“秘密の部屋”もある!? 一度は泊まってみたい「THE BASICS FUKUOKA」開業
上質なアートのような高級な宿泊体験を、手が届く範囲の価格で提供してくれるホテル『THE BASICS FUKUOKA』が3月1日、福岡市博多区に誕生しました。
ここは2019年春まで旧「ハイアット・リージェンシー・福岡」だった建物。巨匠マイケル・グレイヴス氏がデザインした旧ホテルの良さは生かしつつ、内装インテリア・グラフィック・BGM・
ARNE編集部が一足先に見てきた、その様子をご紹介します。
迫力の、ロビーライブラリー
「知的好奇心を刺激する」をコンセプトに生まれ変わった「THE BASICS FUKUOKA 」。高さ約42mの吹き抜けの円形ロビーはさらに存在感を増し、高さ約8mの書架6本をぐるりと設置したロビーライブラリーに。なんと約5,000冊もの書物を収納しています。
「世界をめぐるライブラリー」をテーマにしたこの空間の真ん中に立ち、ロビー全体を世界地図に見立てると、アメリカ、東アジア、ヨーロッパ…それぞれの大陸の方角にある書架に、リンクするように各国・地域の名著名作・写真集が並んでいます。
そのラインナップは、まるでとてつもなくセンスのいい本屋さんのようでもあり、あるいは貴重な本を実際に手に取って読める図書館のようでもあり。「全部の本を読みたくなる」「ずっと眺めていたい」「まさか手に取って読める日がくるとは」…そんな本ばかりです。
書物は、ロビーや客室、レストランなどに持っていって読めるというから、この場所の存在だけでも、すでに“一度訪れる価値のある場所”です。
どの客室も、ゆったりとしていて窓が大きく、明るい
客室は全20タイプ238室。旧ホテル時代よりも部屋数は減っていて、その分、部屋がゆったりと広くなっています。
『チャプター(章)』『エピソード(挿話)』『ストーリー(物語)』と、こちらも本にちなんで名付けられた部屋があります。
『チャプター』は10タイプあり、ダブル・シングルのほか大人4人でゆっくり過ごせる45平方mの部屋も。
『エピソード』『ストーリー(スイートルーム)』は部屋がひときわ上質なのに加え、専用のクラブラウンジも利用できます。
驚いたのが、1部屋15,000円/1部屋(チャプター2、参考価格、日程やプランにより異なる)からと、この雰囲気ながら決して“手の届かないホテル”ではないということ。1人でのんびり過ごしたい休みの日や、夜更かしして話し込みたい女子会など、なにか理由を付けて、一度この空間で宿泊体験をしてみたいですね。
そして、秘密の部屋があります
このホテルには、公式サイトなどからは予約できない部屋があります。それは、「BASICSのコンセプトに共感していただけるお客様」だけが案内してもらえるという“特別な部屋”(2部屋)。
編集部も見せてもらいましたが…広々として明るいバスルーム!リビングからバスルームまでが一つの大きな空間になっていて、バスタブから窓の外の街路樹を眺めながら優雅なバスタイムを楽しめます。これは確かに“特別”!
オールデイダイニング「WHY NOT」
1階には直営のレストラン「WHY NOT」があります。美味しいだけでなく、よりからだに優しいものにこだわるオールデイダイニングで、素材やソース・隠し味には「発酵」をテーマとしたひと工夫が凝らしてあります。
ゲストの知的好奇心を刺激する数々の意匠が凝らされている同ホテル。レストラン「WHY NOT」のランチが充実の内容ながら意外と手ごろなのも注目です(オーダーすると出来立てがテーブルへ運ばれてくるオーダービュッフェランチが楽しめますよ。※2020年3月9日現在の情報です)。まずはランチ利用から、この空間の心地よさを体験してみませんか。(ARNE編集部)
<施設情報>
THE BASICS FUKUKOKA(ザ・ベーシックス福岡)
福岡市博多区博多駅東2-14-1詳細はこちら
【画像・参照】