水に浮かぶ色とりどりの花に感動!“福岡では珍しい”神社仏閣の「花手水」6選
世界を震撼させているコロナウイルス。それぞれが感染拡大対策を取る中、神社仏閣があみ出した「コロナ対策」は、意外なものでした。
神社の手水舎から消えた柄杓の代わりに現れた“花手水”
神社などでお参りをする前に手を清める場所、手水舎。
誰もが触れるためコロナの感染リスクの高まるとされるその場所を、水を抜いたり立ち入れないように封鎖する神社仏閣が増えています。そんな中、今年、各社で取られた対策があります。
それが、京都などの神社仏閣では比較的メジャーな「花手水」。
水の張ってある手水鉢に色とりどりの花を浮かべ、“見て楽しむ”という習慣は福岡には珍しく、ここ最近では、春日市の「春日神社」で紫陽花の時期に行われ、インスタ女子たちを虜にしていました(2020年は春日市の春日神社では実施されていません)。
しかし、今年はいくつもの神社仏閣が花手水を取り入れていたのです。
1:光の道で話題になった「宮地嶽神社」(福津市)
福津市にある、光の道で人気の「宮地嶽神社」で、紫陽花や菖蒲を使った花手水が設置されたのは、毎年開催されている菖蒲まつりが行われている6月初旬でした。
初めの頃は少なかった参拝者も、Instagramで拡散され増えたようです。
写真を撮影しているときにに居合わせた神社の関係者の方が「紫陽花が終わっても花を変えてしばらくは続けられたら」とおっしゃっていました。見る側としては、続くことを願うばかりです。
2:全国的に有名な学問の神様「太宰府天満宮」(太宰府市)でも
「太宰府天満宮」でも紫陽花を使った花手水が実施されていました(現在は終了しています)。
7月初旬にはフラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏が訪れ、豪雨で倒れた梅の木を使って4日間だけの花手水が設置されていました。
3:コミック『鬼滅の刃』の聖地で有名な恋愛の神様「宝満宮 竈門神社」でも
売れに売れたコミック『鬼滅の刃』の聖地ともなった「宝満宮 竈門神社」でも、紫陽花を使った花手水や、池にもデザイン性のある紫陽花が設置されるなど話題になりました。
休日は渋滞となり、あきらめる人々もいたほど。
さらにこちらも、ニコライ・バーグマン氏による花手水が4日間だけ設置されました。
※こちらも現在は花手水は設置されていません。
4:大きな観音菩薩で有名な「成田山久留米分院」(久留米市)でも!
久留米で車を走らせていると、きっと見かけたこともある大きな白い観音菩薩像のある「成田山久留米分院」(久留米市)。
こちらでは、紫陽花の次は、贅沢にガーベラをふんだんに使った花手水も話題になりました。
ガーベラは女性の中では人気の花ということもあり大変賑わっています。
5:コロナ蔓延より以前から・・・「春日神社」(田川市)
田川市にある「春日神社」では、コロナが流行する以前から、毎月1日と、6月の紫陽花の時期には花手水が行われていました。
今年は1日以外にも紫陽花をメインに、季節の花のアガパンサスやひまわり、ユリなどをつかい、目を楽しませてくれています。
7月5日(日)で一旦終了していますが、7月25日(土)の夏越祭にまた再開されます。
6:ニュータイプの花手水。浮かせるだけが花手水ではない!「現人神社」(那珂川市)がアツい
那珂川にある「現人神社」(那珂川市)では、新しい花手水が登場です。ガラスの筒に花がさしてあります。
こまめに色も花も変えてあるので行くたびに違いが楽しめます。
現人神社では、花の種類を変えながらこれからも花手水を続けるとのことで、これからも楽しむことができそうです(終わりの時期は未定)。
今年は紫陽花も終わりの時期を迎え、花手水を終えるところもでてきましたが、来年もこの花手水が福岡でも見られるとうれしいですね。(文/ayu.latte)
【参考・画像】
※ayu.latte
この記事は公開日時点での情報です。