そばの香りとトロトロカレーが相性抜群!60年愛され続ける「カレーそば」(北九州市八幡東区枝光本町)
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こんにちは。FBSアナウンサーの伊藤舞です。
カレー日記128回目は、北九州の老舗そば店が60年作り続けるカレーそばです。
FBS福岡放送『めんたいワイド』の「火曜カレー部」で取材したお店を詳しく紹介していきます。
創業75年の味!北九州の老舗「生そば 鶴亀」(北九州市八幡東区枝光本町)
北九州市八幡東区、今年春にオープンした『ジ アウトレット北九州』からすぐのところにある『生そば 鶴亀』。創業75年の老舗そば店です。
入り口横には「カレーそば」「老舗蕎麦屋名物」の文字! 期待が高まります!
店内に入るとお出汁の良い香りと、昔ながらのどこか懐かしい雰囲気。
さっそく名物の『カレーそば』を注文しました。
スパイスとそばの香りをダブルで堪能♡地元に愛され続ける「カレーそば」
60年間、地元に愛され続けてきている『カレーそば』(650円)がこちらです。
とろみの強いカレーにたっぷりのお肉と彩りを添えてくれるネギ。そばが全く見えません!
23種類のスパイスを使ったカレーは、レンゲですくうと、ほっとするお出汁の香りと共に、スパイシーな食欲そそる香りが一気に広がります。
ペーストになるまでじっくり炒めた玉ねぎと牛スープの甘み・旨みがしっかりあるので、辛さはそこまで感じません。
仕込みに3日間かけたカレーは、雑味がなく丁寧に時間をかけて作られたおいしさ。隠し味には刺身しょうゆを入れているそう!
そして、細麺のそばとカレーがよく絡みます。
スープにはデンマーク産の片栗粉を使用! 日本の片栗粉だと、とろみが強すぎるそうです。
お店自慢の麺は、更科粉を使った「二八そば」。すするとカレーの強い香りに負けずに、一気にそばの香りが口いっぱいに。
ゆでたそばをしっかり水で締めることで、カレーに負けない風味と食感になるそう。
とろとろカレースープとコシのある麺、この2つの食感をしっかり両方堪能できるのも、このカレーそばの魅力です。
さらに、お店のオススメは残ったカレーのスープと白ご飯を一緒にいただくこと!
とろみが強いのでカレーのスープがご飯に染み込まず、ふんわりと甘みのあるご飯の味わいと一緒にカレーを堪能できます。
実は、カレーとは別に甘辛く味付けされている牛肉の旨みも、ご飯と一緒に食べるとより引き立って感じられます。
このようにご飯にかけてもいいし、スープの残った丼にご飯を投入すると「カレーリゾット」のような食感でも楽しめるそう。
最後までそのおいしさを余すことなくいただけます。
きっかけは給食!?老舗がカレーそばを始めた理由とは?
創業75年の『生そば 鶴亀』。戦前はこの地で「豆腐屋」を営んでいたそう。戦後「そば屋」として営業をはじめ、今は3代目がその味を守っています。
皿倉山から引いた水を使ったそばは、地元に愛され続ける老舗の味。
そんな老舗のカレーそばは歴史が古く、提供を始めたのは60年ほど前。当時、給食をきっかけに人気が出た「カレーライス」からヒントを得て『カレーそば』を作ったそう。3代目がまだ小学生のころでした。
当時はスパイスを売っているお店も少なく、唯一スパイスを取り扱っていた門司のお店にお世話になったとのこと。
以来、そのおいしさを追求し続けて、ようやくここ10年で完成系の味にたどり着いたのだとか。
老舗の歴史を感じる『カレーそば』、お店の雰囲気と一緒に、ぜひ一度味わってみてください。(文/伊藤舞)
<店舗情報>
■生そば 鶴亀
住所:北九州市八幡東区枝光本町7-29
※この記事は公開時点での情報です。※文中価格は税込みです。
※文・画像/伊藤舞
※FBS福岡放送『めんたいワイド』(月曜~金曜 午後3時48分~)
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