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化粧品の使用期限

グロスの期限は3か月!? 意外と知らない化粧品の使用期限と劣化を早める使い方

コスメやメイク、美容に関することが大好きな美容ライターのあやのです。

普段使っているメイク用品の使用期限を知っていますか? 使用期限を気にせずに使っていると、思わぬ肌トラブルに繋がる恐れがあります。

そこで今回は、『日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ』を取得している私が、化粧品の専門家として、化粧品の使用期限の目安と合わせて、使用期限の調べ方、劣化を早めてしまうNGな使い方をご紹介します!

【アイテム別】化粧品の使用期限の目安

マスカラ、クッションファンデーション、アイシャドウ、グロスを並べる

画像:あやの

パッケージに使用期限が書かれていれば良いのですが、書かれていない化粧品も多くあります。

その場合の使用期限の目安とされているのが、開封後3か月~1年(アイテム別の目安は下で紹介)。ただ、購入から開封までの期間や保管環境によってはもっと早く悪くなってしまう場合もあります。購入後は早めに使用することをおすすめします。

未開封の場合は、製造日から約3年が目安です(製造日の調べ方は下の見出しで紹介)。

いずれの場合も変色している、分離している、異臭がするなど、見た目やにおいに明らかな変化がある場合は、肌トラブルの原因になる可能性があるので使用せずに処分してください。

化粧下地

化粧下地は油分が多く酸化しやすいため、開封後「6か月」が目安です。

ファンデーション

パウダーファンデーションは、水分や油分が少なく雑菌が繁殖しにくいため、開封後「1年」が目安です。表面が皮脂で固まってしまった場合は、 テープで表面をトントン叩いて軽く削れば引き続きそのまま使えます。

リキッドファンデーションは、開封後「6か月」が目安です。多く出しすぎたからといって容器に戻すのはNG。酸化が早まるのでやめましょう。また、分離しやすいアイテムなので、分離し始めたら買い替えのタイミングです。

アイシャドウ

アイシャドウは、開封後「1年」が目安。目に近いところに使うので、使用期限に特に気を付けなければいけないアイテムです。減るのが遅くても、開封から1年を過ぎたら買い替えましょう。中でも、指で塗ることが多いクリームタイプのアイシャドウは劣化しやすいアイテムのひとつ。表面が固まる、ヒビ割れなどの変化があった場合はすぐに処分してください。

アイライナー

アイライナーの目安は、開封後「3か月」。アイシャドウ同様に目の近くで使うアイテムであり、さらにアイライナーは粘膜にあたる可能性もあるので、長期使用しないよう注意が必要です。かすれを感じたり、ペン先が変形してしまったりしたら、すぐに処分しましょう。

マスカラ

アイライナー同様の理由で、マスカラも開封後「3か月」が目安です。容器に雑菌が入らないよう、使用後は軽くティッシュオフし、清潔な状態を保つように心がけてください。

リップ

リップは、開封後「3か月~1年」が目安。唇に直接触れるので、汚れなどで雑菌が繁殖しやすいアイテムです。見た目やにおいに変化がないかをチェックしてから使用しましょう。使用後は、リップの表面や塗るチップを軽くティッシュでふき取ると長持ちしやすいです。

化粧品の使用期限の調べ方

パッケージに日付が書かれている場合は、基本的には「開封後の使用期限」と思って良いでしょう。

容器の側面や底、外箱などに記載されていることが多く、下の写真の場合は、左から「2025 04(2025年4月まで)」、「12M(12か月)」、「20240913까지(2024年9月13日まで)」と書かれている部分です。

使用期限が表示されている化粧品を見せる

画像:あやの

海外コスメの場合は、「6M(6か月)」「12M(12か月)」などの表記が多いです。

6Mと書かれた化粧品を見せる

画像:あやの

ただ、前述した通り、パッケージに使用期限の記載がないアイテムもあります。

そういった場合でも、容器の底や背面などどこかに「ロット番号(下の写真の場合はN0003323)」は必ず記載されています。電話などでメーカーに問い合わせ、ロット番号を伝えると、その商品の製造日を教えてもらうことが可能。その製造日から約3年が使用期限ということになります。

化粧品の底に書かれているロット番号を見せる

画像:あやの

化粧品の劣化を早めてしまうNGな使い方

フタを開けっ放しにする

化粧品を使用するうえで、最も気をつけたいのが酸化です。空気に触れることで成分の酸化が進んでしまうので、使ったあとはすぐにフタを閉めるように心がけましょう。

直射日光が当たる場所などで保管する

化粧品は温度の変化にとても弱く、直射日光があたる場所、高温多湿の場所、温度変化の激しい場所では変質してしまう可能性があります。温度変化の少ない風通しのよい場所で常温保管するようにしましょう。

汚れた手で使う

手についた汚れによって雑菌が繁殖する可能性があるので、化粧品を扱うときは必ず手を清潔にしてから使用しましょう。また、使用後は容器の先やチップなどをティッシュでふき取ることも長持ちさせるコツになります。

つい使用期限のことを忘れ、なくなるまで使い続けてしまいがちなメイク用品。“3か月”ほどで使用期限が過ぎてしまうものもあるので、シーズンごとに取り替えるというルールにしておくのもおすすめです。

これを機に、普段使っているメイク用品の使用期限を確認してみてはいかがでしょうか。(文/あやの)

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【参考・画像】
※文・画像/あやの

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