塩胡椒だけで驚きの美味しさ！ “具材の旨みを引き出した”簡単「スープ」レシピ2品
こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
寒暖の差もあって体調にも揺らぎのある季節。インフルエンザなどの流行ものの声も聞こえてきました。
今回はそんな時期にピッタリ、野菜たっぷりで栄養満点な「スープ」レシピをご紹介。野菜など具材の旨みがたっぷり出ているので、味付けは塩だけと至ってシンプルです。
1：とろみはじゃがいもで「小麦粉不使用のクラムチャウダー」
小麦粉でとろみをつけると、だまになったりしてうまくいかないことも……。そこで今回は小麦粉不使用！ すりおろしたじゃがいもでとろみをつけるので、失敗知らずのクラムチャウダーです。
画像：中願寺あゆみ
【材料】（3人分）
あさり水煮缶・・・1缶（30g）
ベーコン・・・50g
じゃがいも・・・1～2個（230g）
にんじん・・・1／3本（40g）
たまねぎ・・・1／4個（50g）
ブロッコリー・・・1／6房（50g）
牛乳・・・300ml
水・・・100ml
バター・・・10g
塩・・・小さじ1／3～1／2
白こしょう・・・適量
オリーブオイル・・・小さじ2
＜作り方＞
（1）じゃがいもは皮をむき、2／3を1cmの角切りにする。人参は5mm角に切る。たまねぎはざく切りにする。ブロッコリーは小房にして花芽と茎の部分に分け、芯は大きめに刻む。ベーコンは1cm幅に切る。
（2）鍋にオリーブオイルを入れ、（1）の材料のブロッコリーの花芽部分以外を入れ、塩少々（分量外）をして炒める。全体的に透明感が出てきたらあさり水煮缶の汁、水を加え、ふたをして5分煮る。
（3）牛乳、ブロッコリーの花芽、あさり、塩を加え、沸騰しそうになったら弱火にして、残りのじゃがいもをすりおろしながら加える。
（5）バターも加えて混ぜる。とろみがついたら塩、白こしょうで味を調える。器に盛って、オリーブオイル（分量外）を垂らす。
じゃがいもはすりおろして置いておくと変色するので、鍋にすりおろしながら直入れしてくださいね。とろみが足りなければ、
2：さっと炒めて鍋におまかせの簡単さ！「くたくたブロッコリーのスープ」
ブロッコリーは歯ごたえ命と思っていたのですが、昨今、くたくたに煮るととってもおいしいことに気が付きました。くたくたブロッコリーからおいしいだしが出て、コンソメを使わず塩だけの味付けで十分なおいしさ。捨てがちなブロッコリーの茎の部分も余すことなく使えますよ。
にんにくをたっぷり加えて、これからの季節の風邪予防にも。
画像：中願寺あゆみ
【材料】（2人分）
ブロッコリー・・・120g
ブロックベーコン・・・80g
にんにく・・・2～3片
Aミニトマト・・・6個
A水・・・500ml
A塩・・・小さじ2／3
オリーブオイル・・・大さじ1
ブラックペッパー・・・適量
＜作り方＞
（1）ブロッコリーは小房にして花芽と茎の部分に分け、芯は大きめに刻む。ベーコンは1cm幅の拍子木切りにする。にんにくは薄切りにする。
（2）鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかけ、炒める。ベーコンにうっすら焼き色がついたら、ブロッコリーを加えさっと炒める。
（3）Aを加えふたをして沸騰したら、弱中火で15分煮込む。
（4）塩（分量外）で味をととのえ、器に盛って、ブラックペッパーをふり、オリーブオイル（分量外）を垂らす。
このスープにマカロニを加えてもボリューム増し増しでおいしく食べられます。また、ローリエやタイムなどのハーブがあればプラスしてみて。
温かいスープは、心も体もほっとさせてくれます。旬の冬野菜をしっかりとって、寒さに負けない健康な心と体づくりをしましょうね！（文／中願寺あゆみ）
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※文・画像／中願寺あゆみ
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