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『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手 私の推しごと

意外な素顔!? 福岡ソフトバンクホークス・栗原陵矢選手インタビュー【私の推しごと#32】

2026.03.27

福岡ゆかりの人に、「お仕事」の話から、個人的に推している「推しごと」の話まで、普段聞けないいろんなことを聞く『ARNE』のインタビュー企画『私の推しごと』。

#32は、われらが『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手の登場です。

今年30歳、チームの要としてますますの活躍が期待される栗原選手の等身大の姿に迫ります。

『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手

画像:ARNE/撮影:山田圭(futaba studio)

「栗原陵矢(くりはら・りょうや)」プロフィール

1996年7月4日生まれ、福井県出身。身長178cm、体重84キロ、背番号24。小学1年のときに地元の少年野球チームに入り、中学3年時にはボーイズリーグ(日本少年野球連盟)日本代表に選出。春江工業高校に進学し、2年春の選抜大会で甲子園に出場した。「侍ジャパン」U-18主将。「福岡ソフトバンクホークス」に2位指名を受け2015年入団。

2025年はオープン戦で負傷して離脱、一度は復帰するも再びケガで7月3日出場選手登録抹消。8月29日1軍復帰後は9、10月の月間MVPを獲得するなど日本一に貢献した。2025年成績は80試合出場、打率2割6分7厘、8本塁打、40打点。

栗原選手 ホークス

画像:福岡ソフトバンクホークス

「お仕事」について

Q:2025年は5年ぶりの日本一、おめでとうございました。優勝旅行のハワイ(12月)は楽しかったですか?

それが行ってないんです。2025年11月に腰の手術をしたので、せっかくハワイに行ってもアクティブに動けないし、移動もきつくて。ウミガメに会えなくて悲しかったです。リハビリは順調に進んでいて、春キャンプには万全で行けると思います。 ※取材は2025年12月に実施

―もう散々聞かれたと思いますが、昨シーズンを振り返った感想を。

まだ振り返らせますか(笑)。そうですね、昨季はケガが多く、自分が思い描いていたようなシーズンではなかったです。優勝して終わっても、僕自身はやりきったとは思えませんでした。入団11年目、さあチームを引っ張っていくぞという気持ちで準備していたので、悔いの残る、不甲斐ないシーズンでした。

『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手

画像:ARNE/撮影:山田圭(futaba studio)

―でも9、10月は月間MVPを獲られましたよね。

そこは評価できる点ではありますが、シーズン通して戦った選手のことを考えると、そんなところで満足してちゃいけないと思います。

Q:「福岡ソフトバンクホークス」に入団して12年目。福岡にはもう慣れましたか?

さすがにもうなじんできた感じはあって、楽しくやってます。「なんしよーとかいなー」とか言いますし。

『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手

画像:ARNE/撮影:山田圭(futaba studio)

―お、博多弁も?

そんなには言わないです(笑)、すみません。入団当初は寮に住んでいて生活面で困ることは特にありませんでしたが、地元の福井に帰りたいといつも思っていました。オフシーズンになったら、もう、早く帰ろうって。やっぱり地元に帰ると気持ちが楽になっていたんです。

Q:そもそも栗原選手の野球人生はいつからスタートしたんですか?

お、母ちゃんに電話して聞きましょうか(笑)。

僕はもう物心ついたときから父ちゃんが「野球しかさせないぞ」という人で、5歳の誕生日プレゼントは野球グローブ。6歳でチームに入りましたが、自分がやりたいというより勝手に入れられたというか。「おれの野球人生はお前に託す」と言われた感じですね。

―お父さんも野球されていたんですね。

子どもの頃から野球してきて、高校の野球部に入って、1日でやめたそうです。「おれはチーム練習はできねえ。きついわ」って(笑)。やめたあともマシンバッティングだけは続けていたらしいですが。

―お父さんは具体的にどんなサポートを?

父ちゃんはめちゃくちゃ厳しかったし、めちゃくちゃ怒られていましたけど、たまに野球道具の新しいのを買ってくれたり、年2回くらいプロ野球の観戦に連れて行ってくれたりして。プラスマイナスゼロで帳尻を合わせてくれていたように思います。

―練習に付き合ってくれることも?

チームの練習から帰ってきたら、父ちゃんが門番みたいに仁王立ちして玄関で待っているので、そこから素振りして自主練ですね。父ちゃんがちょっと家に入ったすきに休憩して、出てきたら慌ててバット振ったりしてました。

―やめたいと思ったことはなかったんですか?

何度もありましたよ。でも、父ちゃんが怖すぎてやめられない。中学の時の監督も怖くて、結局やめたいと言ったことは一度もなかったと思います。野球のことは父ちゃんに怒られて、プライベートのことは母ちゃんに怒られて、厳しく育てられました。

―プライベートで怒られるってどんなことで?

帰りが遅いとか、暗くなる前に帰りなさいとか。母ちゃんにもいつも怒られてました。

―いつから野球がおもしろいと思うようになったんですか?

高校ぐらいじゃないですかね。中学校3年の時にボーイズリーグ(日本少年野球連盟)日本代表のメンバーに選んでいただいて、そのメンバーがごそっと同じ高校に進んだのをきっかけに、みんなで甲子園を目指すことにしたんです。その頃から野球が楽しくなりました。

『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手

画像:ARNE/撮影:山田圭(futaba studio)

Q:今の栗原選手にとって野球するときの必需品はありますか?

持ってくるのを忘れたらテンションが下がるのは、アイブラック(まぶしさを軽減するために目の下に塗ったり貼ったりする黒いグリースやステッカー)です。最近は塗るタイプではなく、シールを貼るようになりました。

―アイブラックをつけるのとつけないのとで何か違いますか?

全然変わらないですね(笑)。でも5年ぐらいずっとつけているので、最近は、気持ちが試合モードに変わるひとつのスイッチになってきました。はじめは外国人選手がつけているのを見てカッコいいな~とマネしただけだったんですが、今では自分にとって欠かせないものです。

―シールタイプに変えた理由は?

以前は塗っていたんですが、肌が荒れるんですよ。試合が終わったら何度もクレンジングしなきゃ取れなくて、それがなかなか面倒くさい。最近はシールタイプを愛用しています。

Q:それでは今シーズンの目標をお願いします。

「全試合出場」が一番です。具体的な数字を言った方がいいのかもしれないけど、全試合出れば自ずと数字はついてくるはずですし。全試合出場する難しさは昨年また痛感したので、ここは改めて目標に掲げたいと思います。

『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手

画像:ARNE/撮影:山田圭(futaba studio)

「お仕事」のイチ押し

今季から選手会長(労働組合・日本プロ野球選手会の福岡ソフトバンクホークス選手会長)に就任した栗原選手。昨季まで務めた周東佑京選手に代わり、選手を代表して球団とさまざまな交渉を行う重要な役割を担うことになります。

Q:選手会長に指名されたそうですね。

そうなんです。昨年まで4年間副会長を務めさせていただき、今季から会長に就きました。

―選手会長ってどういうことをするんですか?

キャプテンのようにチームを引っ張っていくという役割ではなく(※SBは現在キャプテンをおいていません)、選手からあがってきた、例えば球場内や移動などの場面において、「ここをもっとこうしたらいいんじゃない? 余計なストレスなく野球に向き合えるんじゃない?」といった要望を、球団側に投げかけるときの交渉役のトップです。特に若手は球団に直接何かを要求することは難しいと思うので、僕を挟んで交渉してもらえたらと思います。

―これまで例えばどんなことを交渉したんですか?

周東さんが選手会長のときは、例えば、新幹線移動はチーム一緒ではなく個人でそれぞれ時間を決めてバラバラに移動しているので、そこはもうスーツではなく楽な私服で移動してもいいんじゃないか、と。飛行機はチームで移動するのでスーツ着用が義務ですが、交渉の結果、新幹線移動は私服OKになりました。そういう本当に細かい、小さなストレスを解消するための交渉です。

―チームメイトからそういった要望を吸い上げるために心がけることは?

野球をやってないときの立ち振る舞いに、特に気をつけたいと思います。野球に入る前の準備や練習態度を若い選手はよく見ていますから。これまで若い選手やピッチャーと食事に行く機会はあまりなかったので、今季はそういった選手にも広く声をかけて、何でも言いやすい、風通しの良い環境をつくりたいと思います。

「推しごと」について

次に栗原陵矢選手の「お仕事」の平均的な1日、そして「推しごと」を楽しむ休日のタイムスケジュールを教えていただきました。

『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手

画像:ARNE/撮影:山田圭(futaba studio)

これを見ながら、「推し」について聞いていきます。

『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手 一日のタイムテーブル

画像:ARNE

Q:栗原さんの“推し”は何ですか?

サウナです。といっても特にこだわりがあるわけではなく、サウナと水風呂があればどこでも好き。サウナの熱さに耐えて苦しんで、そのあと水風呂で気絶したようになる流れが好きです。まさに鍛錬、自分との闘い、己と向き合う時間……(笑)。

いや、かっこつけましたが、ただ単純に気持ちいいからですね。心地良かったら何でもいいです。

―特に気に入ったサウナはあります?

シチュエーション的にすごく良かったのは、宗像大島にあるヴィラの中のサウナ。海が見えて、ちょっと別格でした。

『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手

画像:ARNE/撮影:山田圭(futaba studio)

Q:それでは一日のタイムスケジュールを見ながら伺っていきますね。【ナイターの日】は朝ごはんを自宅で食べてから「チルタイム」?

コーヒーを飲んで、いいお香を焚いて。ゆっくりします。

―ドームに移動してからお風呂に入るんですね。

結構きれいで、サウナも水風呂もあります。そこでゆっくりお湯に浸かったあとにマッサージしてもらってトレーニング。捕食(バナナ)を挟んで体力を回復させてから練習です。

―ちゃんとした食事はいつ?

試合前ですね。以前は消化がいい麺類とお肉を食べていたんですが、最近ごはんとお肉に変えました。グルテンを抑えるためです。これも、かっこつけの一環です(笑)。

―YouTubeの時間はどんなものを見ていますか? やっぱり野球?

野球は見ません! 見るのは自分が打ったときのパ・リーグTVだけです。最近僕がハマっているのは「フクキタル」っていう男4人組のチャンネル。男ウケだけの学生ノリで、たぶん女性には人気は無さそうですが……(笑)。これを見ながらひとりで笑ってます。

―野球のYouTubeはあえて見ないようにしているんですか?

本当にたまに、自分やほかの選手のバッティングフォームの研究で見ることはありますが、ほぼ見ませんね。

Q:オフの日は朝お散歩を?

近所の公園をぶらっと散歩して、おしゃれなコーヒーショップに立ち寄って。

―その後「自由」とありますが、例えば?

ここも大体YouTubeですね。何も予定がなければ自宅でゆっくり過ごします。というのも、僕は人と会ったり、誰かとずっとワチャワチャしたりしているより、一人の時間の方が好きなので。

『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手

画像:ARNE/撮影:山田圭(futaba studio)

Q:「買い物」とありますが、これは服を買いに?

たまーにです。買い物もあまり好きじゃなくて、店員さんに「なにかお探しですか?」って話しかけられるのが苦手です。だからもう、服は15歳くらいから変わってないですね。

―嘘ですよね(笑)。

天神にもユニフォームで行きますし……いや、だからこんな嘘言うから取材が長引くんですよね。はい、本当にすみません(笑)。

―今日のお洋服はどこで?

はい、大名のおしゃれなお店で買いました。ポイントはニューバランスの靴です。991らしいです。

―こうやって見ると、やっぱり足が大きいですね! 甲が高い!

褒められているかわかりませんが、ありがとうございます、初めて言われました(笑)。学生時代はかかと踏んじゃうタイプだったので、今も靴の脱ぎ履きが面倒。いちいち靴紐を結ばなくていいように工夫してます。

―今日は黒コーデですね。

黒が好きです。

……(しばらく考える)ん? いや、焼き肉に行くことが多いので、気を使わないように黒を着ることが多いです。焼肉に合わせて服を買ってる感じですね。野球選手は肉食わないといけませんから。

『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手

画像:ARNE/撮影:山田圭(futaba studio)

―焼肉は一人で行くんですか?

一人はちょっと恥ずかしいので、みんなで行きます。店員さんに、栗原が一人で来てると思われるのも、食いすぎじゃね?って思われるのも恥ずかしいです。

Q:最後に栗原さんを推しているみなさんにメッセージを。

選手会長にもなりましたし、世間一般的には「栗原選手は好青年で良い人」って思われているかもしれませんが、そんなにできた人間ではありません。街中で僕を見かけたときに何か変なことをしていても、「まあ、あいつはああいうやつだから」と思って見逃してくれるとうれしいです。

―ご自分はどういう性格だと思ってます?

面倒くさがり、気分屋、人にあまり興味がない。(同行のSBスタッフに)どう思う?

SBスタッフ:自己分析、完璧です。

笑。本当にそうなんですよ。人前ではかっこつけちゃいますが、良すぎるイメージは持ってほしくないなと思います。だから僕と話すときに緊張なんてしないでくださいね。

(※写真は、ARNEの「A」ポーズ)

『福岡ソフトバンクホークス』栗原陵矢選手

画像:ARNE/撮影:山田圭(futaba studio)

<取材を終えて>

おしゃれメガネ姿(度なし)で現れた栗原選手。率直でやんちゃで人間味あふれるオフの素顔もまた輝いていました。今季、どうかケガなく全試合出場を!(取材・文/重川朋子)

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【参考・画像】
※撮影/山田 圭(futaba studio)

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