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TOTOミュージアム

入場無料で見応えたっぷり!子連れおでかけにも◎世界的企業のミュージアム【徹底レポ】(北九州市)

こんにちは! 育ち盛り4児ママのはがです。

子どもが成長するにつれて、住環境について考える機会も増えてきた今日この頃です。

今回は、北九州市に本社を置く世界的企業の『TOTO株式会社』が運営する博物館を紹介します。

水洗便器やユニットバスなど、水まわりの歴史とこれからの歩みを無料で学べる「TOTOミュージアム」(北九州市小倉北区中島)

北九州市小倉北区中島にある『TOTOミュージアム』。2017年に創立100周年を迎えた『TOTO』の記念事業の一つとして、2015年に開館しました。

西鉄バス停「貴船町」で下車して徒歩約3分。北九州モノレール・香春口三萩野駅から徒歩約10分と公共機関でもアクセス良好です。

車の場合は反対車線から入れないため、戸畑方面より国道3号線を左折して入場することをおすすめします。駐車場は無料です。

TOTOミュージアム:外観

画像:はがともみ

建物に入り、エスカレーターで2階に上がった先が、『TOTOミュージアム』の入口。入場無料です。

エスカレーターのすぐ横にエレベーターもありますよ。

“水滴”をイメージした館内の天井はやわらかなカーブを描き、明るく清潔で開放的な雰囲気です。

TOTOミュージアム:エントランス

画像:はがともみ

見どころ満載の3つの展示室!知っているようで知らない“トイレ”のあれこれ

館内の展示は、大きく分けて3つ。

第1展示室では、「TOTOのルーツと歴史」を見学できます。

トイレの形をしたソファーに座って見る「ものづくりの洗映像」や、国産初の腰掛式水洗便器(復元品)など多数のフォトスポットもありました。

中でも私が特に気になったのが「食器の歴史」ゾーン。「水まわりの博物館に何で食器の展示?」と不思議に思いましたが、実は『TOTO株式会社』は元々『東洋陶器株式会社』という社名だったそう。

衛生陶器(浴槽、流し、大便器、小便器、洗面器など水まわりに用いられる陶製の器具の総称)の製造会社として創立したものの、当時はまだ下水道が整備されていなかったこともあり経営困難だったため、1970年まで食器の製造なども行っていたとのこと。

TOTOミュージアム:食器の展示

画像:はがともみ

貴重な食器が並ぶ中、瑠璃(るり)色のティーセットに目がとまりました。

当時焼き物の世界で「濃い色は難しい」と言われていたそうですが、『東洋陶器』は瑠璃色の食器を生み出せる高い技術があったのですね。

現在の『TOTO』のコーポレートカラーは、この瑠璃色が原点なのだそう。失礼ながら、水まわりの会社だから青系の色を採用しているのかと思っていましたが、そうではなかったのです。

創立当時から受け継いできた精神やものづくりへの想いが伝わる展示品でした。

TOTOミュージアム:瑠璃色の食器

画像:はがともみ

続いて、第2展示室へ。

適宜テーマが変わる『特別展示室』がある通路を抜けると、すぐに見えます。

ここでは「創立の想いとTOTOのものづくり」について見学できます。

TOTOミュージアム:第2展示室

画像:はがともみ

まだショールームがない頃、お客さんへの商品説明のために営業マンが持って回っていたと言われているミニチュアの衛生陶器もありました。集めたくなるかわいさですが、総重量は約7キロにもなるのだとか!

TOTOミュージアム:衛生陶器のミニュチュア

画像:はがともみ

壁に沿って紹介されているのは、日本における水まわりの変遷です。

縄文時代から現代に至るまでの排便や水まわりにかかわることを、時系列に学ぶことができます。当時を再現したトイレ空間もあるため、一緒に行った子どもと「お母さんが子どもの頃はこんな感じだったよ」と話して盛り上がりました♪

TOTOミュージアム:トイレの変遷

画像:はがともみ

そしてさらに先へ進むと、水まわりの商品の進化がわかる展示コーナーがあります。

便器、ウォシュレット、ユニットバスなど商品ごとに変遷をたどれるようになっていましたよ。

※ウォシュレットはTOTOの商標登録です。

TOTOミュージアム:トイレの変遷

画像:はがともみ

中には実際に設置されていた製品も。

たとえば、1936年に竣工した国会議事堂に設置されていた特別なトイレ。こちらの展示品を見ると上面部分が黒ずんで見える箇所がありました。

どうしてなのか気になりませんか? そういった「なんで?」を解決してくれたり、展示品の豆知識が聞ける「個人向けガイド付き見学」や「団体向けガイド付き見学」(無料、事前予約制)もあるので、気になる方はぜひ。

TOTOミュージアム:トイレの便座

画像:はがともみ

そのほか実際に触れることができる展示品(一部を除く)やフォトスポットもあり、どの世代も楽しめる工夫がなされていました。

TOTOミュージアム:フォトブース

画像:はがともみ

第3展示室は「グローバルギャラリー」。世界のエリアごとに展開されている商品を見学できます。

海外展開の商品は日本にはないバリエーションが多く、その地域に必要とされる技術やデザインのものがありました。たとえば、東南アジアのウォシュレットに温水が不要など、世界の気候や嗜好についても学べておもしろかったです。

TOTOミュージアム:グローバルギャラリー

画像:はがともみ

これらの展示は、無料貸し出しの「音声ガイドペン」で専用のガイドマップにタッチして、解説を聞くこともできます。

対応言語は、日本語、韓国語、英語、中国語(簡体字・繁体字)です。日本語のみですが、お子様向けの解説もあるそうです。

TOTO:音声ガイドペン

画像:はがともみ

大人気のトイレットペーパー「トイレットペーパー型川柳集」も!さまざまなアイテムが揃うショップも要チェック

展示スペースのほかにも見どころはいろいろ。

入口近くにある『ミュージアムショップ』では、トイレットペーパーに川柳が書かれた『トイレットペーパー型川柳集』(350円)などオジナル商品、『TOTO』にゆかりのある商品などを販売。バリエーション豊富で選ぶ楽しみがあります。

TOTO:ミュージアムショップ

画像:はがともみ

『トイレットペーパー型川柳集』はお土産としても人気商品だそうですよ。

TOTO:トイレ川柳

画像:はがともみ

また、『ライブラリーコーナー』では、水まわりに関係するさまざまな児童図書や専門書などを自由に閲覧可能。大きな窓から外の景色を眺め、リラックスしながら本を楽しむことができますよ。

今回見学をして、創立当時から受け継がれてきたものづくりへの熱い想いを感じました。

身近な水まわりのことだからこそ、発見や学びも多いはず♪ ぜひ足を運んでみてください。(文/はがともみ)

<施設情報の詳細は施設名をクリック↓>
■TOTOミュージアム
住所:福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1
営業時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
定休日:月曜、夏季休暇、年末年始
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【参考・画像】
※文・画像/はがともみ

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