どれくらいつけるのが正解?美容師直伝「スタイリング剤の選び方&つけ方」
こんにちは、美容師のHARUNAです。
髪を結んだりアレンジしたりした際に、髪がパラパラ落ちたり、なんだか疲れて見えると感じたりすることはないでしょうか?
それは、髪にまとまりがないことが原因かもしれません。
そこで今回は、髪のまとまりに欠かせない、スタイリング剤の選び方やつけ方をご紹介していきます。
おすすめのスタイリング剤と選び方
まずは、おすすめのスタイリング剤から。
夏場は、汗をかきやすく、スタイリング剤がついている感覚が苦手という人もいると思います。そんな人におすすめなのは、艶感の出るスプレーです。
まず、スタイリング剤をつけている状態とつけていない状態で、どのような違いがあるのか見比べてみましょう。
下の写真は、スタイリング剤を何もつけていない状態の髪です。
表面の髪の毛羽立ちが目立ちますね。
続いて下の写真は、艶出しスプレーを振った状態です。
艶感が出る成分を、髪の毛にまとわせることで、ベタつかないのにまとまりやすい質感に仕上がります。
何もつけていないような自然でサラサラな髪に見えるのも特徴です。髪の長さに関係なく使えますが、ロングヘアの人には特におすすめ。
韓国スタイルやナチュラルなスタイルが好きな人は、素髪に見える艶出しスプレーをぜひ使ってみましょう。スプレーが苦手という人は、ヘアミルクがおすすめですよ。
反対に、しっかりスタイリングした感じを出したい人におすすめなのが、スタイリング用オイルやバームです。
髪に馴染みやすいので、少量で毛先に束感を出すことができます。
ラフに結んでもサマになるのが、オイルやバームでのスタイリングです。かっこいい感じやこなれ感も出せますよ。
ボブやショートヘアの人にはバーム、ロングの人にはオイルがおすすめです。
スタイリング剤のつけ方
スタイリング剤はどのくらいつけたらいいか分からないという声もよく聞きます。
艶出しスプレーをつけるときは、髪の根元から10cmは避け、乾燥しやすい毛先を中心に、1往復するようにつけましょう。
そのとき、髪とスプレーの距離を近づけすぎず、10cm程度離してから振るのがコツ。そうすることで1か所に集中せず、満遍なく散布できますよ。
また、おでこと髪が触れやすい前髪は、おでこの皮脂がつきやすいので、スタイリング剤のつけ過ぎには注意してください。
オイルやバームは、少なめの量を3、4回に分けてつけるのがおすすめです。
バームは、下の写真くらいの量を、数回に分けてつけましょう。
オイルは、2、3滴を手のひらにのせて数回に分けて使いましょう。
髪につける前に、まずは手のひらと指の間にオイルを伸ばして、手ぐしを通す要領でつけていきます。
スタイリング剤は、つけると髪がきれいに見えやすくはなりますが、あくまでも仕上げの一手間です。コテやブローなどで髪型をつくる作業を、スタイリング剤をつける前にきちんと行っておきましょう!
また、髪の広がりを抑えるためにスタイリング剤をつける場合は、ボリュームを抑えたいからといって根元から押さえ込むようにつけるのは避けましょう。
頭皮からの皮脂は、髪にも浸透していくもの。頭皮付近からスタイリング剤をつけてしまうと、時間の経過とともに頭頂部がベタッとして、毛先との質感の差が生まれてしまいます。
艶出しスプレーやオイルまたはバームなどのスタイリング剤は、耳から下の髪を意識して、乾燥しやすい毛先に馴染ませるようにしましょう。そうすることで、髪にまとまりが出て、自然と髪の広がりが落ち着きやすくなりますよ。
スタイリング剤を自在に変えられるようになると、おしゃれのバリエーションが広がります! ぜひ、こちらの記事を参考に、さまざまなヘアスタイリングを楽しんでくださいね!(文/HARUNA)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/HARUNA
※画像/Prostock-studio/Shutterstock
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