異世界レベルの非日常感♡ “サウナシュラン3年連続1位”御船山楽園ホテル「らかんの湯」(武雄市)
こんにちは! 九州のHOTな情報が大好きなライター、博多あや.です。
サウナブームな昨今、私も生粋のサウナ女子。
今回は、「ととのえの日」である毎年11月11日に“今行くべき全国のサウナ施設”として11施設が発表される『サウナシュラン』(TTNE株式会社主催)で、2019年~2022年の3年連続で1位になった『らかんの湯』をご紹介します! アートコレクティブ・チームラボによる作品も大注目、近場の小旅行にもおすすめですよ♪
ロビーにある無数のランプがフォトジェニックで異世界!「御船山楽園ホテル(みふねやまらくえん)」(佐賀県武雄市)
『らかんの湯』があるのは、佐賀県武雄市の『御船山楽園ホテル』内。車で行く場合は、天神や博多から約1時間20分。公共交通機関の場合は、JR・博多駅から武雄温泉駅まで約1時間(佐世保線・特急)、武雄温泉駅からはタクシーで約5分です。
駐車場からは坂道を歩くので、歩きやすい靴がおすすめです。
こちらが御船山楽園ホテルの正面入り口。自然がいっぱいで明るい印象ですが、一歩中に足を踏み入れた瞬間に異世界が広がります。
それがこの景色! 一瞬で異世界にタイムリープしたかのよう。実はこれ、チームラボの『森の中の、呼応するランプの森とスパイラル ― ワンストローク』という常設展示の作品です。
天井から吊るされた無数のムラーノ・ガラス(ベネチアン・グラス)のランプが、赤やオレンジ、ブルーなどに色を変えていく姿があまりにも幻想的。入口から中に入る瞬間を動画に取るのもおすすめですよ♪
季節によってランプの演出が変わるそうで、現在は『山の紅葉』。初紅葉、青紅葉、青朽葉、黄紅葉、黄朽葉、朽葉、紅葉、赤朽葉の8色にランプが輝きます。
奥には、ティーハウス『EN TEA HOUSE−応灯楼』があり、宿泊客や日帰り入浴利用客にウェルカムドリンクとして佐賀県嬉野市の茶葉ブランド『EN TEA』のお茶がふるまわれていました。非日常な空間でゆっくりとお茶を楽しむことができます(営業時間11:00~21:00、年中無休)。
廃墟をアートに!チームラボが創り出す非日常空間
日帰り入浴は予約制で、男女各10名ずつ、15:00~24:00の間で4部制(大浴場利用時間2時間半、1人4,200円)。料金には、大浴場入浴(サウナ)、屋内アート鑑賞、『EN TEA House -応灯楼』ワンドリンク、フェイスタオルが含まれています。※同性4名以上のグループでの利用、中学生以下の利用は不可
屋内アートが楽しめる廃墟(旧ホテル)エリアへと進むと、壁が崩れていたりと“THE廃墟感”が満載。
おそるおそる湯屋のほうへと進んでみると、そこには巨大なモニュメントが……!
こちらは『廃墟の湯屋にあるメガリス』。作品の周囲には、過去に使われていた浴槽や洗い場などがそのまま残っており、不思議な光景が広がります。1時間かけて、四季折々の花々が咲いて散り、枯れていく姿が表現されていたり、近づくと水の流れが変化したりしますよ。
こちらの『生命は生命の力で生きている II』では、生命や生きることを意味する漢字「生」を空書で立体的に表現しています。
息を飲むほど美しい作品を思う存分堪能してくださいね。屋内アート鑑賞は、入浴時間外でも楽しめますよ。
サウナシュラン3年連続1位!全国のサウナ―が憧れるサウナの聖地「らかんの湯」
いよいよお待ちかね、『サウナシュラン』3年連続1位を受賞した、全国のサウナ―が憧れる“サウナの聖地”『らかんの湯』に向かいます。
以前は宿泊客のみが利用できましたが、2019年7月に大浴場がリニューアルされ、現在は日帰り入浴での利用も可能になっています(要予約)。
大浴場へ入ると、奥の大きな窓から緑豊かな御船山の自然を感じることができます。
女性大浴場の入って右手にはミストサウナ。※午前と午後(6:00~10:30と15:00~24:00)の時間帯で、男湯と女湯は入れ替わります(午前に利用できるのは宿泊客のみ)
その横には、浴槽の中にベッドチェアが入っていて寝たまま入浴できる薬湯がありました。
武雄温泉はやわらかな水質が特徴的。なめらかで肌当たりがよく、保湿に優れているので、上がったあともしっとりしていると感じました。内湯も露天風呂も目の前に自然豊かな風景が広がっていて、時間を忘れてしまいそうなほどゆっくり浸かりました。
私の一番のお目当てであるサウナがあるのは、露天風呂の右手。
サウナ室の入り口には、サウナマットと「キューゲル」が入った冷凍庫が。「キューゲル」とは、アロマ水をボール状に凍らせたもの。サウナストーンの上にのせて1~2分するとキューゲルが溶けて、サウナ室がアロマの香りに♪ 凍っていないアロマ水と比べてじわじわと蒸気が出るので、サウナ室全体の湿度がじっくり上昇。身体の芯から温まります。ちなみに、香りは常時数種類が用意されていて、この日は「みかん」「和はっか」「ひば」「バラ」の4種類でした。どの組み合わせでも良い香りになるよう計算されているそうです。
※キューゲルはトングで取り出しトレーにのせてサウナ室へ。サウナストーンにのせる際は火傷に注意してください。
白を基調としたサウナ室は曲線を帯びていて、まるで雲の中にいるかのような不思議な感覚に。天井からは自然の光がわずかに差し込みます。
ドーム型になっているので蒸気がしっかりとサウナ室内をめぐり、3~4分入るだけでも汗が大量に……! より汗をかきたい人は、高い場所に座るのがおすすめ。
サウナ室内には時計がないので、自分の感覚に任せてサウナに没頭します。
12分(体感)で出て、シャワーで汗を流し、水風呂へ。シャワーと水風呂はサウナ室を出たすぐの場所にあるので、動線も完璧です。
水風呂はタイルがオシャレ! 武雄温泉の源泉が17度に冷却されています。なめらかな肌当たりが心地よく、しっかりとクールダウンできます。
そして外気浴へ。石で出来た楕円形のベンチは背もたれの高さもバッチリ。石の冷たさを感じながら目の前の自然を堪能できる、なんて最高のととのい時間なんでしょう……。
せっかちな私のサウナルーティンは外気浴を5分で終えてしまうことも多いですが、あまりの心地よさに動けなくなるほど、時間を忘れてリラックスできました。
ベンチの先には、なんと『喫茶室』が。
デトックスウォータ―や緑茶、薪火晩茶などの飲み物のほか、『佐賀県産有機干しみかん』『自家製塩プリン』『玉羊羹』が用意されていて、自由に食べ飲みできるんです!
今までいろんなサウナを経験してきましたが、大浴場内に喫茶室があるのは初めて。『自家製塩プリン』は、とろけるようななめらかさとクリーミーさ。横にある塩の花を少量のせると甘みが増して、絶妙な甘じょっぱさが最高においしかったです。
『玉羊羹』は、つまようじで刺すとぷるんッと出てくるのもおもしろい!
茶室内には薪ストーブがあり、暖かく過ごせます。外気浴と交互に利用するのもおすすめですよ。
大浴場を出たあとは、すぐ目の前にある『おやすみ処』へ。
少量のにがりを水に溶かした「にがり水」で、お風呂上りにミネラル補給はいかがですか?
『おやすみ処』は待合所としても利用できますよ。
11月5日までの「チームラボ かみさまがすまう森 – ジーシー」にも注目
また現在は、2023年11月5日(日)までの期間限定で、『御船山楽園』の広大な園庭で『チームラボ かみさまがすまう森 – ジーシー』が開催中。自然や廃墟を用いた20作品以上が展示されています(平日大人1,200円・中高生800円・小学生600円、土日祝大人1,600円・中高生1,000円・小学生800円、『らかんの湯』セットチケット平日大人5,200円、土日祝大人5,600円)。※『らかんの湯』は中学生以下の利用不可
『ホテルエリア』『廃墟エリア』『池エリア』『庭園エリア』『森エリア』『洞窟エリア』などに分かれていて、人の動きに合わせて光り輝く木々や、池の水面にプロジェクションされた魚の群れなど、見どころが満載です。
こちらは、光の点の集合体で3次元の立体物である“炎”を創った彫刻作品『Light Sculpture of Flames』。
こちらは『かみさまの御前なる岩に憑依する滝』。実際の巨石を使用したインスタレーション作品で、滝は無数の水の粒子の連続体で再現。森の中に突如現れる滝は圧巻です!
こちらは『増殖する生命の巨石』。苔生す巨石に映し出される美しい花々。永遠に咲いては散っていく様子が映し出されています。
こちらは『小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング』。池にゆっくりと動く映像の魚は、まるで本当にそこにいるかのようなリアルさ。光と音の幻想的な空間に非日常を感じました。
日が落ちると景色がまたガラッと変わるので、ゆっくりと時間をかけて周るのもよさそう♪
今回は、御船山楽園ホテルの『らかんの湯』をご紹介しました!
週末やおやすみの日のおでかけに、ぜひいかがですか?(文/博多あや.)
<店舗情報の詳細は店名をクリック↓>
■御船山楽園ホテル らかんの湯
住所:佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
営業時間:日帰り入浴15:00~24:00(2時間半ずつの4部制、要予約)
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※文・画像/博多あや.
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