シャワーの温度は何度が正解? 美容師が教える「お風呂の中ですべきヘアケア」3つ
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こんにちは、美容師のHARUNAです。
暑い日が続くので、1日の終わりにお風呂に入って汗を流すのが気持ちいいですね! 日中は皮脂を多く感じる頭皮も、シャンプー後は毛穴の汚れが取れたようにスッキリして爽快な気分に。
夏場はシャワーでも暑いのでさっと済ませてしまう人も多いかもしれませんが、美容師としては、ヘアケアには1年中こだわってほしいところ。
そこで今回は、温度や洗う順番などの“お風呂の中ですべきヘアケア”をご紹介します。
「シャワーは何度くらいがいい?」「トリートメントのタイミングはいつ?」など、シャワーの際の“ヘアケアの正解”を美容師視点でご説明するので、ぜひ参考にしてくださいね。
1:少しぬるいくらいがちょうどいい!シャワーの適正温度
まずは、夏場の“シャワーの温度”の話からしていきますね。
暑い日はぬるめの温度、冷房で体が冷えた日は熱めの温度など、人によって夏場の温度設定は変わってくると思います。
実は、髪を洗うのに適した温度は、「少しぬるいかな?」と思う37〜39度です。
シャンプーは髪よりも頭皮を洗うものなので、頭皮の油を取りすぎない程度が適正温度といわれています。43度以上になってくると頭皮の油分を落としすぎてしまい、かゆみやフケの原因になる可能性も……。
「じゃあ冷たければいい?」と思う人もいるかもしれませんが、冷水だと皮脂が取り切れず、ベタつきの残る洗い上がりになりやすいので注意。適度に皮脂汚れを落とす“ぬるめの温度”で洗うのをおすすめします。
2:根元からたっぷりつけるのは要注意!トリートメントを塗布すべき部位
次に、外出自粛ムードが続く中、自宅で髪のスペシャルケアをしはじめた人も多いのではないでしょうか。でも、そのケアアイテム……髪のどの部分につけていますか?
根元付近からたっぷりつけている人は要注意! 次からは“目元から下の位置”につけるようにしてください。
頭皮から出た皮脂は、1日かけて頭皮全体から髪に浸透していきます。そのため、頭皮から10cmほどは皮脂によって保湿されるので、保湿ケアをしすぎてしまうと皮脂と混ざってベタつきの原因になる可能性も。
根元からたっぷり塗りたくなる気持ちも分かりますが、パサつきやすい毛先を中心に塗布しましょう。
3:浸透力に影響するかも…!? トリートメントを塗布するタイミング
トリートメントを塗布するタイミングも大切! 結論からお伝えすると、コンディショナーの前に塗布してください。
コンディショナーは、コーティング作用により髪の表面をきれいに見せてくれる効果が期待できます。そのコーティングを先にしてしまうと、トリートメントの浸透力に影響することも。なので、シャンプーのあと、コンディショナーの前にトリートメントをするのがベストなんです。
また、トリートメントをした日はコンディショナーをお休みしてもOK! トリートメントをした次の日から2日〜1週間程度は、コンディショナーのコーティング力でトリートメント成分の流出を補いましょう。
また、トリートメントを塗布したら、できればクリップなどで髪を束ねてから、顔や体を洗い、最後にトリートメントを流すのが理想的です。少し時間を置くと、しっかり髪に馴染むといわれています!
あと意外に盲点なのが、トリートメントの洗い流し不足。トリートメントを流したあとは、背中など体全体ももう一度流すようにして! というのも、体にケア剤の成分が残らないよう気をつけないと、背中ニキビの原因になる可能性もあるんです。
日常の中で何気なくやっていることでも、温度やタイミング、塗布する部位などを意識してみるだけで、髪が日に日に変わるのを実感できるはず。短くパパッと済ませがちな夏場のシャワータイムにも、適切なヘアケアの習慣をぜひ取り入れてみてください!(文/HARUNA)
※この記事は公開時点での情報です。
※文・画像/HARUNA
※画像/Olena Yakobchuk、TORWAISTUDIO、triocean、Lonely Walker、DmitryStock/Shutterstock
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