劇団四季“九州初上陸作品『ノートルダムの鐘』”舞台裏に密着!【バリはやッ!ZIP!】
ディズニーミュージカル『ライオンキング』や『リトルマーメイド』など、名作揃いの劇団四季。
そんな劇団四季の九州初上陸作品『ノートルダムの鐘』の舞台裏に潜入した様子を、2020年2月20日(木)に放送されたFBS福岡放送『バリはやッ!ZIP!』よりご紹介します。
新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、劇団四季では全ての公演が中止となっていましたが、キャナルシティ劇場では、明日3月24日(火)より公演が再開されます。(※)
九州初上陸!ミュージカル『ノートルダムの鐘』開演
2月17日(月)にキャナルシティ劇場で開幕した『ノートルダムの鐘』。
ノートルダム大聖堂に閉じ込められ、毎日鐘をつくだけの生活を送っていた主人公カジモドが、外の世界を夢見たことをきっかけに、自らの宿命に立ち向かっていく感動のミュージカルです。
福岡出身の田中さん(主人公カジモド役)と舞台裏へ!
今回、『ノートルダムの鐘』の舞台裏を、なんと!主役直々に案内してもらえることに。
主人公カジモド役を演じる1人、田中彰孝〈たなか・あきたか〉さん(直方市出身)。
あの『ライオンキング』では、主人公シンバ役としても出演!魅力はなんといっても“歌唱力”です。
さあ、そんな田中さんと一緒に「早速舞台へレッツゴー!」と思いきや、案内されたのは……
まずは劇団四季の訓練を体験することに。それが「開口訓練」と呼ばれるトレーニング。
「あいうえお・いうえおあ・うえおあい・えおあいう・おあいうえ」という発声を、「とたちつて」まで、なんと“一息で言い切る”というもの。
「セリフの内容を正確に(客席に)届けることが感動につながる」という劇団四季の理念に基づいた訓練のひとつで、呼吸のコントロールをするために行っているそうです。
バリはやッ!ZIP!のリポーター川崎さんが挑戦するも……失敗。
「お腹を使うと空気が足りなくなるんです。」と田中さんがお手本を見せてくれました。
さらに、「先輩でも舞台に上がる前に自分で毎日2時間ウォーミングアップしている。」と、影の努力も教えてくれました。
日々の地道な訓練と、入念な準備があの感動の舞台を作っていたんですね。
いよいよ舞台へ!
そして、ついに待ちに待った舞台へ。舞台は、15世紀末のノートルダム大聖堂を模して作られています。
さらに上に注目すると…
主人公カジモドが鳴らすあの鐘が!
そして今回、なんと特別に鐘をつかせていただけることに。
かなり重そうに見えるこの鐘、実は軽量化のために“樹脂”でできているんです。ではなぜ、音が鳴るのか?
それは……「実は中にセンサーがついていて、触れる瞬間に音が鳴る。」と音が鳴る秘密を田中さんが教えてくれました。
福岡公演に特別な思いがあるという田中さん
舞台の秘密まで教えてくれた田中さん。福岡公演には特別な思いで臨んでいるそうです。
「このキャナルシティ劇場(旧:福岡シティ劇場)で『オペラ座の怪人』を見て役者の道が始まりましたので、お客さんとしてワクワクしていたのを毎回この劇場で思い出します。今度は一人でも多くの人に楽しんでもらえるように、舞台の上の役者として演じていけたらと思います。」と田中さんは語ってくれました。
“大人がハマるミュージカル”と言われている『ノートルダムの鐘』。差別や格差など現代にも通じるテーマを描いていて、観るたびに新しい発見がありそうです。田中さんに教えてもらった舞台の秘密や、福岡公演への思いを聞いて観ると、また違った感じ方ができそうですね。(文/ARNE編集部)
〈ミュージカル『ノートルダムの鐘』公演情報〉■公演期間:2月17日(月)~6月14日(日)■会場:キャナルシティ劇場 ※施設詳細はこちら■料金:S席 11,000円/A席 8,800円/B席 6,600円/C席 3,300円(すべて税込)※公演当日3歳以上有料(膝上観劇不可)・2歳以下の入場不可(有料託児サービス有)■問い合わせ:0570‐077‐489(劇団四季予約センター/10時~18時)
(※)劇団四季公式サイト/新型コロナウイルス感染症対応・
【画像・参考】
※ FBS福岡放送『バリはやッ!ZIP!』(月曜~金曜 朝5時20分~6時30分)
※劇団四季
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