっくりと炒める。途中焦げそうな場合は大さじ1程度の水(分量外)を加えながら炒める。たまねぎがしんなりして全体がなじんできたら、水、いりこを加え沸騰させてぐつぐつと3分程度加熱する。

(4)ナンプラーで味を調え、最後に卵を落としてお好みの状態まで卵に火を入れる。

そう、何を隠そう“牛脂”を入れるのがポイント! スープに奥行きが生まれます。いりこもわざわざ出汁を取らなくても一緒に煮込めば大丈夫!

そしてキムチチゲを作るときのおすすめは「発酵して酸っぱくなったキムチを使う」こと。スーパーで売っているものは浅漬けのようなキムチで発酵しないものが多いですが、私のオススメはこちらの『宗家キムチ』。日を置けば、しっかりと発酵してくれます。

宗家キムチ

画像:中願寺あゆみ

具材は、冷蔵庫に残っているお野菜でOK。韓国の鍋「トゥッペギ」を使うと最後までアツアツを食べられる上に雰囲気も出ていいですよね。もちろん、一人分の土鍋なんかを使って作るのもおすすめです。

白ごはんが進んでしょうがない、うまうまなキムチチゲです。せっかくなので、これはぜひ韓国唐辛子を使って作ってみてください。日本で売っている一味と違い、辛みが少なく、甘み・旨みと独特の風味があり、本場の味に近づけてくれますよ。

2:コチュジャンなしでもおいしくできる!辛ラーメンで簡単「プデチゲ」

「プデチゲ」とは、「部隊(プデ)・鍋(チゲ)」という意味で、朝鮮戦争以降、米軍から払い下げになったスパムやソーセージ、ベイクドビーンズなどを韓国の方々が食べやすいようにアレンジしたことが始まりといわれています。

今回はコンビニエンスストアでも気軽に手に入る韓国の袋ラーメン『辛ラーメン』を使う簡単プデチゲです。

プデチゲ

画像:中願寺あゆみ

【材料】(2人分)
辛ラーメン・・・1袋
豚ミンチ・・・50g
キムチ・・・50g
にんにく(みじん切り)・・・小さじ1
きのこ(しめじ・えのきなど)・・・50g
白ネギ・・・1/2本
ニラ・・・1/4束
油あげ・・・1枚
ソーセージ・・・2本
スパム(減塩タイプ)・・・1/4缶
いりこ・・・5匹
ごま油・・・小さじ2
みそ・・・大さじ1
砂糖・・・小さじ1
水・・・700ml
とろけるチーズ・・・ひとつかみ

<作り方>

(1)キムチ、きのこ、スパムは食べやすい大きさに、白ネギは1.5cm幅のななめ切り、ニラは4cm幅に切る。油あげは1/4にする。ソーセージは斜め3等分。辛ラーメンは袋の上から4等分に割る。

(2)鍋にごま油とにんにくを入れ火をつける。香りが出てきたら豚ミンチを入れ焼き付ける。みそと砂糖を加えて炒め合わせる。

(3)一旦火を止め、(1)と、水といりこ、辛ラーメンのスープ、かやくを入れ5分程度煮込む。

(4)仕上げにとろけるチーズをのせ、とけたら完成。

豆腐、春菊、トック(おもち)、もやし、魚肉ソーセージなどほかにもおすすめ具材はありますが、ぜひ入れてほしいのが“油あげ”。おあげがスープをたっぷりと吸って何とも言えないおいしさです。

また、器に溶き卵を作り、ラーメンを絡めながら食べるのもおすすめです。残ったスープは白ごはんと一緒に食べたり、おじやにしたりと、最後の最後まで楽しめます。腹パン必至です!

今回はカラダの芯から温まる「チゲ」のレシピをご紹介しました。ぜひ作ってみてください。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。

【参考・画像】
※文・画像/中願寺あゆみ

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