食べて驚く絶品新作が続々!パン好きが通う人気店「マツパン」(中央区六本松)【古後大輔の福岡パンライフ#28】
ぱんにちは〜!
今日も素敵な「福岡パンライフ」をテーマに、最旬のベーカリー情報やおすすめ商品をお届けします。
今回は、パン好きで知らない人はいないほどの人気店『マツパン』の魅力のおはなしです。
「対面式販売」スタイルで、よりアットホームな空間に
オープンして5年目を迎えた『マツパン』。
パン好きで知らない人はいないほどの人気店は、今次なるおいしさづくりに励んでいる。
そのひとつがいち早くコロナ禍に対応した対面式販売という営業スタイル。馴染みの大工さんがこしらえてくれた立派な木製ショーケースに並ぶパンはどれもどこか誇らしげ。
老若男女が集う『マツパン』らしい、安心安全かつ、みんなの気持ちをほっこり和ませてくれる、おいしさの新しい演出なのだ。
自粛開けから新作含め日々60種類くらいのパンが並んでいる。
入店の人数制限はまだ実施中だが、「これってどんなパンですか?」なんて聞きながら、じっくり、ゆっくり選べる対面式だから生まれるコミュニケーションでいつにも増してアットホームな空間になっていました。これもまた『マツパン』のおいしさのひとつ!
販売をはじめたばかりの『マツパンふろしき』も見逃せない!
福岡在住の注目アーティスト・オキケンイチ(記事下部にリンクあり)さんにシルクスクリーンを使ってオーダーメイドしてもらった『マツパンふろしき』(小1800円、大2400円)も最近販売をはじめたばかり。
「ふろしき」っていうところが、いいんですよね。ふろしき以外にもバンダナがわりとしていろいろおしゃれに使えそう! 今度はかわいいTシャツよろしくお願いします。
緑のなかで、ゆっくり、噛みしめる“ここにしかない”マツパンのおいしさ
「自粛期間中、大変なことはたくさんありましたが、スタッフのみんなとしっかりと話し合いながら私たちができることを一歩一歩やっていけたこと。これまで一心不乱に作り続けてきた自分のパンと店のあり方を見直すきっかけができました」とここ数カ月での心境の変化を語ってくれた店主・松岡さん。
その成果のひとつが、おいしさづくりの二つめ、自粛期間中に生まれた新作パンの数々。どこにもない『マツパン』だからこそつくれる、おいしさが表現されたパンなのだ。
「自分の家族と過ごす時間が増えて、家でパンを作ったり、料理を作ったり、それが本当に楽しくて。低温調理器具まで購入して、新作づくりにハマッていました」
そうやって誕生した新作のテーマはズバリ「レトロパン」。焼きそばパン、カレーパン、チョコパン、ソフトフランスなど、昔ながらのまちのパン屋には必ずあった和製パンの定番メニューやライ麦を使ったドイツの昔ながらの食事パンのことだ。
そこに『マツパン』の現代風解釈を加えた「ニューレトロ」な手法で、新たなまちのパン屋としてのおいしさをしっかりとつくりあげている。
ソースや具材もとことんオリジナルの配合や手作りにこだわった『
食べた瞬間、ビックリしてしまうくらい、くず粉がモッチリ&しっとり感を生み出している『くず粉のホットドッグ(320円)』、『くず粉のロデヴ(300円)』。
歯切れの良さと口どけも絶品、パン好きなら絶対に食べておくべき逸品!
ライ麦のアロマをほどよく抑えた、酸味が立たない日本人らしい深味があるライ麦パン『パインのライ麦パン(
「
ここ数年で開発が進んだ六本松の南裏手側にある緑道沿い。都会的な高層ビルが建ち並ぶ表の顔とは対照的に、昔ながらの風景が残るまち。
朝早くから夕方まで、通勤通学、散歩にランニングと、
平日週末問わず、ベビーカーのママさんや小さな子連れ客が多いこのエリア。個人的にはあんぱん、クリームパンと一緒に、この『きなこパン(120円)』をオープン当初からさりげなく、絶え間なく、真摯につくり続けているところに『マツパン』の真髄をいつも感じている。
福岡もようやく外出が少し楽しめるようになってきました。いつもより夏が早くやってきそうな陽気ですが、梅雨の合間の小休止がてら、この緑道をゆっくり散策しながら、『マツパン』にしかないおいしさを噛み締めてみてください。(文/古後大輔)
※価格はすべて税別です
<店舗情報>
マツパン
住所:福岡市中央区六本松4-5-23
そのほか詳細は「マツパン」へ
【参考・画像】
※古後大輔
※オキケンイチInstagram(@okiiiiiiiiii)
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