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共感しちゃうあなたも悪女!?現実では出会いたくない「悪女」が登場する映画2選

2020.07.31

どうもこんにちは。福岡映画部の石渡麻美です。

みなさん、映画観てますかー?

コロナで延期になっていた作品が公開され始めましたね。私も、良作の大渋滞に巻き込まれ、映画館をハシゴしながら忙しくも幸せな日々を過ごしています。

女性が観る「女性映画」は、“共感せずにはいられない”のが面白い!

そんな数ある良作の中でも、最近、際立ってパワーを感じるのが、女性たちの映画。女性が主人公だったり、監督だったり、女性を描いた物語だったり。

「女性映画」と、狭義に括るつもりはないけれど、やはり、どうやったって私も女性。力強い表現の術を持った彼女たちが魂込めて描く女性の物語に、共感せずにはいられないのです。

そんな映画(旧作)を取り上げてみようと作品をリストアップしていたところ、一軍だけでもその数50本を超えまして……。これは一気に語れない、ということで、まずは「悪女編」からご紹介します。

近くにいたら嫌だけど、映画の中ならキライじゃない。どこかちょっぴり共感してしまう悪女たちの生きざまをどうぞお楽しみあれ。

1:人は見た目に……?スタイリッシュなファッションが物語る大人のブラックユーモア「シンプル・フェイバー」

「シンプル・フェイバー」

画像:ポニーキャニオン

〈あらすじ〉

事故で夫を亡くし、保険金を切り崩しながら生活するシングルマザー・ステファニーと、華やかなファッション業界で働き、イケメン夫と豪邸で暮らすエミリーは、ママ友として出会う。タイプの異なる2人だが、すぐにお互いの秘密をシェアする“親友”になる。

ある日、仕事に忙しいエミリーから息子のお迎えを頼まれ、快く引き受けるステファニー。その後エミリーは息子を引き取りに現れないまま失踪。そんな中、遠く離れた土地でエミリーの目撃情報が入り……。

A SIMPLE FAVOR

画像:ポニーキャニオン

〈石渡的注目ポイント〉

サスペンスかコメディか、はたまたノワールか……。大人のブラックユーモアを楽しめるかどうかが鍵となる本作の魅力は、なんといってもキャスティング。2人の主演女優の持つイメージで、先入観が大きければ大きいほど観ているこちらも欺かれる仕掛け。

「シンプル・フェイバー」

画像:ポニーキャニオン

特に「カワイイ女優」として知られる、アナ・ケンドリックが演じたステファニーの鼻につくほどの良い子っぷりは、アナの優等生女優としてのイメージと相まって、サイコ感満載。

画像:ポニーキャニオン

さらに、物語の前後半で、とある人物の「素性」が明らかになるにつれ、鮮やかに変わる設定と衣装も魅力のひとつ。人物の内面的変化やキャラクター設定がストレートに衣装に反映されるさまは、身長差20cm超の2人の女優の着こなしによって、よりスタイリッシュに、セクシーに描かれていきます。

画像:ポニーキャニオン

笑顔の下で繰り広げられる、悪女たちの巧妙な駆け引きに翻弄されるストーリーと、お家映画にちょ〜どいい軽さとユーモア、そして目の保養まで三拍子揃った本作。ママ友との関係に疲れたあなたには、なかなか衝撃でちょっぴり痛快なラストシーンとともに、どうぞお楽しみあれ。

〈本作をもっと楽しむためのトリビアあれこれ〉

本作の監督ポール・フェイグは、英国スパイ風のスタイルがアイコンのオシャレ番長としても知られるそう。

エミリー役のブレイク・ライブリーが、素肌に白いスーツを羽織った墓場のシーンで右手に持つステッキは、監督が450本以上(!)コレクションしている私物のひとつなのだとか。ステッキの扱い方から身のこなしまで、監督直々の演技指導によって完成された、同性でも惚れてしまいそうなエミリーの闊歩スタイルも必見です。

画像:ポニーキャニオン (C)2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

『シンプル・フェイバー』
デジタル配信中/ブルーレイ&DVD発売中/ブルーレイ:4,700円(税別)、DVD:3,800円(税別)/発売元:カルチュア・パブリッシャーズ、販売元:ポニーキャニオン

2:夢に向かう覚悟を決めたあなたに送る辛口ガソリンムービー「イヴの総て」

日本国内でのDVD販売が終了しているため、画像なしとなりますが、それでもご紹介したいのがこの作品。「悪女」といえば真っ先に思い浮かぶモノクロフィルムのクラシック映画です。

動画配信サービスやDVDレンタル等で視聴することはできます。

画像:marekuliasz/Shutterstock

アメリカの演劇界を舞台に田舎娘・イヴの成り上がりストーリーを描いた「イヴの総て」は、「〈ライバル〉たちの中には、仕事もプライベートも目標達成のためなら手段を選ばぬ気合入りまくりガールもいるのよ!」って現実を教えてくれる痛快作。

男も女も手玉に取って、トップ女優への野心に燃える「悪女」の顛末を描きます。

競争相手がいたほうが頑張れたり、下克上に燃えやすかったりするタイプの人にとっては、エネルギーみなぎる一本。道半ばで心折れそうになったとき、「なーに甘っちょろいこと言ってんの!」とお尻を叩いてくれるガソリンムービーとして、何度も観返したい名作クラシックムービーです!

以上、「女を描いた映画 〜悪女編〜」から、今回は2作品をご紹介しました! いかがだったでしょうか? 近くにいるのは勘弁してほしいけれど、映画のキャラとしては、誰でもちょっとくらい共感してしまうポイントがあるのがおもしろいところ。

ときに恐ろしく、ときに切ない悪女たちの物語。観た「女たち」と一緒にお酒片手に語る夜会でもやりたい願望を胸に、たんまり溜まったオススメの「女たちの映画」、これから時折ご紹介していこうと思います!(文/石渡麻美)

【参考・画像】

※石渡麻美

ポニーキャニオン

※marekuliasz/Shutterstock

この情報は公開日時点での情報です。

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