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一度は行ってみたい! “自分へのご褒美にぴったり”完全予約制の絶品日本料理コース「赤坂あきちゃん」(福岡市中央区)

2021.03.04

3度の飯と飯! 福岡のごはん大好き!

おいしいものを求めて福岡市内から北九州方面までグルメ巡りをしている、まるログです。

今回は、赤坂にある割烹料理のお店『赤坂あきちゃん』をご紹介します!

地下鉄・赤坂駅から徒歩2分!完全予約制の割烹料理店「赤坂あきちゃん」

福岡市地下鉄「赤坂」駅2番出口から徒歩2分の場所に、ひっそりとたたずむ『赤坂あきちゃん』。

目立った看板はありません。

赤坂あきちゃん(外観)

画像:まるログ

店内は、カウンター席と、奥に4人がけのテーブル席の個室1室。

赤坂あきちゃん(店内)

画像:まるログ

静かで大人な雰囲気です。

ちなみに、お店の敷地内は全面禁煙、駐輪禁止なので、ご注意ください。

メニューは「おまかせコース」のみ!

メニューは、季節の食材を使用した『おまかせコース』(税別10,000円)のみ。

コースの内容は、1~1か月半のクールで少しずつ変わるとのこと。どんな料理が出てくるのか、楽しみです。

おまかせコースの内容は?

今回ご紹介するコースの内容は、私が訪れたときのものなので、あくまでご参考程度にお願いします!

一品目に出てきたのは『黒豆とフォアグラの味噌漬けモナカ』。

モナカ

画像:まるログ

最中を開けるとこんな感じに。

モナカ(中身)

画像:まるログ

モナカに挟まれているのは、フォアグラの味噌漬けとほんのり甘い黒豆。そして、小さく切られた「いぶりがっこ」が入っています。

濃厚でしっとりとした食感のフォアグラに、いぶりがっこのカリカリとした食感がアクセントになって◎! いぶりがっこの風味もフォアグラと合います。

二品目は『ハマグリ、ユリ根を使用した茶碗蒸し』。

茶碗蒸し

画像:まるログ

ハマグリの出汁で作った茶碗蒸しに、カブのすりおろしを餡にしたものが上にかかっています。やさしいハマグリの出汁の味がたまりません!

茶碗蒸し(中身)

画像:まるログ

三品目は『フグの白子のせ』。

フグの白子のせ

画像:まるログ

フグは身の部分と皮の部分に分けられており、その上にプリプリの白子がのっています。

これは、混ぜてからいただきます。

白子アップ

画像:まるログ

山芋も入っていて、シャリシャリとした食感とフグの歯応えが◎。軽く焼かれた白子は、プリプリ、トロトロ♡

海苔の香ばしい香りと、シソの花の風味が鼻を抜けていくのも、たまりません。

四品目は『表面を焼き入れた車海老』。

車海老と水イカ

画像:まるログ

こちらは冷製メニュー。

水イカ、菜の花、うるいの上に車海老がのっていて、さらにその上から出汁と梅のゼリーがかかっています。

春の山菜「うるい」が、もう春が来るのだと教えてくれるような、季節を感じられる一品です。

車海老アップ

画像:まるログ

五品目は『太刀魚のフライ』。

太刀魚のフライ

画像:まるログ

黒七味をつけて、いただきます。

甘酢とタルタルソースが、サックサクに揚がった太刀魚のフライとよく合います!

六品目は『ヨコワの手巻き寿司』。

ヨコワの手巻き寿司

画像:まるログ

「ヨコワって……?」と思いましたが、「マグロの赤ちゃんです」とお店の方に教えていただきました。

ちなみに、後から調べたのですが、クロマグロの赤ちゃんのことで、関東地方では「コメジメジマグロオオマグロ」、関西地方では「シンマエヨコワコビンマグロ」という呼び方をするよう。地域で呼び方が違うんですね。

ひとつの料理から、また学びを得ました! こうやって調べてみると、おもしろいですよね。

七品目は『海老と松葉ガニの餡』。

海老と松葉ガニ

画像:まるログ

里芋と一緒に練り物にしてカリカリに揚げた海老に、松葉ガニの餡がかかっている一品。

外はカリカリ、中はフワフワしっとり♡ 松葉ガニの餡はやさしい出汁の味で、とてもおいしかったです!

海老と松葉ガニアップ

画像:まるログ

八品目は『鹿児島 野崎牛のサーロイン』。

野崎牛サーロイン(アップ)

画像:まるログ

サーロインの下に隠れているのは、福岡県産の「大蔵大根」と、ほうれん草。

大蔵大根というのは、江戸時代に豊多摩郡で栽培されていた「源内づまり」という品種の大根が世田谷の大蔵原に伝わって改良され、「大蔵大根」として1953年に名称登録されたそう。その後、今では全国各地で栽培されるようになったんだとか。

野崎牛サーロイン(持ち上げ)

画像:まるログ

こちらも出汁がかかっていますが、サーロインの肉のおいしさを邪魔しないやさしい味付け。皿の中のすべての食材の味わいが楽しめる料理でした。

九品目は『フグとウドの土鍋ご飯』。

土鍋ご飯

画像:まるログ

春の食材である山菜の「ウド」を使用した土鍋ご飯。

ほのかなウドの香りとやさしい出汁の味がするホカホカの土鍋ご飯。

お味噌汁と、温かいお茶と一緒に提供されました。

土鍋ご飯(1杯目)

画像:まるログ

おかわりもできるので、おいしくて3杯もおかわりしてしまいました。

そして、そのおかわりの提供の仕方もすてきで、一杯目はそのままの味で。

二杯目は、海苔をのせて。

土鍋ご飯(2杯目)

画像:まるログ

三杯目は、梅と鰹を和えたものをのせて。

土鍋ご飯(3杯目)

画像:まるログ

と、一品の料理で3度も楽しませていただきました!

そして、〆のデザートは『アールグレイのアイスとリンゴ』。

アールグレイのアイスとリンゴ

画像:まるログ

アールグレイのアイスは初めて食べました! ほのかな柑橘系の香りと甘くて舌触りの良いアイス。それに、シャリシャリとしたリンゴの食感も◎!

アールグレイのアイスとリンゴを一緒に食べれば、アップルティーの味に! これは、おもしろいです。

こんな楽しみ方ができるデザートって良いですよね。

デザートで使われているお皿がすごくかわいくて、大将にどこのお皿か尋ねてみたら、『エルコーレモレッティ』というイタリアのブランド洋食器だと教えてくれました。

デザート(アップ)

画像:まるログ

上の写真の左端に小さく「M」の文字がありますね。

とってもかわいくて、私も自宅用に欲しくなりました。気になる方は調べてみて!

オリジナリティーあふれる「赤坂あきちゃん」

荒江で『焼鳥あきちゃん』を営んでいた大将。ワインと日本酒に合う料理を提供するため、一念発起し20186月に『赤坂あきちゃん』をオープン。

今回いただいた料理は、どれもオリジナリティーあふれる日本料理でさまざまな工夫が施されていました。

素材の良さを引き出しつつ、和食ベースにやり過ぎない程度の創作。

さまざまな食材を使用した料理は、一つひとつの食材が楽しめると共に味の余韻が同時に抜けていく後味の良い料理でした。

冒頭にも書きましたが、内容は1~1か月半ごとに少しずつ変わります。

これは「そのときの旬のもの、出来の良いものを厳選して、より良いものを提供したい」という大将の思いが込められているのでしょう。

大将は、料理の合間にお客さん一人ひとりに対して声掛けもされていて、とてもあたたかい時間が過ごせました!

皆さんもぜひ、『赤坂あきちゃん』を訪れてみてはいかがでしょうか?(文/まるログ)

〈店舗情報〉
赤坂あきちゃん
住所:
福岡市中央区赤坂1-7-23弁護士ビル1F
赤坂あきちゃんの店舗情報
※この記事は公開時点での情報です。

【参考・画像】
※文・画像/まるログ

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