蒸し器がなくてもOK、失敗なし、洗い物少ない…実は簡単でメリットたくさん！ あったかホカホカ「蒸し料理」レシピ
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こんにちは。旅好き料理家の中願寺あゆみです。
だんだんと寒くなると、わが家で登場回数が多くなってくるのが「せいろ」です。
蒸し料理と聞くと、難しそう、めんどくさそうと思われる方も多いようですが、実は失敗が少なく、一気に調理ができる、洗いものが少ないなどメリットの多い調理法だと思います。何といっても、せいろの蓋を開けたときに立ちのぼる湯気！ 思わず頬が緩みますよ。
今回は、これからの季節にぴったりな「蒸し料理」のレシピを紹介します。せいろがなくてもフライパンや鍋でできるので気軽に楽しんでくださいね。
1：ギョーザよりも断然カンタン！「しいたけたっぷり手作りシューマイ」
野菜を細かく刻んで水分を絞って……と意外と面倒な工程が多い「ギョーザ」。
ギョーザは作ったことがあるけどシューマイはないという方、結構いると思います。でも私は、シューマイのほうが断然簡単だと思っているのでシューマイを作ることのほうが多いです。
いっぱい作って蒸したあとに冷凍してもOKなので、ぜひチャレンジしてみてください。
画像：中願寺あゆみ
【材料】（30個分）
豚ひき肉（赤身多め）・・・250g
玉ねぎ・・・130g
しいたけ・・・120g
シューマイの皮・・・1袋（30枚入り）
かたくり粉・・・大さじ4
Aしょうが（すりおろし）・・・大さじ1
A砂糖・・・小さじ2
A塩・・・大さじ1/2
Aオイスターソース・・・小さじ1
A白コショウ・・・少々
〈作り方〉
（1）玉ねぎとしいたけを粗いみじん切りにする（シイタケの軸も細かく刻んで加えてOK）。切ったものは厚手のポリ袋にかたくり粉と空気を一緒に入れて振り、みじん切りした一つひとつの表面にまとうようにまぶす。
（2）（1）の袋の中に、豚ひき肉、Aを入れて手で混ぜ合わせる（調味料が全体に回るようなイメージでざっくりと）。
（3）蒸し器にクッキングシートを敷き、成型したシューマイを並べる。
成型は、（2）の袋の端を切って皮の上にタネを絞り出してください。1個の目安は皮も含め20～23gの大きさで！
（4）強火で12分蒸したら完成。
お好みでしょうゆと錬りからしをつけてどうぞ！ 蒸し器がない方はフライパンで蒸す方法も検索すると出てきますので、参考にしてください。
もしシューマイの皮が余ったら、細く切って油で揚げてサラダに加えたり、味噌汁に加えても◎。
2：フライパンで「塩シャケときのこのホイル蒸し焼き」
蒸し器がなくてもフライパンでできる蒸し焼きです。甘塩ジャケを使うことで味付けいらずなのもうれしいポイント。
画像：中願寺あゆみ
【材料】（1人分）
甘塩ジャケ・・・1切れ
玉ねぎ・・・1/6個
しいたけ（食べやすい大きさにスライス）・・・3枚
しめじ（小房に分ける）・・・1/4袋
白ワイン・・・小さじ1
とろけるチーズ・・・適量
ブラックペッパー・・・少々
オリーブオイル・・・少々
小ねぎ・・・少々
（1）アルミホイルを40cmほどに広げ、甘塩ジャケをのせてきのこと玉ねぎで覆い、上から白ワイン、ブラックペッパー、オリーブオイルを全体に垂らし、チーズをのせてホイルを閉じる。
ホイルは閉じたあと、下の写真のように両脇を上向きにしておくと、出来上がり時に取り出しやすいです。
画像：中願寺あゆみ
（2）大きめのフライパンに水（分量外・1/2カップ）と（1）を入れ、ふたをして中火にかける。沸騰したら弱火にし、8分間蒸し煮にする。
出来上がる頃にはお湯はなくなっていて大丈夫ですが、あまりに早く蒸発してしまったら、水を足しながら加熱してください。
（3）ホイルを開け、上から小ねぎを散らして完成。
シャケの味が薄い場合はポン酢などを足して食べてください。
朝、ホイルに包むまで仕込んでおけば、帰宅後に晩御飯があっという間に出来上がり。アルミホイルのおかげでフライパンもお皿も汚れず片付けもラク。油も少なく調理ができ、とてもヘルシーとうれしいことがいっぱいです。
今回は甘塩ジャケを蒸し焼きにしましたが、干物の魚もせいろなどで蒸すことで身がふんわりして、“焼き”と違ったおいしさが生まれますよ。
これからの寒い季節、調理法に“蒸し”をうまく取り入れてみてくださいね。（文／中願寺あゆみ）
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像／中願寺あゆみ
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