「ありが闘牛士」もバズってる♡「COWCOW」インタビュー【私の推しごと#43】

ARNE編集部

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『COWCOW』多田健二さん、善しさん

福岡ゆかりの人に、「お仕事」の話から、個人的に推している「推しごと」の話まで、普段聞けないいろんなことを聞く『ARNE』のインタビュー企画『私の推しごと』。

#43は、「ありが闘牛士」「またあしタンバリン」のリズムネタが大バズリ中の、『COWCOW』多田健二さん、善しさんの登場です。

『COWCOW』多田健二さん、善しさん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

昔のネタが今注目を集めていることへの本音、おなじみ「あたりまえ体操」のメロディー誕生秘話、そして珍しいプライベート話も! 独自路線を突き進むCOWCOWワールド、ご堪能ください。

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「COWCOW(カウカウ)」プロフィール
COWCOW プロフィール写真

画像:吉本興業

多田健二、善し(よし)からなるお笑いコンビ(吉本興業所属)。ともに1974年生まれ、大阪府枚方市出身で中・高時代の同級生。1993年コンビ結成、NSC大阪(吉本総合芸能学院)12期、2001年東京進出。2011年から披露する「あたりまえ体操」で大ブレイク。現在も精力的にお笑いライブを行っている。

【お仕事】コンビ結成33年。「このままでは終われない」が原動力

Q:お二人はもともと同じ中学・高校の同級生だとか。当時はどんな印象でしたか?

善し 中学3年で同じクラスになりました。「昨日のあの漫才番組見た?」って初めて話しかけた時のことはよく覚えてますね。お互いにお笑い好きで。

多田 相方の印象は……おしゃれ、ですね。

―今日のネクタイもかわいいです!

善し ネクタイの柄がお皿になっていて、その上にドーナツのタイピンをつけてます。

『COWCOW』多田健二さん、善しさん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

多田 こんな感じがもう中学生の頃から。僕らの中学の制服は名札のプレートを自分で縫いつけなきゃいけなかったんですが、みんな白の糸でつけてるところ、相方だけ、赤の糸で。

善し 僕、器用で裁縫もその頃からしてたので、赤でやっとこ!って自分でつけた可能性ありますね。

多田 上靴もね、僕やったら「多田健二」って漢字で名前書いてるところ、相方はアルファベットで「Yoshi」。しかも「i」の上の点は、ハートマーク。しゃれてる、こいつはただものじゃないと思いましたよ。一味違うというか、ひときわ目立ってるというか、ちょっと浮いてるというか。

で、高3でまた同じクラスになりました。お笑い好きという共通点から、中3でも高3でも文化祭でコンビ組んで漫才したのがきっかけですね。

Q:友達から始まった関係性はどう変わっていったんですか?

善し 相方と一番遊んだのはNSCに入った初年度。一緒に飲みに行ったりネタ合わせたり。友達からプロの漫才師になる間の、さなぎみたいな時期だったと思います。

多田 2人でクラブとか行ってましたからね(笑)。相方のバイクに2人乗りして相方の家に帰って、そのまま泊まって、一日中一緒。

『COWCOW』多田健二さん、善しさん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

善し それからだんだん舞台に立つようになると、漫才師としての比重が大きくなっていって、プライベートで遊ぶことはなくなりました。

多田 皆さんからすると、友達から始まったのに今はご飯も行かへんのかって不思議に思われるようで、よく聞かれるんですが、これが普通でベタな道筋かと。今も家族ぐるみで仲がいいとか、一緒に住んでるとかいうコンビの方が特殊やと思いますよ。

―コンビが続く最大の理由は何だと思います?

多田 何だろな。僕ら、『M-1』決勝に行けなかったり、節々にいろいろ挫折があるので、やっぱり、このままでは終われない、まだまだ世間に伝わってないっていう思いがあるからかな。

善し まず、やめようと思ったことはほぼ皆無で、選択肢にないですね。芸人以外の仕事をする自信もないし、これでやっていくしかないと思ってます。

Q:単独お笑いライブもずっとコンスタントに続けられていますよね。

多田 ずっと全国4カ所で単独ライブやらせてもらってたんですけど、もっと小刻みにまわろうと、昨年からは東北と四国にもツアー行かせてもらってます。

―お客さんとの距離がめちゃくちゃ近い会場も。

多田 そうそう。百貨店のイベント会場でもやりましたし。

善し テナントの空き区画でもやった。そこを簡易的な壁で仕切るだけだから、僕らの声が筒抜けなのはもちろん、すぐ隣のゲームセンターの音も聞こえてくる(笑)。

『COWCOW』多田健二さん、善しさん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

多田 そういうこともあるけれど、実はこの百貨店ライブ、メリットがすごく大きくて。百貨店に告知ポスターを貼っていただけるからすぐチケットが売り切れたりするし、僕らとの距離が近くてお客さんもより喜んでいただける。だから、ほかの芸人にはあまり教えたくないんです。

善し 食いついてくる芸人いるか?

多田 百貨店ライブええぞ~!

―多田さんのこの伊勢丹紙袋スーツもぴったりですし。

多田 「別の百貨店なんですけど」っていう、つかみもできますし。お客さんも盛り上がってくれて、すごくやりやすいです。

―お客さんがネタに参加する動画もよくあがってます。

多田 あれは毎月、東京の下北沢でやっているトークライブで、もう10年以上続けてます。会場のキャパは50人くらい。見慣れたお客さんの前で新ネタを試す、貴重な場なんです。

Q:最近SNSで「ありが闘牛士」「またあしタンバリン」などのネタが大バズリ中です。このネタ自体はいつ頃のものなんですか?

多田 「ありが闘牛士」はTikTokにアップしたのが6年前のコロナ期間中で、この元となる漫才はもう20年ぐらい前のもの。コロナで劇場の仕事もなかったので、毎日ネタを投稿していたら、そのうちの1~2つが今になってバズリだしました。韓国のグループとかもマネしてやってくれていて、今、われわれ、アジアのCOWCOWに。

『COWCOW』多田健二さん、善しさん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

―『モナキ』のおヨネさんそっくりの「老ヨネ」さんも話題です。

多田 SNSで「似てるんじゃない?」とちょこちょこ言われていたので、今年コスプレして相方に撮影してもらったのが最初ですね。そういうのもあって、皆さんが僕らのネタの中から「ありが闘牛士」や「またあしタンバリン」を見つけ出してくれたのかなと思ってるんですけど。

―うまくいったぞ!というところですか?

善し いやもう、棚ぼたです。僕らがこれ流行ってほしいと推してるネタは別にあるんですよ。それがまさか、全然違う角度から過去の作品に光が当たるとは。

多田 SNSにあげてくださっている方たちは、これが『COWCOW』のネタだとは、もしかしたら僕らの存在すら知らない可能性もある。音源が一人歩きしてる感じがするんですよね。でもそこから、僕らのことに興味を持ってくれる方が少しでも増えればうれしいです。

『COWCOW』多田健二さん、善しさん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

Q:『COWCOW』さんのネタは音のインパクトも強いですよね。ちなみに「あたりまえ体操」のあのメロディーは善しさんが作ったというのは?

善し 本当です。「あたりまえ体操」を考えてついて急いで音源を作ることになり、朝方、僕が鼻歌でふふんと歌ったメロディーをスマホで録って、音楽作家の樋口太陽さんに送ったんです。

そしたら樋口さんが自分で歌ってデモを作ってくれて。それがすごく良かったので、本当は僕らが歌おうと思ってたんですけど、このままでよくない?となりました。今も新ネタができたら、樋口さんが新たに録音してくれています。

【お仕事のイチ押し】福岡を含む全国4都市で開催!単独ライブ「COWCOW 33rd LIVE」

新ネタからリニューアルネタまで、どっぷりと『COWCOW』ワールドに浸れる単独ライブが今年もやってきます!

全国4都市(名古屋、福岡、東京、大阪)をまわる単独ライブ『COWCOW 33rd LIVE』。福岡は11月7日(土)に、福岡市中央区地行浜の『よしもと福岡 大和証券劇場』で開催されます。3年連続チケット完売の、大人気公演です。

COWCOW 33rd LIVE ポスター

画像:吉本興業

Q:全国4都市ツアーも19回目です。今回の見どころを教えてください。

多田 定番から新ネタ、リニューアルネタまで幅広く披露する中でも、ぜひ注目していただきたいのが新しい歌ネタ『肉らしい』です。今年作った曲で、PVまで作りまして。この『肉らしい』、僕らも気に入っていて今イチ押しなので、今回のライブでもやらせていただきます!

善し 最近TikTokとかで僕らを知ってくれた方もいるかもしれないですけど、TikTokと劇場はまた全然違います。ぜひ1回チャンスをいただきたいですね。1回観に来てください。生の舞台を、若い世代の方にも味わっていただきたいです。ライブ自体は2時間くらいありますが、途中休憩もあります。ご年配の方もぜひ安心してお越しください。

多田 それにしても『肉らしい』、これ本当に僕ら力を入れてるんですが、昔のネタの方を皆さん注目していただいていて。ありがたいことですが、なかなか、世の中思うようにはいかんですな。

善し 何年か後に、今度は『肉らしい』がバズるかもしれんで。熟成して、もっとおいしくなって。

<「COWCOW 33rd LIVE 福岡公演」開催概要>
日時:2026年11月7日(土) 18:30開場/19:00開演/20:30終演
会場:よしもと福岡 大和証券劇場(福岡県福岡市中央区地行浜2-2-6 BOSS E・ZO FUKUOKA 7F)
料金:前売 4,000円、当日 4,500円 ※前売券が完売した際には、当日券がない場合があります。
※全席指定席です。※未就学児の入場不可。

【推しごと】直筆タイムスケジュール公開!休日の過ごし方は?

次に、『COWCOW』多田健二さん、善しさんの「お仕事」の平均的な1日、そして「推しごと」を楽しむ休日のタイムスケジュールを教えていただきました。これを見ながら、「推し」について聞いていきます。

『COWCOW』多田健二さん、善しさん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

まずは多田健二さんから。

『COWCOW』多田健二さん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

Q:「自由」時間たっぷりのスケジュールですね。具体的には何を?

私の推しごと タイムスケジュール COWCOW 多田さん

画像:ARNE

多田 いやもう、自由なんです。自由。外歩いたり、買い物行ったり、本屋さん行ったり。休みの日はもう何も決めないと言いますか、捉われないと言いますか。

善し おじいちゃんや。おじいちゃんどこ行ったんかなー、ちょっとぶらぶらしてたわー、や。

多田 なんて言うんですかね、もう構わんといてくれ、みたいな感じです。自由にやらしてもらいたい。

『COWCOW』多田健二さん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

善し 例えば小旅行に行くとか、海行くとか、ないの?

多田 それは行かない。

―どこか応援しているチームがあるとか?

多田 応援する? いや、応援してる場合じゃないんですよね。自分が応援されないと。あのこれ、決して手を抜いて書いたわけじゃないですよ。真実です。

―時間をかけてじっくり考えて書いてくださっていましたよね。

『COWCOW』多田健二さん、善しさん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

多田 朝掃除して子どもを送り出したら、そこから自由。飲みに行ったっていい。

善し じゃあ飲みに行く日のスケジュールを書いたらいいやん。

多田 でも毎回じゃないから。

善し いや、切り取ってええねん。例えばの、ある1日や。

多田 でもそれ嘘になるから。そんな行ってないやんってなるから。

Q:朝一番の「日記」とは?

多田 毎日、朝起きたらすぐ日記を書いてます。3年日記帳が3冊目なので、8年ぐらい続いてますね。よく日記が続かないって言われる方がいますが、それ、夜書こうとするから忘れるんですよ。バタバタしたり酔っ払ったりして、絶対続かない。朝起きてまず日記を書くって決めるんですよ。ほんなら忘れないです。

―やってみます!

多田 よろしくお願いします。

―続いて、善しさん。

『COWCOW』善しさん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

Q:まず、お子さんの「保育園送り」は善しさん担当なんですね。

私の推しごと タイムスケジュール COWCOW 善しさん

画像:ARNE

善し 基本僕ですね。5歳女子、3歳男子の2人を自転車に乗せてます。子どもには、お母さんが送る方がいいって言われますけども。

Q:善しさんの休日、この日はカレー作りを?

善し 1日休みがあったら、料理を作りたいですね。朝からロピアに買い物に行って、大量に食材を買い込んで、この日は牛すじカレーを作りました。牛すじはしっかり下処理して、時間をかけて煮込みます。

『COWCOW』善しさん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

―お子さんたちもこのカレーは好きですか。

善し いや、そんな好きじゃないです。子ども用に分けて甘いのも作るんですけど、牛すじが好きかっていうとそうでもない。僕の自己満足ですね。牛すじがうまく煮込めたっていう。

―家事をして料理して保育園送迎してたら、1日終わる感じですか?

善し もうそれだけで夜になります。自由時間は子どもが寝た後です。

Q:最後にARNE読者へメッセージをお願いします。

多田 劇場に行ったことがないという方、ぜひ一度、気軽に見に来ていただきたいと思います。テレビ、YouTube、TikTokとはまた違う、対面でのおもしろさを味わってください!

善し 福岡での『COWCOW』単独ライブは11月7日(土)。劇場でお待ちしてます!

(写真は「ARNE」の「A」のポーズ)

『COWCOW』多田健二さん、善しさん

画像:ARNE/撮影:田中紀彦(Studio Red Star)

<取材を終えて>
真剣に、熟考しながらタイムスケジュールを書いてくれた『COWCOW』さん。話すテンポや間が唯一無二で、さすがベテランの腕を見せていただきました。イチ押しの『肉らしい』も要チェックです。(取材・文/重川朋子)

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※取材・文/重川朋子
※撮影/田中紀彦(STUDIO RED STAR)