侍や姫のなりきり体験に天守閣のクラブも!おもしろさ満点「小倉城」徹底ガイド(北九州市)
こんにちは! 育ち盛り4児ママはがです。
北九州随一の観光名所『小倉城』が、実は今おもしろいことになっているんです♪
今回子どもを連れて訪ねてみたので、その様子をレポートします。
遊んで学べる体感型エンタメスポットにリニューアル!見どころ満載の「小倉城」(北九州市小倉北区城内)
JR・小倉駅から徒歩約15分、JR・西小倉駅から徒歩約10分。ビルの谷間にぽっかり開いた自然豊かな場所にあるのが『小倉城』です。
西鉄バス停「室町・リバーウォーク」や「北九州市役所前」で下車するとお城の近くで便利。また、『勝山公園駐車場』や『市営勝山公園地下駐車場』があるため、車でもアクセスが良いですよ。
1602年、細川忠興公によって築城された『小倉城』。その後失火や戦などに見舞われましたが、1959年に今の形に再建され、より利用しやすいように2019年に内装と展示内容を大幅リニューアル。
「日本一おもしろき城」を目指し、体験型のレクリエーションを増やすなど、楽しみながら学べる、魅力たっぷりの体感型スポットに生まれ変わっているんです!
大手門(北九州市役所側)から坂を上がると、桜や銀杏の樹々が迎えてくれます。その先にある、提灯で囲われた入口から入城できます(入城料:一般350円)。
入口を入り階段を上がるとチケット売り場、その横の階段を上がると1階の展示フロアとなります。階段部分には昇降機が設置されており、車いすをご利用の方も移動しやすくなっています。1人で来ても、スタッフが移動の手伝いをするので気軽に声をかけてほしいとのこと!
気さくで元気なスタッフは忍者の姿で迎えてくれることもあるのだそう。
リニューアルで1階から最上階の5階までエレベーターが設置されて、各階の通路も広くとられているので車いすやベビーカーを利用する場合もゆっくりと歩けます。
また、案内パンフレットは日本語のほか、英語・韓国語・繁体字・簡体字のものが用意され、ほとんどの展示物の説明には英語の記載があります。
一部の案内では5種類の言語で表記。海外の方も『小倉城』について理解を深めることができそうですね♪
2022年には、小倉藩にゆかりの武将や武士を俳優陣が演じるスーパー城エンターテイメント集団『小倉城武将隊』が結成されました。
本格的な演技と殺陣で「おもしろ、おかしく、かっこよく」小倉城の魅力を発信していますよ。おまつりや各種イベントで雄姿を見ることができるので、ぜひチェックしてください。
侍や姫の「なりきり体験コーナー」や「流鏑馬」もできる1階フロア
1階には、小倉城400年の歴史を約10分で学べる『小倉城シアター』があります。ドラマチックな映像を、大迫力の大画面で楽しめますよ。なんと、北九州市のアンバサダーである俳優の草刈正雄さんのナレーションというのも大きな魅力!
ほかには、江戸時代の小倉城下町を再現したエリアがあり、流鏑馬(やぶさめ)や動く籠、もっこなどの貴重な体験コーナー(無料)は、子どもたちにも大人気。
うちの子どもたちは、動く馬の乗り物に乗って画面の的を狙う流鏑馬体験に夢中でした。※身長制限あり
小倉城にまつわる〇×ゲームでは、正解のほうにだけライトが照らされるという凝りよう。
また、鎧兜やお姫様の着物など江戸時代の衣装をまとい、なりきり体験が楽しめるコーナーも!
いまや世界的にも注目を集める「二十歳の記念式典」の“ド派手和装”の生みの親である、小倉北区のレンタル衣装店『みやび』とコラボし、衣装数点が常設されているのも見逃せません。豪華絢爛な着物は、外国人観光客にも人気があるそうですよ。
ちなみに、レプリカの兜は子どもサイズもあります。少し重たいので、小さなお子さんが着用する場合は、支えてあげたほうが良いかなと思いました。
1階は特に多くの来城者の笑い声や楽しそうな話し声が響き、まさに城下町の賑わいが再現されたかのようでしたよ。
2階~4階は見どころ満載の展示ブース
2階では、小倉城を築城するなどまちの礎を築いた細川忠興(ほそかわただおき)公をはじめとした小倉城ゆかりの武将を中心に、お城とまちの歴史を展示で学べます。
創建当時の天守閣を再現した模型や、細川忠興公が関ヶ原の戦いで使用したとされている甲冑のレプリカなどがありました。
ところどころ北九州の方言を使って説明されていて、地元民には親しみやすい内容。他県の方にも「お、何だろう」と興味を持ってもらえそうです。
3階は、巌流島の決闘で有名な小倉ゆかりの剣豪、宮本武蔵・佐々木小次郎を紹介。
壁一面を使った説明文は読みやすくクイズもあるなど趣向が凝らされているので、飽きることなく楽しみながら学ぶことができます。
巌流島の決闘の名場面を再現したフォトスポットも注目! 頭上から切りかかってくる宮本武蔵のリアルフィギアと一緒に写真を撮れますよ。
4階はギャラリー。市民の作品展や企画展が随時開催されているので、訪れるたびにさまざまな作品に出会えますよ。
5階天守閣では、さまざまなイベントやカフェ、「ナイトキャッスル」を開催
「小倉の街を元気にしたい、来てくれた人たちに楽しんでもらいたい」との想いから、小倉城でしかできないイベントを開催しているスタッフの方々。
360度、北九州市内を見渡せる5階の展望スペース(天守閣)は、なんと貸し切りOK。食事会に利用されることが多いそうですが、過去には地元のプロレス団体の試合や、若手の活躍の場を提供するためDJイベントも行われたそう!
2024年1月には、常設のバーカウンターが誕生。
10時~17時は『キャッスルカフェ』として、北九州の有名カフェが数日毎に入れ替わりながら登場。本格的なカフェタイムが過ごせますよ。
基本的に毎週土曜日に開催される『ナイトキャッスル』(4月~9月は19時、3月~11月は18時から)では、美しい天守閣からの夜景とともにお酒を楽しむことができる『ナイトキャッスルバー』や、フレアーバーテンダーのショータイムも体験できる『ナイトキャッスル プレミアムバー』、お食事も楽しめる『ナイトキャッスルダイニング』などさまざまなな楽しみ方を展開中。
非日常感が味わえるとあって、大人気なんだとか。
不定期で小倉城武将隊がおもてなしをしてくれる『ナイトキャッスル 酔処 武将隊』(入城料別、飲食代実費)も行われていますよ。
※次回は2024年4月13日(土)18時~22時予定
また、天守閣での『ナイトキャッスル クラブ』(入城料込み・2ドリンク付き、3,000円)も定期的に開催されていて話題! DJが奏でる音楽に、光が彩る空間……唯一無二の体験になりそうです。
※次回は2024年3月30日(土)・4月6日(土)予定
それぞれのイベントの開催日程や予約方法などの詳細は、小倉城公式ホームページで確認できます。
天守閣以外も要チェック
お城を出たら、大手門横にある『しろテラス』へ。「ラウンジ」「飲食コーナー」「お土産コーナー」「観光案内所」の4つのスペースが設けられています。
2023年12月にリニューアルオープン。売り場面積も増え、内装もこれまでとは全く違うシックなものに変わって魅力がUPしています。
小倉城でしか買えないお土産や北九州名物もずらり。飲食コーナーでは小倉の人気店『辻利茶舗』が入っているので、一息入れるのにもぴったりですよ。
『しろテラス』のそばにある大手門の石垣も注目。立派な巨石が多用されていて大迫力、子どもたちもその大きさに圧倒されていました!
築城当時そのままの姿が残っているそうで、歴史を感じます。
楽しいイベント満載「小倉城桜まつり」
『小倉城』は、北九州市屈指の桜の名所でもあります。桜と城との組み合わせは、絶景そのもの! 特に天守閣5階展望スペースから望む、城下一面に広がる桜は格別です。
2024年3月23日(土)~4月7日(日)には『小倉城桜まつり』が開催されます(期間中の小倉城施設営業時間 9時~21時)。
縁日風の屋台が登場するほか、小倉城武将隊の新作舞台や各種ステージイベントをはじめ、小倉城天守閣、天守閣前広場、小倉城庭園、歴史の道など一帯がさまざまな催しで盛り上がりますよ。
1年を通して魅力いっぱいの『小倉城』。
記事ではご紹介していませんが、敷地内には『小倉城庭園』や『松本清張記念館』もあり、1日たっぷり楽しめますよ。毎日日没後から22時までは天守閣のライトアップも行われています。
ぜひ、足を運んでみてください。(文/はが ともみ)
<施設情報の詳細は施設名をクリック↓>
■小倉城(こくらじょう)
住所:福岡県北九州市小倉北区城内2-1
営業時間:【4~10月】9:00~20:00、【11~3月】9:00~19:00
※「ナイトキャッスル」など、日によって営業時間が異なります
定休日:年中無休
入城料金:一般350円、中高生200円、小学生100円
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※本サイトの全てのコンテンツ(画像、文章等)について、無断で複製、転載、転用、改変等の二次利用を固く禁じます。判明した際には、法的措置をとる場合があります。
※文・画像/
※画像/小倉城
<こんな記事も読まれています>
◆【2024年最新】九州のイルミネーションスポット
◆【こんまり流】家の中スッキリ!片づけ術
◆【毎週水曜更新】イヴルルド遙華の12星座占い