あの定番野菜が衝撃のおいしさに! “作り置きにも◎”シンプルイズベストの簡単「夏野菜レシピ」
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こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。
そろそろ夏野菜にも飽きてきた頃ではないでしょうか?
手を変え品を変え、いろんなメニューに登場させてきたかと思いますが、今回はシンプルに素材の味が楽しめるレシピを3つご紹介します。
その日の気分で味付けも変えられ、ストックもできるので大量に作ってくださいね。
1:ねばねばとにんにくの香りにお箸が進む「モロヘイヤのナムル」
「王様の野菜」といわれているモロヘイヤ。私も大好きなお野菜です。カルシウム、カリウム、鉄など……とにかくうれしい栄養素がたくさん含まれています!(※1)
【材料】(2人分)
モロヘイヤ・・・1/2袋(100g程度)
Aにんにく(すりおろし)・・・小さじ1/3
A塩・・・ふたつまみ
A醤油・・・小さじ1/3
Aごま油・・・大さじ1
Aすりごま・・・小さじ2
<作り方>
(1)モロヘイヤはよく洗って茎と葉を分ける。茎の太い部分は硬いので、切り落として捨てる。残りの穂先側を食べやすい長さにざく切りにする。
(2)鍋に600ml程度の湯を沸かし、小さじ1(分量外)ほどの塩を加える。茎を入れて20秒、そこに葉を加え20秒ゆでて、ざる上げて水にさらし水気をぎゅっと絞る。
(3)(2)をボウルに入れてほぐし、Aを順番に加え和えていく。
モロヘイヤはゆでておけば、すぐに使えて便利。納豆やオクラと合わせたり、スープやお味噌汁に使ってもいいですね。
2:“蒸す”がうまい!「ふっかふっか蒸しなす」
なすっておいしいですよね。でも、炒めると油をめちゃくちゃ吸って罪悪感……。香ばしい焼きなすも、なんかちょっと面倒。
そんな皆さんにおすすめなのが「蒸し」なす。
ふっくら蒸しあがったなすは、あったかいうちに食べても冷たくしてもどちらでもおいしくいただけます。冷蔵庫で5日程度持つので、一気に蒸しておけば、いろんな料理に使えて便利ですよ。
【材料】
なす・・・2本
<作り方>
■蒸し器・せいろの場合
(1)なすのへたを落としてピーラーで皮をしっかりきれいに剥く。
(2)蒸し器を準備して、蒸気が上がったらなすを入れ、7~10分程度蒸す(※大きさによって調整)。
■電子レンジの場合
(1)なすのへたを落としてピーラーで皮をしっかりきれいに剥く。
(2)さっと洗い、水気がついた状態でラップで1本ずつふわっと包む。
(3)電子レンジ600Wで2分~2分30秒(※大きさによって調整)加熱する。
電子レンジも良いですが、ぜひ蒸し器で蒸しあげたものを1度食べていただきたいです。蒸すことで水分がそのまま保たれ、ふかふか、トロトロで病みつきになります。
熱々に塩とごま油を垂らしただけのシンプルな味付けでも、とてもおいしいです。細かく包丁で切らずにお箸で裂きながら食べると◎。薬味とポン酢で食べたり、ごま和えにしたりもおすすめです。
私は先日のお昼ごはんでは、韓国冷麺の具材として蒸しなすをのっけていただきました。
3:地味だけど衝撃のおいしさ「丸ごとピーマンのごま油蒸し」
家庭菜園などでじゃんじゃんできるピーマン。「もう食べるの追いつかない!!」って状態になっていませんか?
ピーマンを油で蒸し焼きにするとかさも減り、ぺろっと大量消費できちゃいますよ~。めっちゃ地味な見た目だけど、しみじみおいしい! 甘長唐辛子などでも◎。
【材料】(作りやすい分量)
ピーマン・・・8個
ごま油・・・大さじ1.5
塩・・・適量
<作り方>
(1)ピーマンを洗う。
(2)ふたの閉まる鍋もしくはフライパンにピーマン(へたも種も取らない丸のまま)を並べる。ピーマンにごま油をまとわせ、塩をパラパラと振る。
(3)ふたをして火にかけ中火で加熱する。バチバチとした音がしてしばらくして、ピーマンのいい香りがしてきたら、ふたを開けピーマンを裏返す。全面に焼き色がつくまで繰り返す。
(4)全体に焼き色がつき、ピーマンがパンっと膨れた状態で火を止める。
シンプルな料理なので新鮮なピーマン、ごま油やおいしい塩を使ってくださいね。種まで食べられます。結構ペロッといけちゃうので多めに作るのがおすすめ。かつお節をのせて食べたり、ポン酢やだし醤油をかけたり、ぶっかけそうめんなどの具にしても。
クタクタの仕上がりもおいしいですが、少しピーマンの食感が残るような状態で火を止めるとさらおいしいです。
今回は夏野菜を使ったさっぱりレシピをご紹介しました。食欲が落ちがちな夏ですが、食べるもの食べて乗り切りましょうね!(文/中願寺あゆみ)
※この記事は公開時点での情報です。(※1)食品成分データベース(文部科学省)
※文・画像/中願寺あゆみ
(※1)食品成分データベース(文部科学省)
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