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松本潤さん NODA・MAP

松本潤さんコメント掲載!超豪華キャストの舞台NODA・MAP「正三角関係」北九州へ

2024.06.21

松本潤さん×長澤まさみさん×永山瑛太さん=『正三角関係』!?

この夏、演劇界に“事件”が起きる予感! 北九州芸術劇場で、超豪華キャストが揃うNODA・MAPの最新作『正三角関係』が上演されます。

北九州芸術劇場でのNODA・MAP作品上演は、『『Q』: A Night At The Kabuki』以来の5年ぶり。今回は国内では東京・北九州・大阪の3都市のみ、11月にはロンドンで大千穐楽を迎えるとあって、特別感も最上級です!

今回はこの公演情報を、松本潤さんのコメントと併せて、たっぷりとお届けします。

NODA・MAP新作舞台に、松本潤さんが参戦!「正三角関係」

圧倒的な戯曲と演出、そして衝撃的なキャスティングで公演毎に話題をさらっている、日本演劇界のトップランナー・野田秀樹さん率いるNODA・MAP。

今作では、松本潤さんがNODA・MAPに“初参戦”というビッグニュースで、世間を驚かせました。

実は松本潤さん、野田秀樹さんと20年前に出会って以来、数多くのワークショップに参加してきたのだとか。今回は、満を持しての初参戦というわけなんです。

“事件”となる理由はこのほかにも。2021年のNODA・MAP番外公演『THE BEE』での妖艶な演技が記憶に新しい長澤まさみさん、そしてこれまで野田作品で鮮烈なインパクトを残してきた永山瑛太さんという、超豪華なキャスト!

野田さんが「この作品のために生まれてきた3人」と称える座組で、『正三角関係』の上演が実現します。

NODA MAP

画像提供:北九州芸術劇場

野田秀樹流サスペンス!? 「正三角関係」の見どころ

この強力な布陣で新たに創り上げるのは、ロシア文学の傑作『カラマーゾフの兄弟』を入口にした、日本のとある場所のとある時代の花火師の家族、「唐松族の兄弟」の物語。

「唐松族の兄弟」の長男・花火師を松本さん、次男の物理学者を永山さん、三男の聖職者を長澤さん、そしてその父親を竹中直人さんが演じます。長男と父親が一人の“女”をめぐる妖しくて危険な三角関係を織りなし、父親殺しのサスペンスへと発展します。

果たして「正しい」「三角関係」の正体とは……?

キャストは、既出の松本潤さん、長澤まさみさん、永山瑛太さん、竹中直人さんのほか、村岡希美さん、池谷のぶえさん、小松和重さん、そして毎回、その役柄に注目が集まる野田秀樹さん。さらに17名のアンサンブルも合流し、総勢25名のめくるめく「野田ワールド」が展開されます。

北九州芸術劇場スタッフが語るNODA・MAPの魅力

北九州芸術劇場のスタッフが、NODA・MAPのすごさを教えてくれました!

「北九州芸術劇場ではこれまで、2012年の番外公演『THE BEE』を皮切りに、『MIWA』『エッグ』『『Q』: A Night At The Kabuki』など6作のNODA・MAP作品を上演。コロナ禍を経て今回は5年ぶり7回目の登場となります。

演劇界のトップランナーとして、常に第一線で走り続けている野田さんが紡ぎだす唯一無二の作品を「北九州でもお届けしたい!」という思いは長年劇場でも強く持っていました。同時に、北九州は元々演劇的土壌が深いこともあり、「劇団 夢の遊眠社」時代からの野田さんのファンも多く、お客様アンケートでも「NODA・MAP作品が観たい!」という声を数多くいただいていました。

そういった気持ちがあわさり実現したのが、2012年の公演。以降現在に至るまで、関西以西ではなかなか観ることの出来ないNODA・MAP作品は、上演ごとに大きな反響を呼んでいます!

巧みな言葉遊びに満ちた戯曲の面白さ、身体性や想像力を駆使した舞台空間ならではの演出、そしてそれらを体現する魅力あふれるキャストたち。生の舞台の面白さを200%詰め込んだNODA・MAPワールドは、一度観ると誰もが虜になってしまいます。これまで舞台を観たことがない方もぜひ、この機会に足を踏み入れてみてください!」

北九州の人は特に必見!? 松本潤さんインタビューコメント

先日、東京で行われた取材会での松本潤さんのコメントをお届けします。

松本潤さん NODA・MAP 北九州

撮影:野坂 茉莉絵

―「カラマーゾフの兄弟」がモチーフいう最新作。見どころは?

松本潤さん(以下松本さん) 原作自体に長大で難解なイメージがあると思いますが、野田さんらしい、壮大で複雑、入り組んだ物語になりそうです。もちろん、ただ人物や物語設定を引用するわけではなく、原作で描かれる人物たちの心理がリンクしていくユニークな構造になっているので、元を知っていれば読み解きやすくなる……というわけでもありません。野田さんは「ネットであらすじを読んで観に来るのがもっとも危険」と仰っていました(笑)。

―野田秀樹さんの作品の印象を教えてください。

松本さん ほかに似たものがない、とにかく唯一無二の作風ですよね。戯曲としてもすばらしいですし、俳優が生身でしゃべって、動いて、表現することで完成する部分がとても大きい。野田さんが80年代に書いた『白夜の女騎士(ワルキューレ)』を蜷川幸雄さんが演出した舞台(2006年上演)に出演した経験がありますが、正直、最後の最後まで「これ、どういうことなんだろう」と思いながらしゃべっていたセリフもありました(笑)。でも頭で理解するよりも身体と心が動いていくというか、言葉が押し寄せてくることで生まれるスピード感とテンポに圧倒されてしまうんです。リズムに身を委ねているだけで「気持ちいい!」みたいな……このシビれる感覚は一体なんなんだろう?と思いながら、あのときは演じていました。

松本潤さん NODA・MAP 北九州

撮影:野坂 茉莉絵

―今作で楽しみなこと、ご自身が掴みたいことは?

松本さん 野田さんが創出する世界に“飛び込めること”に尽きるのではないでしょうか。野田さんが何を描きたいのか、何を表現したいのかをしっかり掴んで、カンパニーの一員としてその一部を全うできればと思います。去年は一年間大河ドラマ(NHK『どうする家康』)をやらせていただいたので、声の使い方が映像向きになっていると思うので、それを徐々に調整しないといけません。舞台に立つのは『あゝ、荒野』(2011年、寺山修司作、蜷川幸雄演出)以来13年ぶり。早く生の舞台の感覚を取り戻したいです。でもワークショップで身体を動かしているだけでも、いろいろな発見があって面白いですし、とにかくアンサンブルの皆さんを含めたNODA・MAPとしてのチーム感やクオリティーの高さがすばらしいんです!

―最後に、北九州の印象、楽しみなことはありますか?

松本さん ライブなどで西の方面へ行くと、なんだろう……とても明るい、楽しげなエネルギーを感じますね。もちろん、日本全国どの場所でも明るく迎えてくださいます。でも九州はとりわけ陽気で開放的なエネルギーが感じられる気がしますね。僕自身、長期で一つの土地に滞在することは滅多になくて、街にゆっくり滞在して、のんびり歩いて、その土地を楽しむということが、これまであまりできなかったんですよね。だから数日間滞在できる今回は、地元のおいしいお店に行くのも楽しみにしています。そういえば小倉城にも行ったことがないんです! ぜひとも北九州の皆さん、僕を街で見かけたら、そっと見守ってくださいね(笑)。

近年の作品とは一風異なる、空気と緊張感の漂う野田秀樹流サスペンス。もちろんチケットは争奪戦必至です。

頑張ってチケットを手に入れて、演劇界の“事件”、ぜひ目撃してくださいね!(文/ARNE編集部)

<「NODA・MAP 第27回公演『正三角関係』」公演概要>
日程:2024年9月5日(木)~11日(水)全7ステージ  ※9日(月)は休演
会場:J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県北九州市小倉北区室町1丁目1-1-11)
料金:S席12,000円、A席8,500円、サイドシート5,700円(25歳以下3,000円)
※全席指定  ※未就学児入場不可(託児あり/要事前予約) ※高校生割引シート1,000円あり(発売日が異なります。) ※購入枚数制限あり:1人1公演につき最大2枚まで・2公演まで購入可能
チケット:一般発売開始2024年6月23日12:00~
※『正三角関係』チケット販売規約に同意した方のみ、チケットのお申込み・ご購入が可能です。
問い合わせ:J:COM北九州芸術劇場 093-562-2655(10:00~18:00)

【参考・画像】
※北九州芸術劇場
※撮影:野坂 茉莉絵、ヘアメイク:竹内美徳、スタイリスト:丸本達彦
※衣装(アイテム:価格/ブランド名/問い合わせ先)=ジャケット:59,400円/mando/mando、シャツ:25,300円/LAD MUSICIAN/LAD MUSICIAN HARAJUKU、パンツ:29,700円/mando/mando、靴:55,000円/LAD MUSICIAN/LAD MUSICIAN HARAJUKU

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