意外な場所で発見!太宰府天満宮近くの“知る人ぞ知る”ランチ&カフェスポット「KANOYA teasalon&shokudou」
こんにちは。訪問したお店がついに延べ900店舗を超え、1000店舗も夢じゃなくなってきたカフェ好きライター・ayu.latteです。
今回は、太宰府天満宮近くの意外な場所にあるカフェをご紹介します!
参道沿いの梅ヶ枝餅屋さんの奥にある「KANOYA teasalon&shokudou(かのやティーサロンアンド食堂)」(太宰府市宰府)
太宰府天満宮の表参道沿いにお店を構える梅ヶ枝餅の『かのや』。
その奥に、『KANOYA teasalon&shokudou(かのやティーサロンアンド食堂)』はあります。
『KANOYA teasalon&shokudou』の始まりは、シェフが『かのや』を継いだこと。もともとは飲食店で独立開業する予定だったのだそうですが、2019年に元号が「令和」に変わったこともあり、地元・太宰府で経験とお店の歴史、そして太宰府の文化を掛け合わせると面白い化学反応が起きるのではないかと考えたそう。
歴史を引き継ぐという思いと、「フレンチ」と「和」といった垣根を超えたグローバルな表現をしていくために、代々続く店名をアルファベットの「KANOYA」としたそうです!
扉を開けると……
とってもすてきな空間が広がります。4人がけや2人がけのテーブルと、中央には大きなテーブルも。
飛沫感染防止のアクリル板も設置してあり、安心して食事が楽しめます。
日本茶が味わえるお店
『KANOYA teasalon&shokudou』は、日本茶を味わえるお店。
うきはの有機栽培お茶農家と提携し、味はもちろんのこと、旨味が強く、健康的で栄養豊富なお茶が味わえます。
そのほか、八女や知覧茶、和紅茶、ほうじ茶とハーブのブレンドティー、野草・薬草をブレンドしたお茶などもいただける、珍しいお店です。
日本人にとって身近なお茶。なのに、その評価は日本人には低いことに疑問を感じていたシェフ。
日本の食文化の一つであるお茶にフォーカスし、「本当のおいしさ、香りや旨味、そして新たな楽しみ方を提案できれば」とオープンしたそう。
今回オーダーしたのは『山峡(やまかい)』(税別700円)。
煎茶は1杯700円~1,200円(税別)の価格帯があり、お店の方に尋ねると、スイーツとのペアリングでオススメのものを提案してくれます。
今回おすすめしていただいたものの中から選んだ『山峡』は、ハーブのような清涼感と丸みのあるやさしい甘さが特徴。
目の前でグラスに注いでもらえます。
ワイングラスで提供されるので、飲むときにふわっとお茶のいい香りを楽しみながら、温かい煎茶をいただくことができます。
抹茶は『宇治抹茶』(税別750円)、『星野抹茶』(税別850円)があり、そのほかに『和紅茶』『焙じ茶』(各税別650円)も。
また、『焙じ茶とカモミール』『焙じ茶とレモングラス』などのブレンド茶もありました。お茶以外にも、甘酒や梅ジュース、ぶどうジュースなどもありますよ♡
いちごのおいしい季節限定のスイーツが絶品!
今だけ、「いちごのおいしい季節限定」のスイーツがこちら! その名も『AMAOU』(税別1,500円)。
太宰府という土地柄、神事に使われる「麻」にヒントを得たというシェフ。以前、宮古島に住んでいたというご縁もあり、「麻炭」を宮古島から仕入れ、それを練りこんだメレンゲを上にかぶせたスイーツです。
赤い「いちごのスープ」がとてもインパクトありますよね。こちらのスープは、オリーブオイルとレモングラスを使って作っているのだそう。
メレンゲを外すと、いちごのアイスクリーム、そして大粒のあまおうが顔を出します。あまおうのスライスは、オリーブオイルと香り付けのブランデーでマリネしたもの。
いちごのアイスクリームの下には、マスカルポーネチーズ、スパイスのクランブル、そしてクレームダンジュ。
メレンゲをサクサクと崩しながらスープと一緒にいただくと、いちごの酸味と甘みにメレンゲの食感も加わり、とっても楽しいスイーツでした。とっても手の込んだスイーツ。予約がオススメです。
ほかにもいろいろ楽しめるスイーツ
レギュラーメニューとして人気なのが『有機星野抹茶のテリーヌ』(税別800円)。
有機栽培の星野抹茶を贅沢に使用し、濃厚で口溶け良く風味豊かに仕上げたそう。
テリーヌはオーブンで焼くので火が入り過ぎる部分が出やすいのですが、その部分をできる限りなくし、どこを食べても口の中で溶ける仕上がりを目指したというこだわりよう。
全体がなめらかになるようにやさしく火を入れ、抹茶の風味を損わないように卵の量を抑えて、どれだけ口溶け良く仕上がるかを追求した逸品。ぜひ堪能していただきたいです♡
こちらは『ガトーショコラ』(税別900円)。
クラシックで濃厚なガトーショコラを軽めに。グリーンティーのアクセントが楽しいスイーツです。
ブランチや予約制のコースランチも
こちらはブランチメニューの『仔羊と春野菜のクスクス』(税別1,800円)。
地元の野菜をたっぷりと使い、スープにモロッコの調味料アリッサを溶かして食べるのがオススメなのだそう。
そのほか、猪のカレー、鹿のカレー、鴨コンフィなども味わえます。
そしてなんと、完全予約制のワンランク上のランチコースもいただけるのです!
その日の食材で内容がかわるコースは税別4,500円。コースは決められた日での提供になるのでInstagramや電話で確認してください。
メニューは一例ですが、こちらは鰆。
やさしく火が入った、しっとりと繊維がほぐれるような食感。キノコの香りと鶏の出汁で、青菜のさわやかな青い香りがアクセントに。
フランスで修行したシェフの経験とセンスの光る極上の料理たちが並ぶ、芸術のような美しいプレートです。
また、気軽に立ち寄れるように、ドリンクにプラス100円で梅ヶ枝餅を店内でいただくこともできるのもうれしいですよね。
太宰府で商いをやっているお店は、後継者不足などで長年続いていたお店が減る一方。そのような現状を少しでも変えられたらと思い、跡を継がれることを決意されたシェフ。
そんな想いが、これからまた新しい「太宰府」へと変わるきっかけになるかもしれませんね。(文/ayu.latte)
〈店舗情報〉
■KANOYA teasalon&shokudou(かのやティーサロンアンド食堂)
住所:福岡県太宰府市宰府4-6-17
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/ayu.latte
※画像/KANOYA teasalon&shokudou
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