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菽々 ファラフェルプレート

新鮮野菜が主役!フレンチ出身の料理人が紡ぐ話題の中東料理ファラフェル専門店(福岡市)

こんにちは。福岡のおすすめグルメスポットを紹介している、ライターの藤田ショウです。

今回は、こだわりの地元野菜をたっぷりと使った中東料理・ファラフェルの専門店をご紹介します。

2026年6月オープン!店主夫婦の美学とセンスが詰まったファラフェル専門店「菽々(しゅくしゅく)」(福岡市南区玉川町)

西鉄天神大牟田線・高宮駅から徒歩5分。福岡市南区玉川町の閑静な住宅街にて、2026年6月1日にオープンしたファラフェル専門店『菽々(しゅくしゅく)』。

菽々 外観

画像:藤田ショウ

ひよこ豆などの豆類にスパイスやハーブを合わせて揚げる中東の定番料理「ファラフェル」を主役に据えた、福岡では珍しい中東料理のお店です。

菽々 外観

画像:藤田ショウ

店を営むのは、山形県出身の小松優也さんと、福岡市南区出身の佳奈さんご夫妻。優也さんは、東京・銀座にあった高級フレンチレストラン『マキシム・ド・パリ』をはじめ、ピッツェリアやバーなど都内のさまざまなお店で研鑽を積んできた、幅広い経験の持ち主です。

菽々 小松シェフ

画像:藤田ショウ

福岡への移住前には、数々の人気レストランを手掛ける丸山智博シェフのピタサンド専門店『La Pita de maison cinquantecinq(ラ ピタ ドゥ メゾン サンカントサンク)』で働いた経験も。『菽々』の看板料理であるファラフェルは、このとき培ったレシピがルーツとなっています。

菽々 ファラフェルサンド

画像:藤田ショウ

その後、「いつかファラフェルのお店を立ち上げる」ことを丸山シェフと約束し、お子さんの誕生を機に福岡へ移住。独立を考えていたなか、幼稚園の“パパ友”の建築デザイナーから、1階が車庫、2階が事務所だった当物件をリノベーションするプロジェクトの紹介を受けたことが、『菽々』開業へと結びつきました。

菽々 看板

画像:藤田ショウ

店名の「菽」は、豆類の総称を表す漢字。響きのユニークさから、続けて発音する『菽々(しゅくしゅく)』という店名に至りましたが、厳かに物事を進める「粛々」の意味も込められています。

菽々 カード

画像:藤田ショウ

店内を包む壁は、やわらかな陰影をたたえた“砂壁”のような質感。ご夫妻がともに好んでいた風合いで、細かなひび割れさえも経年変化として愛おしみ、「長年ともに寄り添っていけたら」と優也さんは語ります。

菽々 内観

画像:藤田ショウ

2階のイートインスペースには、あたたかみのある黄檗色(きはだいろ)のカーペットが敷かれ、3卓のベンチ席と6席のカウンター席を配置。

菽々 内観

画像:藤田ショウ

スツールとチェア、そして1階入り口の手洗いシンクは、鹿児島を拠点に活動する作家・松田創意さんによるオーダーメイドです。

菽々 テーブル

画像:藤田ショウ

器は唐津焼や有田焼のものをショップと相談して厳選するなど、目に触れるものひとつひとつに小松ご夫妻のセンスが凝縮された、こだわりの世界観が広がっています。

菽々 シンク

画像:藤田ショウ

野菜たっぷりのファラフェルサンドから薬膳コーラまで!「菽々」のメニューをご紹介

『菽々』の看板メニューは、福岡市南区大楠のベーカリー『sou(ソウ)』のピタパンに、ファラフェルとたっぷりの野菜を詰め込んだ『ファラフェルサンド』(ハーフサイズ 1,300円/フルサイズ 1,700円)。

菽々 メニュー

画像:藤田ショウ

ひよこ豆のペーストである「フムス」をはじめ、ローストパプリカのトマト煮込み「マブッハ」、地中海風のチリソース「ハリッサ」、旬の緑野菜でつくる「グリーンソース」など、本格的な中東料理のオリエンタルな味が、サンドの中にぎゅっと凝縮されています。

菽々 メニュー

画像:藤田ショウ

同じ中身をお皿に盛りつけ、ピタパンを添えたのが『ファラフェルプレート』(1,700円)で、自分の好きな順番や組み合わせでピタパンに挟みながら、自由に楽しめるのが魅力です。

菽々 ファラフェルプレート

画像:藤田ショウ

主役とも言える種類豊富な野菜は、糸島市の農園『野菜やトラキ』のナスやズッキーニ、嘉穂郡桂川町『古野農場』のキュウリなど、地元農家とのつながりを大切にしたフレッシュな野菜の仕入れにこだわっています。

菽々 野菜

画像:藤田ショウ

なかでもトマトは、開業前から「いつかファラフェルの店を開くなら絶対にここのトマトにする」と決めていたという、糸島市『トマトファーム西農園』のカラフルトマトを使っていて、フルーティーでみずみずしい甘みが特徴です。

菽々 野菜

画像:藤田ショウ

また、優也さん自身が“モーニング難民”だった経験から、朝8時から11時までは『モーニングプレート』(1,600円)の提供も。『ファラフェルプレート』よりもボリュームを抑え、モロッコのスープ「ハリラ」か自家製の「豆乳ヨーグルト」のどちらかを選べるセットになっています。

こだわり抜かれたドリンクメニューも見どころのひとつで、『ホットコーヒー』(700円)は平尾『マリンバコーヒー』の豆を、空気の圧力を利用したエアロプレスで抽出するこだわりの一杯。

菽々 エアロプレス

画像:藤田ショウ

雑味がなく、輪郭のはっきりとした味わいが、スパイスで満たされた口の中をすっきりと整えてくれます。

菽々 コーヒ=

画像:藤田ショウ

一方の『アイスコーヒー』(900円)は、挽いた豆に一滴ずつ水を落とし、12時間以上かけてじっくりと抽出するウォータードリップ式。日を追うごとに香りが複雑に変化していくのだそうです。

菽々 コーヒー

画像:藤田ショウ

豆を挽くグラインダーは、糸島市在住で元Appleのプロダクトデザイナーであるダグラス・ウェバーさんが手がけた『Weber Workshops』の製品。

菽々 グラインダー

画像:藤田ショウ

グラインダーにつきものの動作音がほとんどしないことと、デザイン性の高さ、さらにダグラスさんがファラフェル好きという縁もあり、導入を決めたそうです。

さらに『自家製薬膳コーラ』(800円)は、20種類近いスパイスを純黒糖だけで煮出したオリジナルの味。煮出したては味が荒々しいため、1週間ほど寝かせながら微調整を重ねて仕上げています。

なお、メニューは基本的にすべてテイクアウトが可能。InstagramのDMで受け取り時間を事前に予約しておけば、待ち時間なくスムーズに受け取ることができます。

ローカルな新鮮野菜が主役の「ファラフェルサンド」と「ファラフェルプレート」を実食!

当日は、『ファラフェルサンド』(フルサイズ1,700円)と『ファラフェルプレート』(1,700円)を、『自家製薬膳コーラ』(800円)といっしょに注文しました。

菽々 ファラフェルプレート

画像:藤田ショウ

この日の『ファラフェルプレート』は、メキシカンレタスやコリンキー、万願寺唐辛子、ピーチトマト、ハナビラタケ、福岡県産のイチジク「博多とよみつひめ」など、色も形もそれぞれ異なるおよそ12種類の野菜がお皿を埋め尽くします。

菽々 ファラフェルプレート

画像:藤田ショウ

ファラフェルの中身は、ペースト状にしたひよこ豆に、玉ねぎやハーブ、そしてたっぷりのスパイス。時間が経ってもおいしく食べられるよう、ガリッとした衣の食感と豆のしっとり感にこだわっていて、注文を受けてからひとつずつ丸めて揚げています。

菽々 ファラフェルプレート

画像:藤田ショウ

一般的にはパセリを主役にすることが多いグリーンソースには、福岡県産の春菊を使用。ハリッサの爽やかな辛みとともに、春菊特有の青い香りが鼻を抜け、全体にアクセントを加えています。

ひよこ豆に中東のごまペースト「タヒニ」を合わせたフムスは、なめらかでクリーミーな仕上がり。余計なものを加えず素材感を大切にしたシンプルな味わいが、個性あふれる野菜の風味と相性抜群です。

菽々 ファラフェルプレート

画像:藤田ショウ

何度も試作を重ねたという『sou(ソウ)』の全粒粉のピタパンは、表面がパリッと香ばしく、内側はもちっとした食感。穏やかな酸味とともに、野菜とスパイスの力強い味わいをしっかりと受け止めます。

菽々 ピタパン

画像:藤田ショウ

一番人気は『ファラフェルプレート』ですが、実は優也さんのおすすめは『ファラフェルサンド』。具材を重ねる順番や切り方、サイズ感まで徹底的に研究して詰め込まれているため、すべての素材が一体となって押し寄せる満足感を味わえます。

菽々 ファラフェルサンド

画像:藤田ショウ

『自家製薬膳コーラ』はすっきりと飲みやすい味わい。黒糖のまろやかな甘みと炭酸の爽快感が広がったのちに、スパイシーな辛みがほんのりと余韻を残します。

菽々 コーラ

画像:藤田ショウ

スパイスが効いたパンチのある味わいをすっきりと整えてくれる、ファラフェルのおともに欠かせないドリンクです。

菽々 外観

画像:藤田ショウ

手を加えたくなる料理人としてのエゴよりも、ローカルな食材へ深いリスペクトを払いながら、素材本来のおいしさを生かす“引き算”を追求しているという優也さん。

福岡の地で縁を紡ぎながらゆっくりと馴染んでいく『菽々』が、これからどんな風に進化し、愛されていくのか。また足を運ぶのが楽しみな一軒です。(文/藤田ショウ)

<店舗情報の詳細は店名をクリック↓>
■菽々(しゅくしゅく)
住所:福岡県福岡市南区玉川町4-14-1
営業時間:8:00 〜 15:00(L.O. 14:30)※変動あり
定休日:日曜日+不定休
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【参考・画像】
※文・画像/藤田ショウ

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