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“呪い”を解くことがカギ!?「本当に幸せな結婚」のために今すぐやるべきこととは?【福岡女子婚活道#3】

2020.07.13

こんにちは! ライターの祝アスカです。

福岡女子婚活道、第三回は「その結婚観は、本当にあなたを幸せにする?」がテーマ。

「幸せな結婚」でははなく、「幸せな結婚“生活”」を送るためにはどうしたらいいか?について考えていきたいと思います!

 

結婚についての“理想”、そもそもそれで大丈夫?

突然ですが、あなたは結婚について、具体的な理想をお持ちですか?

「理想ならバッチリ! 付き合って半年で、ロマンチックなレストランでプロポーズされて、指輪のブランドはハリー・ウィンストンで、結婚式はハワイで挙げて、子どもは2人で、3年後には庭付き一戸建てのマイホームが欲しい!」

「具体的な理想」が上記のようなことであれば、気を付けたほうがいいのかもしれません。

なぜなら、このような理想を持つことももちろん自由ですが、上記のような理想を全て叶えても“不幸せ”にはなり得るし、なにひとつ叶わなくても“幸せ”になり得るからです。

では、「本当に」「幸せに」なるために重要な要素とは一体何なのか。どのように結婚観を持つことが大事なのか、紐解いていきます。

画像:Shutterstock

 

結婚はゴールじゃない!まずは「思い込み」に気づくこと

筆者にも経験がありますが、婚活をしているとどうしても頭の中で「結婚=ゴール」と考えてしまいがちです。

「婚活」のゴールは確かに結婚ではありますが、よく言われているように「結婚」は“人生のゴール”ではありません。

結婚とは、そのあとの毎日をお相手と共に生きていく「生活」そのもの。むしろ、“スタート”です。

結婚をゴールと考えているか、それともスタートととらえているかで、「結婚」に求めるものはきっと変わります。

せっかく婚活を頑張ったからには、「オムツも替えようとしない夫には愛想を尽かしてるけど、ATMだと思って我慢してる」なんて結婚生活は、可能な限り避けたいところ。

読者の皆さんが、将来Twitterで“夫の愚痴アカ”を作るような事態にならないためにも、ぜひやっていただきたいことがあります。

それは、自分の結婚観を客観的に見るための、「自分自身への問いかけ」です。

 

自分の「結婚への理想」と向き合ってみて

画像:Shutterstock

まずは結婚についての理想を思い描いてみて、「なぜそう思うのか?」を自分自身に問い、そこに「思い込み」が混じっていないかをじっくり考えてみましょう。

たとえば、とても多いのが、相手に比較的高額な年収の希望を持っている女性。

わかります。お気持ちは本当によくわかります。

筆者含め、お金はないよりあった方がいいと考える人が大半でしょう。

しかし、「現実的に考えて相手にその年収が絶対必要か?」と冷静になっていただきたいのです。

「なんとなくそう思う」のか「絶対必要だと思う」のか、自分自身の理想を見つめ直してみましょう。

 

お相手の年収は○○○万円以上じゃないと!

→なぜそう思うのか?→専業主婦になりたいから

→なぜそう思うのか?→家事や育児をしっかりできると思うから

→なぜそう思うのか?→それが女性の役割だと思うから

→なぜそう思うのか?→えーっと……。なんとなく。テレビや周りでそう言われるのを聞いたことがあるから

……本当にあなた自身も同じ考えですか?

このように考えていくと、もしかすると「結婚したら女は◯◯すべきだって考えていたけど、本当に私はそうしたいんだっけ? お相手の絶対条件としての◯◯って、本当に必要だっけ?」ということが見えてくるかもしれません。

 

自分がしたいこと?「すべき」と思っているだけ?

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こういった、結婚にまつわる「男は外で働き、女は家を守るものだ」という概念(※)はまだまだ根強く残っているようです。

※ジェンダーロール=社会生活において、性別によって固定的な役割を期待されること(※1)

「夫は外で働き妻は家庭を守るべきである」という考え方についての内閣府の2014年の調査(※2)では、「賛成」「どちらかといえば賛成」と答える女性の割合は43.2%となっており、4割を超える人が賛成という結果でした(ちなみに、1979年はなんと7割を超えていました)。

 

まずは、お互いの“呪いを解く”ことから

もちろん当人同士が望んで、“お互い納得の上でのこと”であれば何も問題はありません。

万が一そうでない場合、「こうあるべし」は“呪い”となり、本当に自分が望む結婚生活の実現は遠くなってしまいがち。

たとえば、男性側が結婚に対して感じるプレッシャーとして非常に多いのが、経済面の問題です。

内閣府の調査(※2)では「未婚者が結婚について不安に思うこと」について、男性の回答は「経済的に十分な生活ができるかどうか」が56.8%で1位となっていました。(ちなみに、女性の一位は「配偶者の親戚とのつきあい」61.3%。)

「自分は男だから家族を養えないといけない。結婚するにはもっと仕事を頑張って収入を安定させてからじゃないと……」と考え結婚に前向きになれないでいる、というケースも多いのです。

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もし、あなた自身も仕事を続けていきたいと考えているのであれば、「自分1人で養おうと思わずに、2人で頑張ろう」と伝えることで、男性側の「男たるもの大黒柱であれ」といったような呪いを解けるかもしれません。

自分自身が“呪い”に気づき解放されることが、同じく呪いにとらわれている相手の呪いも祓い、2人で一緒に前進できるチャンスとなるはずです。

まずは、思い込みを一切捨てて、自分はどうしたいのか?に基づいた結婚観を固めましょう。そして、その希望をお相手に伝えて、お相手の希望もきちんと聞けるような「話し合いができる」関係を構築しましょう。

「……話し合いが大事なのはわかったけど、そもそも相手がいない!」というあなた。

次回(7/20(月)公開予定)からは、婚活実践編としての「マッチングアプリ」攻略法を解説します!(文/祝アスカ)

【参考・画像】

※祝アスカ

※1 コトバンク

※2 平成27年版厚生労働白書 -人口減少社会を考える-

※Lia Koltyrina、Valery Sidelnykov、YAKOBCHUK VIACHESLAV、Antonio Guillem/Shutterstock

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