ごちそう感たっぷり!“見た目は地味でも主役級”絶品「味噌汁」レシピ2つ
こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
みなさんはお味噌汁、食べてますか? 寒くなると、よりおいしいと感じる方もいるのでは。
お味噌汁は、たくさんの野菜を一度に食べられるし、何を入れてもすべてを包んでまとめてくれる、懐の大きなメニュー。冷蔵庫の片付けにもなりますね。
今回は、寒い日にうれしい、おなかの中からポカポカ温まる味噌汁レシピをご紹介します。
1:ホクホクのじゃがいもにバターとすりごまでコクアップ「コクウマじゃがバタ味噌汁」
じゃがいもとバター、そこに味噌。これはおいしいが約束された組み合わせ。
そこに、すりごまを加えることでさらにコクがアップ。じゃがいもを大きく切ってお肉も加えることで、おかず感も出るので夜の食卓にもおすすめ。
【材料】(2人分)
じゃがいも・・・120g
豚バラ肉(薄切り)・・・80g
青ねぎ(小口切り)・・・2本
バター・・・10g
すりごま・・・大さじ2
だし汁(かつお、昆布などお好きなもの)・・・400ml
味噌・・・大さじ2
<作り方>
(1)じゃがいもの皮をむき4等分に切り、さっと水にさらす(でんぷん質を落とす)。豚バラ肉は食べやすい大きさに切る。
(2)だし汁とじゃがいもを鍋に入れ、沸騰したら弱火にして、味噌の半量を加える(じゃがいもに下味をつけるイメージ)。ふたをしてじゃがいもが柔らかくなるまで10分程度煮る。豚肉を加え、さらに3分ほど煮る。
(3)それぞれの汁椀に、バター(5g)・すりごま(大さじ1)・青ねぎ(1本分)を入れておく。
(4)(2)に残りの味噌を加えて味をととのえ、(3)に注ぐ。
寒い日に、ごろっと大きめのホクホクしたじゃがいもを食べると温まりますよ。すりごまはお味噌汁にとっても合うので、普段のお味噌汁にもぜひ加えてみてください。
2:とろみスープが寒い日にうれしい「山芋とろろ味噌汁」
山芋でやさしいとろみのついた味噌汁は、冷えた体が芯から温まります。
山芋は麺棒でたたくことでおろす手間が省け、ところどころ残った食感もいいアクセントに。見た目は地味だけどホッとする味わい。
【材料】(2人分)
山芋・・・100g
豚肉(薄切り肉)・・・80g
だし汁(かつお、昆布などお好きなもの)・・・400ml
味噌・・・大さじ2
七味唐辛子・・・適量
<作り方>
(1)山芋は表面を洗い(皮は薄いならむかないでOK)、ポリ袋に入れて麺棒でたたいて潰す。豚肉は食べやすい大きさに切る。
(2)鍋にだし汁を入れて沸かし、豚肉を加えて火を通す。あくが出たらすくう。
(3)(2)に山芋を加えて混ぜ合わせ、1分程度加熱して、味噌を溶く。
(4)器に盛り、お好みで七味を振る。
山芋のひげが剛毛の場合は、直火で表面を軽くあぶって取り除いてください。また、皮が分厚ければピーラーでむいて使用してください。
毎回だしを取るのが面倒な方は、顆粒のだしでもOKですが、水出し方式もおすすめ。昆布、煮干し、鰹節、干ししいたけ、切り干し大根など好みの材料を水に浸けて、冷蔵庫で一晩以上寝かせれば完成です。私もこの方法でそのときの気分で材料を組み合わせて、だしを取っています。
「医者いらず」ともいわれている味噌。私はここ10年くらいは、毎年10月末くらいに仕込む「手作り味噌」を楽しんでいます。日々の食生活に味噌を上手に取り入れて、寒い冬を乗り切っていきましょう。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/中願寺あゆみ
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