ほぼ全品300円の焼き肉店も!福岡で見つけた“非接触サービス”3つ【バリはやッ!ZIP!】
新型コロナの影響で、人との接触を減らすための工夫が注目されています。
そこで今回は、福岡にあるユニークな非接触サービスを2021年2月25日(木)に放送されたFBS福岡放送『バリはやッ!ZIP!』よりご紹介します。
誰とも接触せずに冷凍餃子が買える「三三餃子」(福岡市中央区長浜)
福岡市中央区長浜の飲食店が立ち並ぶエリアにある“無人販売所”の看板。
10畳ほどの店内は無人。業務用の大きな冷蔵庫が置かれているだけです。
実はこちら、2020年11月にオープンした『三三餃子』というお店。
販売しているのは「冷凍生餃子」のみ。2パック32個入りで1,000円です。
なぜ、無人販売を始めたのか? オーナーに電話で聞いてみました。
「最初は有人で考えていたけれど、コロナのタイミングなので無人でもいいのではと思って」とのこと。さらに、「人件費の削減、非接触という面ではメリットだと思う」とオーナー。
この時代にうれしい“非接触”のサービスが話題を呼び、多いときには一日におよそ30人が買いにくるのだそう。
実際に利用したお客さんからは、「ニュースで東京に無人販売所があると聞いて、福岡で検索したらあったので来てみた」「こういう状況なので良いことだと思う」という声があがっていました。
九州産の豚肉や野菜など素材にこだわったとういう餃子は、パリ、モチ、ジュワッ。
「おいしい! 誰とも接触せずに、無人販売所で買えてこのクオリティー。最高!」と試食した豊原アナも絶賛です。
地元産の商品が並ぶユニークな「自販機」(久留米市東町)
久留米市東町にある自動販売機コーナーの中でユニークな自販機を発見!
その自動販売機で売られているのは、ラー油、蜂蜜、ビネガー……珍しい商品がズラリと並びます。
中には、地元の作家の作品だという久留米絣の小銭入れもありました。久留米ならでは、ですね!
このユニークな自動販売機を設置したのが、自販機販売・レンタルを行う会社『JiHAN』の堤社長。
コロナの影響で売り上げに悩んでいる地元の店を応援しようと考え、飲食店や農家を中心に陳列棚一つを月1,000円で貸し出しています。
「個人で1台自販機を買うとか借りるとかは結構な負担になる。それだったらみんなでシェアできる自販機があってもいいんじゃないかというのがスタート」と堤社長。
この時期、24時間いつでも気軽に非対面で購入できる自販機は、利用者の私たちにとっても便利ですね。
入店してから10分で食べ終わる!? セルフサービスの焼き肉店「人手不足」(福岡市中央区長浜)
2020年10月、福岡市中央区長浜にオープンした焼き肉店。
「サッと寄って、サッと食べて、サッと帰れる」お店。なんと、入店から食べ終わりまで最短10分で済むんです。
「注文お願いします!」と言うと、「好きな物を好きな量を持っていって食べていただくスタイルです」とのこと。
そう、セルフサービスなのです。そんなこちらのお店の名前は……
『人手不足』!! 読み方もそのまま「ひとでぶそく」です。
店内を切り盛りしているのは店長1人。
お客さんは、食品が並べられた棚から好きな肉や野菜を自分で取り、テーブルに置いてある鉄板で焼いて食べます。
この最低限しか接触しないセルフサービスが、コロナ時代にマッチ。「飲食店で長く食べるのが難しいという方も多いと思う。パパっと取って食べて帰るとか、その人のスタイルで決められるので喜んでもらえる」と店長。
人件費が抑えられているため、値段もリーズナブル! 定番のカルビに九州産の和牛ホルモンなど、一部商品をのぞき全品300円です。
肉の調理や下処理などは本社の工場で行い、店舗での負担を極限まで抑えることで1人営業を可能にしているそう。
ちなみに、お店には店長1人だけなので、トイレに行くときはボタンで知らせているんだとか。
このボタンが押されているときは、優しく店長の帰りを待ちましょう。
福岡にはコロナ禍を逆手にとった、さまざまな非接触サービスが誕生していました。この時代だからこそ、ぜひ活用したいサービスですね。(文/ARNE編集部)
※この記事は番組放送時点での情報です。※出展:FBS福岡放送『バリはやッ!ZIP!』(月曜~金曜 朝5時20分~6時30分)
※FBS福岡放送『バリはやッ!ZIP!』(月曜~金曜 朝5時20分~6時30分)
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