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夏向けネイルデザイン

夏におすすめネイルデザイン5選!プロが教えるセルフネイルのコツも

『ネイリスト技能検定試験(日本ネイリスト検定試験センター(通称JNEC)主催)』2級と、『JNAジェルネイル技能検定(NPO法人日本ネイリスト協会主催)』上級の資格を持つ、元ネイリストのあーこです。

今回は、セルフでもできる、夏にぴったりな大人なデザインのネイルをご紹介します。

いずれも、「甘皮処理やサンディングなどの下処理(プレパレーション)を終えて、ベースジェルを硬化した後」から、「仕上げのトップジェルを塗る前」までの手順です。

1:クリーミーなフレンチネイル

セルフネイル初心者にとっては難しいと感じることも多いフレンチネイル。

今回のデザインは、まるで生クリームが爪の先にたらりと垂れたような“クリーミー”なフレンチネイルです。バランスさえ取れれば簡単にできますよ。

画像:あーこ

(1)ピンクベージュを薄く塗って硬化する(一度塗り)。

(2)硬めのホワイトジェルでフレンチラインを描く(修正しながら整えていくので、一発で理想の形にはならなくてOK)。

(3)エタノールを少し含んだ筆でフレンチラインを整える(消したい部分をふき取るイメージ)。

(4)(2)と(3)を繰り返して、好みのデザインになったら硬化。

今回は血色がよく見えるようにピンクベージュを塗りましたが、クリアにフレンチデザインもかわいいです。

フレンチラインのデザインに決まりはないので、自分の好きなように描いてOK。雲のようなフレンチラインにしたり、カラーを変えてポップな印象にしたり、いろいろアレンジしてみてください。

バランスを取るコツは、手の向きを変えながら確認することです。同じ角度から見るのではなく、指を曲げたり、手全体を体から少し離して“引き”で見たりしてみてください。どうデザインするのが良いか、バランスが分かりやすくなるはずです。

また、利き手にデザインするとき(利き手と反対で筆を持つとき)は、筆を持っている手ではなく、デザインする手を動かしたほうがバランスが取りやすいですよ。どちらの手にデザインするときも、脇を締めて手元を固定するとブレにくくなります。意識してみてください。

それでもフレンチデザインがうまくいかないという人は、使っているジェルが原因かもしれません。フレンチラインに使うジェル(今回はホワイト)は、アート用と記載してあればバッチリ。アート用がない場合は「マット」と書いてあるものを使ってみてください。シアーやクリアタイプはラインが描きにくいので避けたほうが良いです。

2:シェルとゴールドの砂浜ネイル

ゴールドのラメで砂浜を、中指のシェルで浜辺の貝殻を、優し気なピーチオレンジで夏の日差しをイメージしたデザインです。

画像:あーこ

(1)親指と薬指は、シアーなピーチオレンジを薄く塗って硬化を2回繰り返す(二度塗り)。

(2)人差し指と小指は、先端にラメ入りのゴールドを塗って硬化する(写真は先端が濃いグラデーションになるようにデザイン)。

(3)中指は、接着剤代わりにクリアジェルを薄く塗り、小さめのシェルをランダムに置いてクリアベースをかぶせて硬化する。一度の塗布→硬化でシェルが埋まらずにはみ出ていたら、埋まるまで何度か繰り返す。

※(1)~(3)はどの手順で進めてもOK。

デザインのポイントは、シェルとピーチオレンジを控えめなカラーにすること。そうすることで、ゴールドのラメが落ち着いた雰囲気になり、さわやかな砂浜ネイルが出来上がります。

シェルで爪の表面がボコボコした場合は、スポンジファイルで削ってください。削ったらダストをブラシではらう→エタノールで拭き取る→トップジェル、で表面が整います。

3:シアーなワンカラー

シアーなワンカラーで仕上げたシンプルなデザインです。爪先が少し透けているのが涼しく見えて、夏に◎!

画像:あーこ

(1)親指~薬指に、オレンジ系のシアーカラーを薄く塗って硬化を2回繰り返す(薄い二度塗り)。

(2)小指に、ピンク系のカラーを薄く塗って硬化を2回繰り返す(薄い二度塗り)。

※(1)(2)の順番は逆でもOK。

5本全て同じ色でも良いですが、それでは飽きてしまうので1本だけ(今回は小指)色を変えました。

クリアカラーも涼し気な印象で夏に良いですが、シアーはホワイトが入っているカラーなので優しい印象になり、よりシーンを選ばないネイルになりますよ。

塗ってみて薄すぎると感じる場合は、三度塗りしてもOK。好みの透け具合に調整してください。

ただし、シアーカラーの場合、一度に大量のジェルを塗るとムラになりやすいため気をつけてください。少しずつ筆に取ってカラー重ねたほうが、きれいに仕上がります。

4:シャリシャリ氷ネイル

言わずもがな夏っぽい氷ネイル。

最近はうるうるしたデザインが多いですが、今回はあえてシャリシャリ感のあるデザインにしてみました。

画像:あーこ

(1)パールが入ったブルー系のカラーを人差し指、中指、小指は全体に、親指、薬指は上半分くらいに塗って硬化を2回繰り返す(二度塗り)。

(2)5本の指全ての上のほうに、大小のラメが入ったシルバーを塗ってグラデーションにして硬化する。

(3)一度トップジェルを塗って硬化し、エタノールを含んだキッチンペーパーで未硬化ジェルを拭き取る。

(4)親指と薬指に粘度の高いジェルでラインを引いて硬化し、シルバーのミラーパウダーをこする。

(5)ミラーパウダーのラインにもトップジェルを塗る。

今回は、親指と薬指のミラーパウダーのライン上にストーンを置いてみました。親指はみずみずしさをアップさせるためにアクアマリーンを。薬指はより涼やかな印象にするために、クリアストーンにシアーホワイトのジェルを塗って色を白に変えました。

カラー部分をクリアにするのも氷感が出ておすすめ!

5:カラフルシェルフレンチ

フレンチラインにカラフルなシェルを埋め込んだデザインです。

画像:あーこ

(1)粘度の高いジェルでフレンチラインを引いて硬化し、ゴールドのミラーパウダーをこする。

(2)フレンチラインの中に、接着剤代わりにクリアジェルを薄く塗り、シェルを置いて硬化する。

ポイントは、真ん中にのせるシェルの色を1本ずつ変えること。全部同じ色だとバランスが良くないので、“カラフル”を意識してください。

お好みでフレンチラインの上にストーンを置くのも良いですよ。写真は、人差し指にブルー系のストーンを置いています。

夏におすすめな大人なデザインのネイルをご紹介しました。ファッションだけでなく指先にも季節感を取り入れて、夏を楽しみましょう!(文/あーこ)

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【参考・画像】
※文・画像/あーこ

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