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「物が多い」ってなぜ感じるの?こんまり流片づけコンサルタントが考える物の適正量

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こんにちは! 福岡市在住のこんまり流片づけコンサルタントの安部綾子です。

秋は、「片づけしたい!」と思う方がじわじわと増えてくる季節です。

そんな片づけしたいと思っている皆さんがよく口にされるのが、「わが家には、とにかく物が多すぎるんです!」というお悩みです。「物の適正量ってありますか?」という質問もよくされます。

物が多いとは一体どんな状態なのでしょうか? どうしてそう思うのでしょう? 逆に、どのような状態だと「この量は適正だ」と思うのでしょうか?

今回はそんな「物の量」について、私が日頃感じていることをお話しします。

片づけ前は物が多いか少ないかの判断は難しい!?

お客様の家で片づけレッスンをしている際、「この量、多いですよね?」とよく聞かれます。

中身は、お洋服の枚数だったり、日用品のストックの数だったり、キッチンにある保存容器の個数だったりといろいろです。

確かに一目見ただけではどれだけの量があるのか分からなくて、次から次へと収納場所の奥から出てきてびっくり!ということもないわけではありません。

しかし、お客様が気になっている場所を見ただけでは「多いとも少ないとも、どちらとも言えない」と感じることがあります。

その理由は2つあります。

1つは、片づけをする前は物がいろいろなところに散らばっていることが多く、物の総量を把握できないから。もう1つは、物を多いと感じるか少ないと感じるかは、個人個人の好みや生活の仕方によって違うからです。

今、持っている物の量を把握することが大事

あるお客様の事例です。お洋服が2つのクローゼットや引き出し収納など数か所に分かれていました。

クローゼット

画像:安部綾子

多いとは感じているけれど、洋服が好きなのでしょっちゅう買ってしまうとのことでした。

クローゼット

画像:安部綾子

分散していると、自分がどのようなお洋服をどれだけ持っているか把握するのは難しいものです。

そこで一旦すべてのお洋服を1か所に集めたところ、「洋服は大好きだけれど、今持っている洋服は多すぎる」と実感することができ、片づけすることができました。

服の片づけ

画像:安部綾子

その後は、ワンピース、スカート、トップスなど種類別にきれいにハンガーにかけ、見た目にも美しいクローゼットが完成しました。

片づけ後のクローゼット

画像:安部綾子

お客様は持っている洋服の量に満足されて、毎日の服選びが楽しくなったそうです。

どんな暮らしをしているか、物をどう扱っているかで量の感じ方は変わる

保存容器の数を、2つの家で比較してみましょう。写真は、どちらも片づけを終えた状態です。

一方の家では、キッチンの棚3段にわたってさまざまな形の保存容器が収納されています。

保存容器収納

画像:安部綾子

もう一方の家は、1段の半分ほどの保存容器しかありません。

保存容器収納

画像:安部綾子

料理するのが好きだったり、作り置きを普段からよくしているという方は保存容器の量は多くなりますが、そうではない方の場合、保存容器の数はそんなに必要なかったりします。

たとえたくさん持っていても、片づけてきれいに収納していれば、「量が多いな」と悩むこともなくなります。

片づけをして自分の適正量を見つけよう♪

何をどれだけ持っていればいいかという答えは、人それぞれだと思います。

自分が分からない物や把握できていない物は多いと感じることが多いですし、少ないと思っていても家中から集めてみると実際は多かったりすることもあります。

自分にとっての適正量とは、「すべての物を把握できていて、収納されている状態を見て心地いいと感じることができる量」ではないでしょうか?

過ごしやすいこの季節に、片づけをして自分なりの「物の適正量」を感じてみませんか?(文/安部綾子)
※この記事は公開時点での情報です。

【参考・画像】
※文・画像/安部綾子

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