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簡単なのにごちそう感たっぷり! “クリスマスにもおすすめ”あったか煮込みレシピ

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こんにちは。旅好き料理家の中願寺あゆみです。

まだまだ先だと思っていた12月が、あっという間にやってきました。この時期はキッチン周りの片付けをされる方も多いと思いますが……、同じ種類や似たようなスパイスやハーブが何個も出てきたりしませんか? 最近、私のキッチンからもローリエと糸唐辛子が2袋出てきました……。

というわけで、キッチンの隅で出番がなかった「休眠ハーブ」を救済すべく、今回は「ローリエ」を使った煮込みレシピをご紹介します。入れ過ぎると臭みとりどころかローリエが全面に出た味になるので、このレシピでは小さな葉っぱのローリエは2枚目安、大き目の葉っぱであれば1枚で作ってください。

簡単ですが手が込んで見えるので、クリスマスディナーにもおすすめですよ。

1:フィリピンのおふくろの味!煮込み料理「チキンアドボ」

フィリピンの鶏肉を使ったすっぱい煮込み料理『チキンアドボ』。“アドボ”とはスペイン語で漬け込む、マリネするという意味。250年ほどのスペイン統治の面影が残る家庭料理でもあります。

ここではマリネの工程を省いた簡単な作り方をご紹介します。お酢のおかげで、食べにくい手羽元もスプーンでほどけるほどホロホロに。

チキンアドボ

画像:中願寺あゆみ

【材料】(2人分)
鶏手元・・・6本
ニンニク・・・2片
しょうが・・・1かけ
玉ねぎ・・・中1/2個
ゆで卵・・・2個
A米酢・・・50ml
A水・・・100ml
Aしょうゆ・・・50ml
A砂糖・・・大さじ2
Aブラックペッパー(ホール)・・・15粒
Aローリエ・・・1~2枚
サラダ油・・・大さじ1

<作り方>

(1) ニンニクは包丁でつぶして皮をむく。しょうがはスライス、玉ねぎは適当な大きさに串切り、ゆで卵は殻をむく。Aは合わせておく。鶏肉は骨に包丁を添わせて開く。

(2) 鍋にサラダ油を引き中火にし、鶏肉を入れ両面に焼き色を付ける。焼き色が付いたらニンニク、しょうが、玉ねぎを加え炒める。

(3)(2)に混ぜ合わせたAとゆで卵、ローリエは半分にぱきっと折って入れ(こうすることで香りがよく出ます)、ふたをして煮込む。

(4)20分程度煮込みふたを取り、煮汁が半分くらいになるまで煮込む。お肉が骨から離れやすくなるくらいにほろっとしたら完成。

骨付きの鶏肉はもちろん、豚肉でもOKです。作ってすぐより、一晩おいて食べるのがおすすめ。お酢の酸味の角が取れ、味もさらになじんでおいしいです。

煮込んだ汁がお米と良く合うので、白ごはんにかけながら一緒にどうぞ。甘さはお好みで調整してくださいね。

私自身もフィリピンに長期滞在していた頃、何度もいただいた懐かしのメニューです。暑いフィリピンでは体力回復のためはもちろん、食べ物の保存性を高めるためにもお酢を使ったメニューが多数あります。あぁ、早く行きたいな~。

2:うまみを吸ったジャガイモがたまらない「たらとじゃがいものあったかバター煮」

冬になって鍋の人気具材「たら」をよく見かけるようになりました。臭みのあるお魚なので、ハーブの力で臭みを取っておいしくいただきましょう。

今回は生たらではなく、甘塩たらを使って難しい味付けも不要なレシピです。帰宅後にもぱっと作れる手軽さもうれしいところ。

たらじゃが

画像:中願寺あゆみ

【材料】(2人分)
たら(甘塩)・・・200g
じゃがいも・・・中2個(250g)
ミニトマト・・・6個
Aニンニク・・・1片
A水・・・130ml
A白ワイン・・・50ml(なければ水でOK)
Aローリエ・・・1~2枚
Aバター・・・20g
塩・・・少々
ブラックペッパー・・・少々
パセリ(乾燥)・・・適量
オリーブオイル・・・適量

<作り方>

(1)じゃがいもは皮をむき1cm幅の輪切りにする。バターは4等分にカットする。 ニンニクは包丁でつぶして皮をむく。

(2)ふたの閉まるフライパンに、じゃがいもを並べて、上にたら、隙間にミニトマトを入れる。Aを加えふたをして弱めの中火にかける。

(3)15分ほど蒸し煮にして、じゃがいもに火が入ったら塩とブラックペッパーで味を調える。器に盛ってパセリを散らし、オリーブオイルをたらして完成。

甘塩たらとはじけたトマトから出るうまみに、バターのコクがプラスされておいしいスープが出ます! ほとんど調味料を使っていないのがうそのような深みのある一皿に。バゲットを添えて、スープに浸して食べるのもおすすめです。

生たらを使う場合は、全量の1%の塩をして、水分をふき取って使ってください。

今回はキッチンの隅で出番がなかった「休眠ハーブ」の救済レシピとして、「ローリエ」を使った煮込みレシピをご紹介しました。難しい工程もないので、ぜひお試しください。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。

【参考・画像】
※文・画像/中願寺あゆみ

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