東インドの定番「ナマズのスープカレー」って一体どんな味!? “本場の味”を実食レポ(春日市)
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こんにちは。FBSアナウンサーの伊藤舞です。
カレー日記93回目は、福岡では珍しい「東インド」の超本格カレーです。
FBS福岡放送『めんたいワイド』の「火曜カレー部」で取材したお店を詳しく紹介します。
東インドの本格カレーが味わえる!「インディアンスパイスファクトリー」(春日市)
春日市に3年前にオープンした『INDIAN SPICE FACTORY(インディアンスパイスファクトリー)』。
福岡では珍しい「東インド」のカレーが楽しめるお店です。
日本では珍しい「ナマズ」のカレー!そのお味は?
東インドでは、淡水魚を使った魚のカレーが定番で、ナマズもポピュラーな食材ということで、今回は、『東インド/ベンガリーランチ(ナマズのスープカレー)』(1,650円)をいただきました(カレーは日替わりで3種類の中から選べます)。
トマトベースのカレーの真ん中には、存在感抜群のナマズ。スパイスでマリネして、油で揚げた切り身が入っています。
隣のプレートには、パラパラのバスマティライスと、数種類の副菜。副菜も全てカレー風味なんです。
東インドでは、ルーもライスも副菜も、全部合わせて“カレー”という位置付けなんだそう。カレー=定食という感覚なのかもしれないですね。
カレーに入ったナマズは、イメージとは裏腹に臭みなどは全くなし! 白身がふっくら肉厚で、しっかり辛さを感じるルーを幾分まろやかにしてくれます。
そして、サラサラのルーは、トマトをベースに酸味と旨みを生かしつつ、青唐辛子のキレの良い辛さが特徴的。
パラパラのバスマティライスにはこのスープ状のルーがしっかり染み込み、相性抜群です。
カレーの風味で味付けされた副菜たちは、それぞれ食感や甘みなどに違いがあり、食べるごとに食欲をかき立てるおいしさです。
コロナ禍でインドシェフが不在に…それでもお店を守り続ける夫婦
このお店のオーナー中山浩司さん・祥子さん夫妻。
もともと、インドの日本料理店を手掛けるビジネスをしていたご主人が、現地で東インド料理に目覚め、日本にこのおいしさを広めたい!と『インディアンスパイスファクトリー』をオープン。
しかし、コロナの影響で一時帰国していたインド人シェフが日本に戻ってくることが出来なくなってしまいシェフ不在に。
そこで、スペイン料理店で15年以上調理を担当していた経歴のある奥様・祥子さんが、シェフ不在の間、お店の味を守っているんです。
『サチコのキッチン』として、スペイン料理と東インド料理を提供しています。
「東インド料理のおいしさを広めたい!」とオープンさせたお店なので、日本人に寄せることなく、本場のおいしさを追求した味わい深いカレー。
奥様もその思いを受け継ぎ、シェフが帰ってくるその日まで、東インドの味を伝え続けています。(文/伊藤舞)
〈店舗情報〉
■インディアンスパイスファクトリー
住所:福岡県春日市昇町4-24 稲生ビル1F
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※文・画像/伊藤舞
※FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)
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