中洲の「Booze甲斐」で発見!バーテンダーが本気出しすぎた「本格スパイスカレー」【伊藤舞の福岡カレー日記#6】
続々とカレー専門店がオープンし、カレー熱が高まり続けている福岡。 その福岡のあらゆるカレーを、私伊藤舞が、とんこっちゃん・ふじ子部長と二人三脚で調査しお届けしている 『土曜カレー部』。
FBS福岡放送『めんたいワイド』のきょうだい番組『めんたい×家族』(毎週土曜午後4時30分~)で放送されたお店を「ARNE」でご紹介していきます。
カレー日記6回目は、バーなのに本気出しすぎちゃった中洲のスパイスカレー。マスターのあふれ出るスパイス愛もたっぷりお伝えします。
お店の看板よりもカレーの看板!
中洲に本格カレーが楽しめるバーがあると聞き、「バーのカレー?」と思いながら中洲のとあるビルの2階へ行くと……。店名より大きく書かれた“中洲スパイスカレー”の看板が。おそるおそるドアを開けると、夜の雰囲気たっぷりの空間にずらりと並んだアルコールのボトル。
「ここでカレー?」と思いながらも、カウンター席へ座ります。まずはお店自慢のドリンク『モスコミュール』(1,300円)を出していただきました。
すりおろしショウガにシナモン・カルダモン・鷹の爪などのスパイスがたっぷりの“自家製ジンジャーシロップ”を使い、シナモンスティックもトッピング……スパイスへの本気度合いにカレーへの期待も高まります。
「ラム肉キーマと鶏軟骨スパイスカレー」のあいがけ
「いろんなカレーに挑戦したい!」というマスター甲斐さんの思いもあり、カレーは日替わりです。
『マスターの気まぐれスパイスカレー』(1,200円~)この日は“ラム肉キーマと炙り鶏軟骨スパイスカレーのあいがけ”でした。
お肉の旨みがギュッと詰まったラム肉キーマは、スパイスの効果でクセも感じず角の取れたナチュラルな風味。一方の炙り鶏軟骨カレーは、鶏のスープを生かしたまろやかな口当たりと軟骨のコリコリした食感が特徴です。
2つのカレーを一緒に食べると、鶏の風味が全体をまとめてより食べやすくなり、それでいて食感の変化も楽しめます。
月2回だけ登場する幻のカレーパン!
さらに驚きなのが、このバーでは月に2回だけ!カレーライスだけではなく『スパイスカレーパン』(700円)を出しているんです。
ターメリックが練り込まれたほんのりイエローのパンは、軽い食感でふんわりモチモチ!中のカレーは牛と豚の合い挽きに、鶏の首の周りのお肉のせせりも加えたピリ辛キーマ。チーズも一緒に包んで揚げています。
サクッとしたパンの中から、味わい深くスパイスの風味がしっかりと効いたカレーとさっぱりとしたチーズのコク。日替わりカレー以上に、スパイスが全面に押し出された、まさに“大人のカレーパン”です。
カレー作り=カクテル作り!?
お酒のボトルが並ぶ棚の一角には、ずらりとスパイスのボトルが。カレーに応じて、15~20種類のスパイスをホールとパウダーで使い分けているそうです。
バーテンダーである甲斐さんにとって、スパイスの配合はカクテルの配合と似ているとのこと。配合のバランスで味が何通りにも変化していくところに面白さを感じたといいます。
独立して自分のお店を構えて3年。オープンの1年後から“スパイスカレー作り”をはじめ、その1年後には“カレーパン”まで開拓!次は“パイ”を作りたいと話す甲斐さん、カレーへの愛と追及は深まるばかり!? 今後も目が離せません!
日替わりカレーのメニューとカレーパンを作る日は、お店のInstagram@booze_kai_でのみ告知しているそう!バーでお酒を飲みながら、こだわりのカレーを食べてみたい方はお出かけ前にチェックしてみてください。(文/伊藤舞)
<店舗情報>
Booze甲斐
住所:福岡市博多区中州2-5-9 三田ビル2F詳細はこちら
【画像・参考】
・伊藤舞
・ FBS福岡放送『めんたい×家族』(毎週土曜午後4時30分~)
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