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本場ドイツでありえない快挙も!北九州に移転した名店「リープリング」【古後大輔の福岡パンライフ#36】

2020.08.24

ぱんにちは〜! 今日もすてきな「福岡パンライフ」をテーマに、最旬のベーカリー情報やおすすめ商品をお届けします。

今回は、本場ドイツで100点満点と讃えられたドイツパン職人の新天地をご紹介します。

ドイツパンとワインの店『リープリング』が北九州に移転オープン!

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

本場顔負けのドイツパンで有名な『リープリング』が、先月7月17日、東区三苫から北九州八幡西区に移転リニューアルオープンした。

場所は、マンモス団地に隣接する商店街の一角。周りには北九州で有名なフレンチや人気パティスリー、名物ラーメン屋など「街の名店」が集っている。

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

切り盛りするのはオーナーシェフの原武冴子さん。前店舗から数えて今年で5年目を迎えた『リープリング』の新天地は、なんと原武さんが生まれ育った故郷。

移転オープンを心待ちにしていた近所のパン好きはもちろん、友人、知人、さらには、移転前からの熱狂的なファンが、連日やってきているそうだ。

主役は365日食べても飽きない、料理との相性も抜群のスタンダードな食事パン

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

『リープリング』の原武さんが焼き上げるドイツパンの主役は、本場仕込みのスタンダードな食事パン。

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

3年間、ドイツのベッカライで単身修行し、ドイツのパン職人として国家資格を取得。本場の製法をそのままに、自家製サワー種を使って、毎朝一つひとつ心を込めて焼き上げられるパンには特別なおいしい気配が漂っている。

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

昨年は、本場ドイツのパン職人が参加する、権威ある品評会に7種のパンを出品。その結果、なんと7種すべて100点満点という、前代未聞の栄光に輝いた。

日本人女性のパン職人が成し遂げた快挙の噂は瞬く間に広がり、ドイツメディアがわざわざ福岡まで取材に来たほど話題を呼んだ。

ライ麦と自家製サワー種が生み出す、まろやかな酸味のおいしさのとりこに

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

おすすめは、食事と合わせることで、ライ麦ならではの味わいが楽しめるスタンダードな食事パン。

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

(下の画像)『プライスターラー』(1ホール520円、ハーフ260円)。ライ麦75%配合。

原武さんが一番大切にしているパンのひとつ。うす皮はカリッと、中はもっちり、しっとり。マイルドなライ麦の酸味がクセになる。一度たりとも同じ顔つきにならない割れ目の入り方が印象的だ。

リープリング

画像:リープリング

(下の画像)『フランケンライプ』(1ホール540円、ハーフ270円)。ライ麦75%配合。

黒っぽい生地の中にはスパイスが練りこまれている、香り高いパン。溶かしたチーズに白ワインの組み合せが最高!

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

(下の画像)『メアコンブロート』(1ホール600円、ハーフ300円)。ライ麦30%配合。

オーツ麦、ヒマワリの種、ゴマ、亜麻仁入り。厚めにカットして、生野菜とチーズを豪快に挟むのがおすすめ。

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

(下の画像)『ライ麦パン』(ハーフ380円)。ライ麦100%。

健康に気をつけている人にもおすすめ。生地にヒマワリの種とゴマが入っていて、噛むほどにおいしさが深まる。バター、チーズ、スモークサーモンを合わせつつ、ビール、白ワインとぜひ一緒に!

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

そのほかのメニューも、他ではあまり見かけないドイツパンばかり!

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

おつまみにぴったりの『キャラウェイシードの塩パン』(180円)。

お酒好きならぜひ試してみてもらいたい一品。

画像:シティ情報ふくおか

ビギナーはもちろん、酸味が立ったドイツパンが苦手という人も、きっと『リープリング』のドイツパンなら大丈夫なはず。

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

パンの特徴やおすすめの食べ方が書かれたフライヤーにしっかりと目を通して、原武さんに好みを伝えたり、相談しながら、ぜひいろいろなドイツパンのおいしさにチャレンジしてみてほしい。

目指すは、ドイツパンとワインの組合せが味わえる「パン&ワイン屋」

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

「私がドイツで感動した本場のドイツパンとドイツワイン。この二つの食べ合わせのおいしさをたくさんの人たちと一緒に楽しみたくて!  酒販免許を取得して、こんなワイン販売スペースまで作っちゃいました。周りからは『ただ自分が飲みたいだけでしょう』なんて茶化されるんですが、確かに半分は当たってますかね(笑)」

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

新天地には特別なワインスペースを併設。レンガなどこだわりの内装とインテリアで設えられた空間は、まるで現地の洞窟の中にあるワイン貯蔵庫に入ったかのような雰囲気。肝心のワインは現在直輸入中(秋頃にはドイツから到着予定)なのでしばしお待ちを。

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

リープリング

画像:シティ情報ふくおか

「もっともっと本場のドイツパン、特に食事パンを極めて、ドイツワインとの組み合わせで広がるおいしさを届けていきたい。品数を絞ってでも、より深く!より濃く! そこにドイツのハムやソーセージなんかあったらもう最高なんですけどね(笑)。そこまで行けるように頑張ります!」

『リープリング』の第2章のテーマはドイツパンとワインの文化を育む「パン&ワイン屋」。ドイツワインを試飲し、樽の上のドイツパンをつまみながら、ワインとパンを品定め……なんていう、「扉の向こうはドイツ」的なオンリーワンのパン屋になりそうだ。(文/古後大輔)

〈店舗詳細〉
Liebling(リープリング)
住所:北九州市八幡西区光貞台1-1-10
詳細はLiebling

【参考・画像】

※古後大輔

※シティ情報ふくおか

※Liebling

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