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いきなり「やりなさい!」と言っちゃってない? こんまり流片づけコンサルタントも実践“子どもに教える”正しい片づけ方

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こんにちは! 福岡市在住のこんまり流片づけコンサルタントの安部綾子です。

お子様がいらっしゃる方、夏休みいかがお過ごしですか? 毎日家の中が散らかってしょうがない!と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

そんなときには、お子様と一緒に片づけをしてみませんか?

子ども部屋

画像:安部綾子

「片づけしなさい!」という前にやるべきこと

勉強道具が散乱した学習机や、おもちゃが散らかった部屋を見て、ついつい口からでてしまう「片づけしなさい!」の言葉。

それを言われた子どもはしぶしぶといった感じで、引き出しなどにどさっと入れ込み、表に出ていたものをとりあえず見えなくして終わり。どこの家でもある光景ですよね。これでは、毎日同じことの繰り返しで、うんざりしてしまうかもしれません。

ですが、「片づけしなさい!」という前に、親がやっておかないといけないことがあります。それは、「“片づけ方”を教えておく」ということです。

片づけ方を教える→子どもと一緒に実践してみる→子どもが一人でできるようになる

ここまで来てようやく「片づけしなさい!」と言うことができるのです。片づけ方を知らない子どもに「片づけしなさい!」は伝わらなくて当然なのですよ。

“こんまり流片づけ”子どもへの教え方

こんまり流片づけとは、簡単に言うと「ときめくものを選んで、その定位置を決める」というものです。とてもシンプルな片づけ方なので、子どもでもできます。

わが家では、小学生と幼稚園生の娘にこんまり流片づけを教えて、一緒にやっています。

そこで、わが家で実践してきた「子どもとの片づけ方」をご紹介します。

1:おもちゃなど片づけるモノを全部出して1か所に集める

2:子どもに「この中から好きなモノ、大切なモノ、遊びたいモノを選んで」と選ばせる

3:選んだおもちゃの場所(定位置)を子どもと一緒に考える

4:手放すモノには「今までありがとう」と感謝してさよならする

たったこれだけ。どうですか? シンプルな片づけだと思いませんか?

気を付けたいことは、子どもがした選択を否定しないこと。「これ、まだ遊ぶでしょ!」「いらないの?いや、まだ持ってたほうがいいよ」などと大人が頭で考えて言うのはやめましょう。

子どもはせっかく自分で考えて、ワクワクして選んだのに、それを否定されてしまっては「やっぱりお母さんが決めるんでしょ」とやる気を失ってしまいかねません。大人の事情はいろいろとあるかもしれませんが(笑)、できる限りグッとこらえて、子どもが自分で出した選択を一度尊重してあげましょう。

そして、いらないモノ、遊ばなくなったモノを選ぶのではなく、「残したいモノ」を選ぶように伝えてください。

子どもの片づけ

画像:安部綾子

子どもが小さいうちは、一緒に選んだり、定位置は大人が作ってあげても大丈夫です。でも意外と、大人が思っているよりも子どもは片づけが上手です。「まだ小さいからできないよね」と決めつけるのではなく、まずはやらせてみることも大事ですよ。

わが家の娘たちも最初の頃は「好きなモノを選ぶ」というのが難しくて、「全部好き!」と言っていた時期もありました。ですが、段々とその感覚が分かってきたのか、次第にちゃんと選ぶことができるようになり、今では私が手伝わなくても自分たちだけで“こんまり流片づけ”ができるようになりました。

こうやって片づけ方を教えると、モノの定位置が分かるので、日々の片づけは「元にあった場所に戻す」だけになります。

整理された棚

画像:安部綾子

子どもに片づけを教える上で大切なこと

おもちゃ棚

画像:安部綾子

ここまで子どもに片づけを教える方法をご紹介してきましたが、大切なことがあります。

それは、教える側の大人が「片づけ方を分かっていること」、「自分の片づけができていること」です。

そばににいる大人が楽しく片づける姿を見せ、片づいた空間が気持ちいいことを感じさせてあげることが何よりも子どもには良い影響になります。

夏休みという時間を使って、ぜひお子様と一緒に片づけをやってみてください♪(文/安部綾子)

【参考・画像】
※文・画像/安部綾子

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