【蔦屋書店員おすすめ本】自分アップデート！「大人の学び」にぴったりの3冊（メイク＆語学）
本のプロ・書店員さんに聞いたおすすめ本をご紹介。
今回は、『福岡天神 蔦屋書店』書店員さんに、「大人の学び」をテーマにセレクトしてもらいました。
3回に渡ってお届けする第2弾は「趣味・実用」ジャンルから、廣瀬理恵さん、平井雄太さん、内野京子さんのおすすめの3冊。
語学とメイクの「学び直し」、そして新たな世界への一歩にピッタリのラインナップです。
1：メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた／吉川景都・ＢＡパンダ（著）／ダイヤモンド社
画像：ダイヤモンド社
『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』
著者：吉川景都／ＢＡパンダ
発行：ダイヤモンド社
価格： 1,485円
HP：https://www.diamond.co.jp/book/9784478112410.html
HP：https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/447811241X/diamondinc-22/
概要
元々コスメもメイクも好きだけど、なんだか最近しっくりこない。人気の商品を買ったり、話題のメイク法を試してもうまくいかない。街中で見かけるステキなメイクの人と何が違うのか……そんな顔面迷子に陥ったマンガ家・吉川景都さんが、友人の現役美容部員・ＢＡパンダさんに気になることを全部聞いてみた！
「なんとなくメイクするのをやめて、“そのアイテムを使う理由”とちょっとしたコツを知れば、“なんとなく変”は解決する」と語るＢＡパンダさん。そんな彼女から吉川景都さんが学んだ目からウロコのテクニックを、マンガで分かりやすく紹介。平行眉が変、奥二重・一重でアイシャドウが見えない、ファンデが午後に落ちる、アイラインが苦手……そんな悩みを解決する、メイクのコツがわかります。
※画像：吉川景都・BAパンダ（著）『
マンガのあとには、ＢＡパンダさんによる解説を掲載。テクニック以前の「概念」（このメイク・スキンケアは何のためにするのか）や、マンガでは説明しきれなかった補足が書いてあり、さらに知識を深め、どう応用するかを考えるきっかけに。
それぞれのページの目的にあったアイテムも、おすすめの理由とともに紹介してあります。
おすすめポイント
アラフォーになり「メイクがなんとなく変」と思うようになった漫画家の吉川景都さん。そのお悩みは、きっと多くの人が「わかる！」と共感することの連続のはず。
化粧水の使い方、ベースメイクやアイメイクなど、今までなんとなく自己流でやっていたことを、きちんとした方法・手順で学び直すきっかけをくれて、「まあこれでいいか」で済ませていたことが一気に変わるはず。
『続メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』も出ているので、2冊セットで読むのもおすすめです。（推薦者／廣瀬理恵さん）
2：思ったことを英語にできる ３ます英語／川﨑あゆみ（著）／サンマーク出版
画像：サンマーク出版
『思ったことを英語にできる ３ます英語』
著者：川﨑あゆみ
発行：サンマーク出版
価格：1,650円
HP：https://www3.sunmark.co.jp/detail.php?csid=4215-3
概要
「第二言語習得論」と「コミュニケーション学」を融合した独自メソッドで10年以上、5000人以上を指導する『グロバリ』代表・川﨑あゆみ氏の2025年9月25日発売の新作。
中高で英語の授業を受け、街中にも商品にも英単語があふれ、オッケーやゲットなど口にしているのに、英作文が苦手で英語が話せないのは、無意識に日本語と同じ感覚で英語を考えようとするから。
でも大丈夫。英語ネイティブの「思考の型」を身につければ、出てこなかった英語が3秒でひらめくように！
そのために知っておきたいのが、1ます目には「主人公（誰が）」（主語）、2ます目には「主人公の動き（どうする）」（動詞）、3ます目には「何を」（目的語）の単語を入れる「3ます英語」という考え方。
語順や単語のかたまりを「ます」でとらえることで、英語学習の初心者でも英語ネイティブの「思考の型」を最速で身につけられます。
画像：サンマーク出版
登場する問題すべてが頻出フレーズなのも、すぐに役立つポイント。
パソコン・スマホ・タブレットで音声をダウンロードすることもできます。
おすすめポイント
リスキリング、学びなおしなんて実際に動けていない、特に英語なんて。そんな方におすすめしたい一冊。
ぬぬぬ！ 英語ってこういうことだったのか！ 英語の組み立て方や考え方が、3ますに当てはめればみるみる分かる。これは大人になった今だからこそ分かる気がする。（後は単語を学び直せば、私、喋れるかもしれないっ……！）
さらに最後のページにある、256のマストフレーズがこれまた使える！
画像：サンマーク出版
海外旅行で使える英語の本のおすすめをよく聞かれますが、これは使えます！（推薦者／平井雄太さん）
3：フランス語 スペイン語 イタリア語 3言語が同時に身につく本／藤田健（著）／かんき出版
画像：かんき出版
『フランス語 スペイン語 イタリア語 3言語が同時に身につく本』
著者：藤田健
発行：かんき出版
価格：2,640円
HP：https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761277093/
概要
北海道大学大学院文学研究院教授・藤田健氏による、フランス語・スペイン語・イタリア語の共通点を活用して効率的に3言語を勉強できる欲張りな本。
実は、フランス語・スペイン語・イタリア語は、古代ローマで使われていたラテン語を共通の祖先とし、兄弟関係にあります。似ている点が多く、1つの言語を知っているとほかの言語を学ぶのがとても楽に。
そこでこの本では、3言語の共通点と独自の特徴がわかるように、基本的な文法について丁寧にわかりやすく解説。文法事項ごとにキーフレーズを設定し、やさしい表現を覚えながら楽しく勉強できるようになっています。
それぞれの言語が猫のイラストで表現されているのもキュート！
キーフレーズはネイティブによる音声も収録してあります。
画像：かんき出版
おすすめポイント
ラテン語を親に持つ兄弟とも言える3言語を比較しながら学べる本。
文法の比較を中心に、ネコちゃんたちのホッとするコラムも充実しています。この1冊だけで3言語ペラペラ、という本ではありませんが、難解な文法を瓦解するための一助になると思います。
どれか一言語でも初級を学び終わった人向けです。
英語の学び直しに最高の『真・英文法大全』（関 正生（著）／ＫＡＤＯＫＡＷＡ）。こちらの副読本の一つとして他言語文法をナナメ読みするのにもおすすめだと思います（推薦者／内野京子さん）。
いかがでしたか？ 秋の夜のお供に、ぜひ手に取ってみてくださいね。（構成／ARNE編集部）
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※画像／ダイヤモンド社、サンマーク出版、かんき出版
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