意外と使える!万能食材「春菊」の“知れば使いこなせる”美味しいレシピ
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こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
冬のお野菜も充実してきましたね~。
“冬野菜といえば根菜”なイメージの方も多いと思いますが、ほうれん草や春菊などの葉物も冬が旬です。
そこで今回は、春菊を使ったレシピをご紹介します。
11月~2月に旬を迎える春菊。これからが一番おいしい時期です。緑黄色野菜の春菊には多くのβ-カロテンが含まれ、ミネラルも豊富で栄養たっぷり。しかもいろんな料理に使える万能食材です。(※1)
1:独特の苦みがいいアクセントに!「春菊とエビのカリモチチヂミ」
しみじみと「おいしいお野菜だなー」と感じることができる春菊のシンプルチヂミ。卵焼き器を使って焼きます。
【材料】(1枚分、13×18cmの卵焼き器サイズ)
■生地
小麦粉・・・大さじ4
片栗粉・・・大さじ1
塩・・・2つまみ
水・・・大さじ3
■具材
むきえび(下処理済み)・・・50g
春菊・・・1束
白ネギ・・・1/2本
■タレ
酢・・・大さじ1/2
醤油・・・大さじ1/2
砂糖・・・小さじ1
ごま油・・・少々
サラダ油・・・適量
ごま油・・・適量
<作り方>
(1)むきえびは1cmくらいの大きさに切る。春菊は5cm幅にざく切りにして、茎の部分が太いようであれば、縦半分に切る。白ネギは斜め薄切りにする。
(2)生地の材料をボウルに入れ、さっくり混ぜ合わせて(1)の具材を合わせる。
(3)卵焼き器にサラダ油を大さじ1程度入れて火にかけ、温まったら全体に生地を流し込む。
(4)弱めの中火でじっくり焼き、途中で裏返す。フライ返しで押さえながら、カリッとするように端にごま油を足しながら焼く。
(5)両面にいい焼き色がついたら火を止め、食べやすい大きさに切り器に盛る。混ぜ合わせたタレにつけていただく。
具材から水分が出るので、始めは粉っぽくても大丈夫です。
今回使ったもののほかに、冷蔵庫に少しずつ残っている玉ねぎやにんじんなどを加えても大丈夫なので、アレンジしてみてくださいね。
そして、「チヂミは揚げ物」と思いながら、油を恐れずに加えて、揚げ焼きのようにするとカリっと仕上がりますよ!
2:2種の青菜で作る「春菊と小松菜の煮びたし」
口の中で小松菜のシャキシャキっとした小気味いい食感と春菊の風味が広がります。ごはんが進む、甘辛いしっかり味の煮びたしです。
【材料】(3人分)
小松菜・・・1袋
春菊・・・1/3袋
すし揚げ・・・3枚
ごま油・・・大さじ1/2
かつお節・・・4g
A水・・・大さじ4
A砂糖・・・大さじ1
A醤油・・・大さじ1.5
<作り方>
(1)小松菜と春菊はきれいに洗い水気をきって、3cm幅に切る。すし揚げは熱湯をかけ、粗熱が取れたら絞り、食べやすい大きさに切る。
(2)フライパンにすし揚げを入れて、焦げ目が付くまで乾煎りする。
(3)(2)に小松菜と春菊の根元(茎)とごま油を入れて色が鮮やかになる程度に炒める。
(4)小松菜の葉の部分を入れて炒める。全体に油が回ったらかつお節を加え、炒める。
(5)Aを加え、全体をなじませ、最後に春菊の葉を加えて少しくたっとさせる。
だし汁を作って煮びたしを作るのは少し面倒。そんな方にもおすすめの方法です。かつお節は小分けになったパック2つが目安です。
春菊には葉っぱをよく見ると、ギザギザが小さいものやふわっと大きなものなど違いがあります。福岡市内で生産されているのは「中間の中葉」とよばれるものが多く、香りが良くて、アクが少ないのが特徴といわれています。
定番の水炊きやすき焼きなどの鍋料理はもちろん、旬の時期の春菊は葉も柔らかく、生食もできます。そのままサラダなどに使っても◎。春菊のレシピはまだまだご紹介しますので、お楽しみに。(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。(※1)食品成分データベース(文部科学省)
※文・画像/中願寺あゆみ
(※1)食品成分データベース(文部科学省)
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