
なまってるのは私?「方言だと思ってなかった」福岡の方言まとめ(4)
意外なタイミングで「なまってるね」と言われて驚いたことはありませんか。
今回も、福岡の人が標準語のつもりで使っていたり、方言だと気付いていなかったりしがちな言葉をご紹介します。
※方言が持つ温かみやそこに息づく文化を楽しくお伝えしたいと考えており、この記事は、福岡生まれ・福岡育ち・福岡在住のARNE編集部スタッフの日常的な経験をもとに執筆しています。方言に関する学術的な調査や文献による情報に基づく記事ではありません。そのため、専門的な見解とは異なる内容が含まれる可能性があることをあらかじめご了承ください。
1:こゆい
福岡で「こゆい」と言うと、「濃い」という意味です。
全国的にも、意味はなんとなく通じるもののようですが、「あの人、なまってる」ってきっと思われているはず。
<使用例>
「旨味がこゆくておいしい」 →標準語「旨味が濃くておいしい」
「顔がこゆい」 →標準語「顔が濃い」

画像:Shutterstock
2:しきる ・しきらん
福岡の方言の「しきる」と「しきらん」は、標準語で「できる」「できない」という意味。
同様に、「言いきらん」(言えない)、「食べきらん」(食べられない)、「買いきらん」(買えない)、などほかの動詞に付けることもあります。
<使用例>
「運転しきる?」「しきらん」→標準語「運転できる?」「できない」

画像:Shutterstock
3:きつい
福岡での「きつい」は、「しんどい」や「つらい」「大変」といったことを意味します。
標準語で「きつい」というと、「厳しい」「強い」「窮屈だ」などの意味合いなので、福岡では標準語とは異なる意味合いで使っているようです。
<使用例>
「今日の仕事はきつかった」→標準語「今日の仕事は疲れた」
「なんか体がきつい」→標準語「なんだか体が疲れている」

画像:Shutterstock
いかがでしたか? ありのままのあなたの言葉をすてきだと感じてくれる人はきっとたくさんいると思いますよ。(文/ARNE編集部)
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