
まさか訛ってたなんて!「方言だと思ってなかった」福岡の方言まとめ(2)
予期せぬきっかけで、「この言葉が方言!?」と驚いたことはありませんか。
今回も、福岡の人が標準語のつもりで使っていたり、方言だと気付いていなかったりしがちな言葉をご紹介していきます。
※この記事は、福岡生まれ・福岡育ち・福岡在住のARNE編集部スタッフの日常的な経験をもとに執筆しています。方言が持つ温かみやそこに息づく文化を楽しくお伝えしたいと考えており、方言に関する学術的な調査や文献による情報に基づく記事ではありません。そのため、専門的な見解とは異なる内容が含まれる可能性があることをあらかじめご了承ください。
1:ほげる
福岡の方言「ほげる」は、標準語では「(穴が)開く」という意味です。
「ほげる」はすでに穴が開いている状態を指し、「ほがす」は、穴を開けるという動作を意味します。
<使用例>
「その紙に棒を通すけん、穴ほがしとって」→標準語「その紙に棒を通すから、穴を開けておいて」
「靴下に穴がほげとう」→標準語「靴下に穴が開いてる」

画像:Shutterstock
2:いぼる
「いぼる」は福岡の方言で、「ぬかるみや泥に足が取られる」という意味です。
最近はなかなかないかもしれませんが、田んぼや湿地を歩いているときに足を取られた時などに使われます。標準語では「はまる」が近いようです。
相手のことを指摘するときは「いぼりようよ」「いぼっとうね」ともいいます。
<使用例>
「昨日の雨すごかったね。あそこの道でいぼったよ」→標準語「昨日の雨すごかったね。あそこの道で、ぬかるみに足が取られたよ」

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3:なるほどですね
福岡の方言では、語尾に「ね」をつけることが多いようです。「あれがですね、こうしてですね、そしてからですね、そのあとですね……」と、こまめに「ですね」を付けて話すのも、博多のおいさん界隈によく見られます。
中でも比較的若い人も使っているのが、「なるほど」にも「ですね」を付けた、「なるほどですね」。方言とは言えないものかもしれませんが、福岡の人ならではの言い方です。
ビジネスの場などで、バシッと標準語を話している雰囲気で「なるほどですね」を相槌や敬語のように使っている人もいます。でも、よその人なら違和感を感じずにはいられない表現なので気を付けて。

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いかがでしたか? なまっていても大丈夫。堂々と使いましょう。(文/ARNE編集部)
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