女性来場者がぞくぞく!世界が注目する西元祐貴の「龍のキセキ」展
今、世界中で注目を集める日本を代表する墨絵アーティスト・西元祐貴さん初の個展「龍のキセキ」が北九州市立美術館分館で開催中!この個展、なんと来場者の約7割が女性なのだとか!
大胆さと繊細さを持ち合わせ、躍動感にあふれる墨絵の作品に、女性たちの心を惹きつけてやまない魅力が隠されているのかもしれません。
そこで今回は、新進気鋭の人気墨絵アーティストの魅力を探るべく、ARNE編集部が西元さんご本人にお話を伺ってきましたのでご紹介します!
むき出しのアートを楽しんで
―「体感型のアート」と銘打ってありますが、「墨絵」と「体感型」は意外な組み合わせです。そこには西元さんのどんな想いがあるのでしょうか?
西元 アートに興味がないという人にも子どもにも気軽に来てほしくて。空間全体をデザインしていますし、作品のキャプションもなし、額装もしていません。「原画なのにそんな扱いでいいの?」といわれますが、墨を生で感じる、むき出しの見せ方がいいと思っています。ここをきっかけにもっとアートを楽しんでいただければ。
女性画は男性より女性ウケがいい!? 西元祐貴が描く女性画
―2年前の福岡展から始まった「龍のキセキ」は北九州で5カ所目とのこと。展示作品で追加された作品はありますか?
西元 2年前の開催から、新作20点を追加しました。そのうち、福岡でも好評だった女性画が13点。女性画は男性ウケするかと思いきや、女性が喜んでくれて驚いています。異性に同じ感覚を共感してもらえたのがすごく嬉しいですね。昔から女性のファッション誌を見るのは好きで、流行やメイクも意識して描くので、なんとなく時代が分かる作品になっていると思います。今作は口紅が濃い?ああ、それは“あいみょん効果”でしょう(笑)。
北九州展ならではの作品に出会える!隠れスポットも
―今回、北九州にまつわる注目の大作といえば「巌流島の決闘」。この作品について教えてください。
西元 今回のために書き下ろした「巌流島の決闘」は全長約16mの作品です。実際に行った巌流島(がんりゅうじま)は波が荒く、静けさがあり、ここで戦った様子が想像できるようだったので、小次郎と武蔵が相まみえる瞬間を描きました。小倉城には、戦う前の武蔵を描いた作品を展示して、小倉城庭園にも作品を一つ展示しています。隠れスポット的にめぐって、何か感じていただけたら。
会場で西元祐貴さんご本人に会えるかも!?
―インスタなどで、会場での西元さんの目撃情報もあるようですが、これは本当ですか?
西元 会場にはなるべく足を運びたいと思っています。来てくださる方と交流したいですし、意見も聞きたいんです。ただ、場内にいても意外に気づかれないんですよね。まさか「本人がいる」とは思わないのでしょうが。気軽に話しかけてくれたらいいのになって、切実に思っています。
作品と素直に向き合える「体感型のアート」だからこそ、迫力たっぷりに原画の魅力を感じることができそうです。特に新作の女性画には、女性にこそ触れてほしい魅力があります。会期は12月26日(木)まで。12月14日(土)にはサイン会も行われますよ。ぜひ北九州市立美術館分館へ!
<開催概要>
北九州のキセキ展
住所:北九州市立美術館分館 リバーウォーク北九州5F( 北九州市小倉北区室町1丁目1番1号)
電話番号:展覧会に関するお問い合わせ TEL:092-532-1111(FBS福岡放送内 平日9:30〜17:00)
会期:開催中~2019年12月26日(木)、会期中無休
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【画像・参考】
※ARNE編集部
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